
毎回ウイスキーをいただきホントありがとうございます!
それで私は丁度ロンシン125をバラす所だったので見学していただいたんだが、
誰かが開けられたみたいなんだがクラッチとクランクケースにガスケットが入っていなかったり、
ヘッドのノックピンが全く違う場所に入ってたり、
ミッションのCクリップやスペーサーが無くチェンジ出来なかったりと、
全くの素人がバラして組んだ感が凄いんだが、
ただウチにフルオーバーホールに出す前に行われるなら全く問題無いっす。
まぁ私は自称だが日本一ロンシン125を愛してる人間だから、
ちゃんと元通り以上にしてお返しいたしますぜ。
今回のご依頼はフルパワー化も入ってはいるんだが、
その前にエンジンに施されたシルバー塗装を剥離してもらうためマストテクノさんに持って行く。

ロンシン125をバラした後はスターターのワンウェイクラッチが壊れていたW190改212ccの組み立て。
本来は異音がすると言う修理だったから私が組み間違えたと思い色々チェックしたが全く問題無く、
ただセルのワンウェイクラッチのローラーは偏摩耗してるしセルのチェーンは伸び伸びでケースに当たっていたみたいで、
セルを使い過ぎたためのジェネレーター側の故障だったと思われる。
よってセルのチェーンやワンウェイクラッチの中身を新品に一式交換したが、
ウチで始動確認は出来ないから返却してセルを酷使せず始動していただくしかないかなぁ。
まぁキックで始動してとは口が裂けても言えない立場なんだけど、
不思議とこの手の修理以降は同じ壊し方される方はいないから、
多分だが大丈夫なんじゃないかと思う。
今までも散々書いて来たがW190系エンジンは始動系が致命的に弱く、
キックでケッチン喰らえばワンパンでクランクケース割れるわ、
セルを使い過ぎればワンウェイクラッチがたかが数分で壊れる始末。
よってW190系やプライマリキックスタートのエンジンの最も良い始動方法は…
押しがけですw
つまり始動系が弱いなら使わなければ良いと言う単純な選択なんだが、
毎回押しがけしなさいとも言えないため、
極力セルモーターを回す時間を減らす努力だけはしていただきたいです。
明日なんだが私の人生最後の整備主任者講習の法令編があり、
午前中は銀行の方と会う予定で午後からは講習会だから1日が潰れると思われ、
多分だが明日は何も進まないと思われる。
ただ加工に出してる部品が明日帰って来るとは思えないから、
明日は脳内機能を止めてしまえば実質休日みたいなもんだわ。