団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

「なーんもだ」と「なんでんなか」は、お礼の返しの最高峰ではないか。

2019-12-03 03:59:55 | 日記
 中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「お礼の返し」というタイトルで飛島圭介さんがエッセーを書かれていました。




 北海道で知人に大ごちそうになり、心を込めてお礼を申し述べたら、
「なーんもだ」と言われた。

 このなーんもだ」におじさんはいたく感動したのだった。

 ふだん使っている関東方言では、この言葉に匹敵するお礼の返しはない。
意味としたら「何でもないよ」となるのだろうが、ニュアンスが全然違う。

 「気にしなくていい」「何もできなくてすまない」などの微妙な矜持(きょうじ)と謙遜が入り交じった独特の言い回しなのだ。

 関東でよく使うお礼の返しに「どういたしまして」がある。
普通に言っても少々きつい感じがしないか。

 これを切り口上で言われたら、喧嘩を売っていると思われかねない。
やはり、「行き届きませんで」とか、「いやいや」「なんのなんの」を付けて「どういたしまして」と言えば、
北海道の「なーんもだ」に対抗しうるお礼の返しかもしれない。

 熊本の友人に旅行の世話をしてもらい、
そのきめ細かい配慮にお礼を言ったところ、「いやあ、なんでんなか」と言われた。

 これもすばらしいなあとおじさんは心底感嘆した。

 「なーんもだ」と「なんでんなか」は、お礼の返しの最高峰ではないか。



 以上です。


 「なーんもだ」という北海道弁を聞いたことがなかったですが、「いいから、いいから」という意味のようです。
「なんでんなか」も初めて聞きましたが、ネットで調べると、佐世保弁で「なんでもない」という意味らしい。
方言は、柔らかい言葉が多いですね。(笑)
その地方の方言を残していきたいですね。







Nat King Cole - "The Christmas Song" (1961)
コメント (6)
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