中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「お礼の返し」というタイトルで飛島圭介さんがエッセーを書かれていました。
北海道で知人に大ごちそうになり、心を込めてお礼を申し述べたら、
「なーんもだ」と言われた。
このなーんもだ」におじさんはいたく感動したのだった。
ふだん使っている関東方言では、この言葉に匹敵するお礼の返しはない。
意味としたら「何でもないよ」となるのだろうが、ニュアンスが全然違う。
「気にしなくていい」「何もできなくてすまない」などの微妙な矜持(きょうじ)と謙遜が入り交じった独特の言い回しなのだ。
関東でよく使うお礼の返しに「どういたしまして」がある。
普通に言っても少々きつい感じがしないか。
これを切り口上で言われたら、喧嘩を売っていると思われかねない。
やはり、「行き届きませんで」とか、「いやいや」「なんのなんの」を付けて「どういたしまして」と言えば、
北海道の「なーんもだ」に対抗しうるお礼の返しかもしれない。
熊本の友人に旅行の世話をしてもらい、
そのきめ細かい配慮にお礼を言ったところ、「いやあ、なんでんなか」と言われた。
これもすばらしいなあとおじさんは心底感嘆した。
「なーんもだ」と「なんでんなか」は、お礼の返しの最高峰ではないか。
以上です。
「なーんもだ」という北海道弁を聞いたことがなかったですが、「いいから、いいから」という意味のようです。
「なんでんなか」も初めて聞きましたが、ネットで調べると、佐世保弁で「なんでもない」という意味らしい。
方言は、柔らかい言葉が多いですね。(笑)
その地方の方言を残していきたいですね。
Nat King Cole - "The Christmas Song" (1961)
北海道で知人に大ごちそうになり、心を込めてお礼を申し述べたら、
「なーんもだ」と言われた。
このなーんもだ」におじさんはいたく感動したのだった。
ふだん使っている関東方言では、この言葉に匹敵するお礼の返しはない。
意味としたら「何でもないよ」となるのだろうが、ニュアンスが全然違う。
「気にしなくていい」「何もできなくてすまない」などの微妙な矜持(きょうじ)と謙遜が入り交じった独特の言い回しなのだ。
関東でよく使うお礼の返しに「どういたしまして」がある。
普通に言っても少々きつい感じがしないか。
これを切り口上で言われたら、喧嘩を売っていると思われかねない。
やはり、「行き届きませんで」とか、「いやいや」「なんのなんの」を付けて「どういたしまして」と言えば、
北海道の「なーんもだ」に対抗しうるお礼の返しかもしれない。
熊本の友人に旅行の世話をしてもらい、
そのきめ細かい配慮にお礼を言ったところ、「いやあ、なんでんなか」と言われた。
これもすばらしいなあとおじさんは心底感嘆した。
「なーんもだ」と「なんでんなか」は、お礼の返しの最高峰ではないか。
以上です。
「なーんもだ」という北海道弁を聞いたことがなかったですが、「いいから、いいから」という意味のようです。
「なんでんなか」も初めて聞きましたが、ネットで調べると、佐世保弁で「なんでもない」という意味らしい。
方言は、柔らかい言葉が多いですね。(笑)
その地方の方言を残していきたいですね。
Nat King Cole - "The Christmas Song" (1961)