団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

なーんにもせず、めし食って寝てるだけのじいさんなんて、死んでるのと同じでしょ

2020-04-06 02:09:14 | 日記
 中日新聞の「気まぐれ定年塾」に「定年漂流」というタイトルで、西田小夜子さんがエッセーを書かれていました。



 私は小さな新聞社の依頼で「定年漂流」という短編集を、二年間連載した。
すぐに小学館がきれいな文庫本にすると、本がたくさん売れ、ヒエーとびっくりした。
十五年も昔のことである。

 六十二歳で定年退職した私の夫は寝転んでテレビを見ながら「ふふん、男が会社で働いている時、
女はブラブラ遊び暮らしてたのか」とあきれ顔で言った。

 家事、雑用、弁当、食事作りに追われる妻に、休みがないことを男は知らない。
夫の定年で五十代の私は疲労が重なり、倒れそうになった。

 趣味もなく、安らかに余生を送りたい六十男たちは、毎日家に居座るだけだ。
新聞広告で私の小説を見た夫は「何だこれは!」と血相を変える。

 口うるさい夫にブツブツ言われるうち、私は病気になってしまい手術した。

 「なーんにもせず、めし食って寝てるだけのじいさんなんて、死んでるのと同じでしょ」と、
勇気を出して夫にぶつける。

 私が続けて三冊、定年夫婦の本を頼まれ書きまくっていると、
病気も逃げていった。

 「定年漂流」の短編には、読者から悲痛な手紙や電話がたくさん届いた。
今も有名な劇団の俳優さんがあちこちで公演してくれる。

 先日、私は定年後の夫に悩む妻に関する新聞記事や投稿を読み、
あらためて夫婦の在り方について考えさせられた。

 妻に頑固夫を調教する方法はあるし「夫原病」という言葉は前から使われ、
夫婦が仲良く暮らす生き方もあるのよ。
負けないでね。


 以上です。


 西田小夜子さんのご主人も奥様の労働には無理解のようで。(苦笑)
ご主人の無理解を題材にして、定年後の夫婦間の問題を小説に書かれているようですね。

>家事、雑用、弁当、食事作りに追われる妻に、休みがないことを男は知らない。

 私も家事を手伝うようになって、初めて家事の大変さを知りましたね。(苦笑)
家事をするぐらいなら、会社に行っている方が楽だと思ったことも度々です。
かみさんは家にいて、楽しているなぁと思いましたが、とんでもない誤解でした。


>「なーんにもせず、めし食って寝てるだけのじいさんなんて、死んでるのと同じでしょ」と、
勇気を出して夫にぶつける。

 西田さんのようなしっかりした女性でも、ご主人に物申すときには勇気がいるんだ!
うちのかみさんはしょっちゅう私に物申していますが、
勇気を絞り出して言っているとはとても思えませんが。(苦笑)

 私が思うには、定年後はかみさんの得意な土俵に乗らなければいけなくなります。
少しはハンディが欲しいと思うのですが。(笑)






若いって素晴らしい 俺たちの旅
コメント (8)
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