団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

人々が次第に余裕を失い、「正義」を振りかざす風潮があるとすれば、これまた恐ろしい。

2020-04-29 04:22:37 | 日記
  中日新聞の「中日春秋」というコラムから。



 戦争中の家族を描く井上ひさしの「きらめく星座 昭和オデオン堂物語」にすき焼きをめぐる場面がある。
物のない時代。

 幸運にも手に入れた牛肉を前に家族らが考え込む。

 すき焼きをしても大丈夫か。
「経済警察にかけこんだ人のゐたんですって」

 「あそこの家がなぜすき焼きができるのか、しっかり調べてくださいと密告したわけです」。

 いやな時代である。
すき焼き密告が分からぬでもない現在か。

 新型コロナウィルス対策の外出自粛。
自分は守っているのに遊びに出かける人もいる、
休業を要請されているのに営業している店もあるではないか。

 程度の差こそあれ、こうした不満はどなたにもあるだろう。
警察への110番通報が増えている地域もあるそうだ。

 内容は「あの店が営業をしているのはけしからん」という類らしい。
自粛はあくまで要請であって、無視しても、違反ではなく、
警察の出る幕ではないのだが、文句を言わなくては気が治まらなくなっているのか。

 徳島などでは「疎開」を疑い、他県ナンバーの車に対する嫌がらせ行為も報告される。
自粛要請に平然と背を向ける人も嘆かわしいが、不自由な生活の中で、
人々が次第に余裕を失い、「正義」を振りかざす風潮があるとすれば、これまた恐ろしい。

 あのすき焼きの時代と変わらぬ。
マスク無しでも息苦しい。


 以上です。


>新型コロナウィルス対策の外出自粛。
自分は守っているのに遊びに出かける人もいる。

 いくら個人の自由といっても、腹が立ちますね。
それこそ密告したくなります。(苦笑)

>内容は「あの店が営業をしているのはけしからん」という類らしい。
自粛はあくまで要請であって、無視しても、違反ではなく、
警察の出る幕ではないのだが、文句を言わなくては気が治まらなくなっているのか。

 政府とか自治体が自粛要請だけして補償はしないので、当然メシの食い上げになるので
業者は営業するでしょうね。

 素人考えですが、5月末ひと月でコロナウィルス禍を終息させるという目標を立て、
大変なお金がかかるでしょうが業者の補償をして、営業をストップさせてはいかがでしょうか?
ひと月間の補償なら可能だと思うのですが。
補償をすれば、パチンコ店も営業をやめるでしょう。

 ここで金を惜しんで、業者に自粛なんて生ぬるい政策を取っていてはいけないと思うのですが。


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