団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

そうは問屋がおろさなかったですが。(苦笑)

2020-04-18 05:23:24 | 日記
 中日新聞の「気まぐれ定年塾」に西田小夜子さんが「ぶらぶらおじん」というタイトルでエッセーを書かれていました。



 正幸さんは63歳まで働き続けた後、会社を退職した。
65歳まで働いてもよかったが、自宅で一日中のんびり暮らすのはいい、という先輩の言葉が、頭を離れなかったのだ。

 結婚直後は妻も会社に勤めていたが、子どもが生まれると家事、育児に専念する。
正幸さんも50代までは仕事が面白かったし、昇進して毎日が元気だった。

 体が疲れたのは50も終わるころだ。
妻を見るたび「女はいいなあ。いつもヒマ人の昼寝女」と、いやみをぶつけた。

 退職すると、心も体も晴ればれした。
満員電車に乗らなくてもいい。

 夜中まで好きなテレビを見て、朝7時にゆっくり起きると朝食が用意されている。
子どもは結婚して孫もいるし、これからは楽しく遊んで暮らしたいものだ、

 あっさりと2年が過ぎたころ、女房の顔つきがおかしい。

 「何だよ。どうかしたのか」
不機嫌な声で言うと、妻はじっと正幸さんを見つめた。

 「退職後のあなたって何よ。毎日12時間寝て、起きたら3食たべて、また寝るだけよね」

 「おまえだって、好きなようにやってるじゃないか」

 妻に言った後、考えてみると、妻は町内会の仕事もあり、朝から夜まで家の内と外で働き通しだ。

 現役時代は自分のことしか見えず、妻が50代で夜間大学に入学し、
苦学の末に卒業したのも知らなかった。

 「退職後はテレビと昼寝でぼんやり暮らすのね。
あなたはただのぶらぶらおじさんよ」


 以上です。


何かこのエッセイ、作者とご主人の関係を書かれているような気がしました。
私も定年後、かみさんが現役時代のように取り扱ってくれて、のんびり過ごしていたいと思っていました。
そうは問屋がおろさなかったですが。(苦笑)

 いつ奥様が爆発するかヒヤヒヤしていました。
このご主人は二年間ものんびりされて良かったのでは。(笑)

 まぁ、身近にいて奥様の多忙さにやっと気づかれたようなので、
これからは少しは変わられるのでは?






【TV】NOKKO「人魚」2010
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする