団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

私が現役の頃、かみさんはどんなに忙しくても玄関先まで来て見送ってくれました。

2023-07-19 01:31:49 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」に「魔法の握手」というタイトルで、66歳の女性が投稿されていました。

 「行ってらっしゃい」と、私はいつも握手で送り出している。

 それもとうとう終わりの日がやってきた。

 勤続四十五年、退任の日を迎えたからだ。

 思えば三十代の頃、知人の先輩から、「握手して旦那さまを送り出すとすごくいいわよ!!」と教えていただいたことがあった。

 「本当にそうかなあ」と半信半疑で翌朝、早速実行して見た。

 夫は「えーっ!!」と照れて、その日はタッチしただけで出かけてしまい「あー失敗」。

 次の日、また次の日も、私のチャレンジは続いた。

 そして、それからなんと今日まで続いている。

 前日、喧嘩をして少し気まずい朝も、子どもが病気になり心が押しつぶされそうになっていた時も、黙って差し出す私の手を、そっと握手して応えてくれた。

 その時、一瞬で私の心の中を温かい風が満たしてくれた。

 魔法の握手に、私は何度救われたことか。

 今では、自然に夫からも握手をしてくれるようになった。

 今日は退任の日。

 ありったけの笑顔で感謝の気持ちを込めて、握手にも力が入った。

 長い間、お疲れさまでした。

 そして、これからの新たな人生の旅も、魔法の握手といっしょに仲良く続けていけたらと願い、夫の車に手を振る私が、そこにいた。

 以上です。

>「本当にそうかなあ」と半信半疑で翌朝、早速実行して見た。
 夫は「えーっ!!」と照れて、その日はタッチしただけで出かけてしまい「あー失敗」。
 次の日、また次の日も、私のチャレンジは続いた。
 そして、それからなんと今日まで続いている。

 普通なら、一、二度失敗すると諦めるのに、この奥様決心されると何が何でもやり通されるんですね。
 
>前日、喧嘩をして少し気まずい朝も、子どもが病気になり心が押しつぶされそうになっていた時も、黙って差し出す私の手を、そっと握手して応えてくれた。
 その時、一瞬で私の心の中を温かい風が満たしてくれた。
 魔法の握手に、私は何度救われたことか。

 握手に、そんな効用があるんですね。

 私が現役の頃、かみさんはどんなに忙しくても玄関先まで来て見送ってくれました。

 私も握手だと、このご主人のように照れてしまうと思います。ハグの方がいいですね。笑い






さよならの夏 森山良子 1976
コメント (8)
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