団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

この投稿者さんは、私の想像外の女性でした。

2023-07-17 01:03:11 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」に「木の戸」というタイトルで、83歳の女性が投稿されていました。

 居間の建具に、風も日の光も通さない木の戸があります。

 六十年前、私がこの家に嫁いだ時にはありました。

 義母が固く絞った雑巾で拭くことを教えてくれ、その仕事をバトンタッチされたことは言うまでもありません。

 木の温もりが好きで、楽しんで拭きました。

 夫は三代目で、初代のご先祖様が本家を出る時に建ててもらった家でした。

 三人の義弟もいて「姉さん、姉さん」と慕ってくれて、とても嬉しかったです。

 時代の流れで、土間にあった竃(かまど)が消え、フローリングの床に流し台、ガス台、炊飯器が並びました。

 大きなテーブルで楽しい食事もできました。

 家のリフォームもしましたが、居間の木の戸は貫禄十分で、デンと立っていました。

 義弟たちが家を離れていく寂しさがあり、義父母を見送る悲しさが続きました。

 子どもたちも成人して、それぞれの道を歩み始めてくれると、夫と二人の生活になりました。

 時々帰ってくる子や孫の顔を見るのが一番の楽しみでした。

 十年前、夫が旅立ってからは、子どもたちに支えられての一人暮らしになりました。

 優しいご近所さんには毎日感謝しています。

 この家と私の人生を見守ってくれた木の戸を前に、これからも見守ってくれることを願い、固く絞った布で丁寧に、丁寧に拭こうと思っています。

 以上です。

 まさに理想のお嫁さんですね。

 世の中には、こんなお嫁さんがいるんだ。
 
>義母が固く絞った雑巾で拭くことを教えてくれ、その仕事をバトンタッチされたことは言うまでもありません。

 義母さんは、やっとこの仕事を譲ることが出来て助かったと思われたのでは?

 木の戸って、どんな戸なのかな?




 こんな戸なのかな?

 よく分かりませんが、固く絞った雑巾で、毎日拭かれたなんて。

 大変な作業だと思うのですが。
 
>三人の義弟もいて「姉さん、姉さん」と慕ってくれて、とても嬉しかったです。

 普通なら小姑なんかと一緒に住むのは、嫌がられると思いますが。

>義弟たちが家を離れていく寂しさがあり、義父母を見送る悲しさが続きました。

 そうなんだ。
 小姑はいなくなるし、義父母はいなくなるしで、やっとのノンビリ出来るのに。
 寂しがったり、悲しんだりしていらっしやるなんて。

 私には信じられないです。

 この投稿者さんは、私の想像外の女性でした。







片想い  森山良子 1973
コメント (6)
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