中日新聞の「くらしの作文」に「頑張ってくださ〜い」というタイトルで、59歳の男性が投稿されていました。
私は四十年、配達の仕事をしています。
最近は持病の心房細動の症状が進み、息切れに悩まされつつ、仕事をこなしています。
心房細動は、一定のリズムを刻んで動くべき心房が、小刻みに震えてしまう不整脈の一種。
動悸や息切れが現れます。
配達作業は階段の上り下りが多く、数段上がるだけで肩で息をしてしまう始末。
配達先には、階段を上る家が数軒続く箇所があり、いつも「ハァハァ」と言いながら配達をしていました。
ある日、その階段を上がっていると、どこからともなく「頑張ってくださ〜い!」の声が聞こえてきました。
辺りを見渡しても人影はなし。
ふと向かいを見ると、小学校の校舎二階の窓から、子どもさんたちが、手を振っています。
私と目が合うと、もう一度、「頑張ってくださ〜い!」と叫びました。
私も手を振りながら「ありがと〜!」と応えました。
一瞬にして足取りと心が軽くなり、軽快に階段を上れました。
幼い時はよく言われた「頑張って」という言葉も、久しく言われていませんでした。
デリケートな現代社会では、使い方に気を遣う「頑張って」。
しかし、その日、私は小学生に言われて、心底嬉しく励まされました。
今でも階段の前に立つと、あの声が聞こえてきます。
「頑張ってくださ〜い!」
以上です。
投稿者さんが階段を「ハァハァ」と言いながら配達の為に階段を上がっていると
「頑張ってくださ〜い!」という子どもたちの声が聞こえて、励まされたとのお話。
いいお話ですね。
>デリケートな現代社会では、使い方に気を遣う「頑張って」。
そうですよね、うかつに「頑張って」なんて言えませんね。
あるシングルマザーさんが「頑張って」とよく言われるが、いつも「頑張っている」。
これ以上「頑張れない」と言われたことがあります。
私も彼女に「頑張って」なんてうかつに言えないなと思いました。
話は変わって、うちは東京にいる娘に毎月日用品を送っています。
歳を取られた方は台車でエレベーターに乗って取りに来られますが、若い人は台車を持たずに荷物を取りに来られます。
エレベーターを利用していると時間をくい、配達に時間がかかってしまう。
階段で荷物を運べは、時間が短縮出来ると考えているようです。
確かに時間は短縮出来ますが、腰には悪いでしょうね。
それだけ1日で配達しなければいけない荷物が多いんでしょうね。
投稿者さんは、心房細動の持病がお有りとのこと。
職種を変えてもらう事は無理なのかな?
心配になります。
投稿者さんはまだ59歳、定年には早すぎるから、これからも大変なのではと心配になります。
秋桜/さだまさし(まさしんぐWORLDコンサート「カーニバル」)