8日は会社を早退させていただき、かかりつけの糖尿病専門医のもとへ。
こちらでは当番制を敷いており、主治医として担当してくれている先生がいるのだが、何と発熱のためにお休みとのこと。まさかインフルエンザではないでしょうな・・・。まあ、他の先生でもカルテを見ればきちんと診察はしてくれるから問題ないのだが、患者さんの中には先生との相性で主治医を「指名」する方もいらっしゃるとか。
これは入院生活中でも感じていたことなのだが、糖尿病専門医というのは直接手術などで手を下す、というよりは、生活習慣や時にはメンタルな面まで含めた「患者にとってのカウンセラー」という側面が強いと思う。だからか、その先生が休みということに対して受付嬢にえらく文句をいう患者もいたりする。
さて、採尿、採血を行った後しばらくして、代わりの先生の診察を受ける。この先生も入院中に顔を合わせたことがあるので特に不安というのはない。
本日の結果は、血糖値(空腹時)103は自己測定中でも2ケタはよくあることだから「まあ、こんなもんかいな」と思っていたが、HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)が6.7%だった。
思えば2ヶ月ほど前に初診で訪れたときはHbA1cは12%超え、そして退院後の先月中旬では9.1%だったのが、今回が6.7%。理想が5.8%未満で、6.5%以下なら「まあ良好でしょう」というレベルに一気に近づいたのは自分でもビックリ。ものの本ではこの値を1%下げるだけでもなかなか難しいと言われているが、これには先生も「こういうコントロールが可能ということで、院内講義でサンプルで使ってもいいくらい」と感心していた。
ただ、これでまだ安心というわけでもないだろう。とりあえず、これまで処方していたインシュリンの継続を申し出て(先生は「どっちにしようか?」と迷っていたようだが)、毎食前(朝4単位・昼2単位・夜4単位)打っていた超速効型の注射を、朝と夜のみ2単位ずつに減らし、昼食前については取りやめることになった。これで、職場での昼食前に別室にこもって注射をする負担が軽減された。そして持続型の注射を夜に6単位(現状維持)、それに飲み薬という布陣に変更となった。最初に8単位ずつ注射していたときのことを思えばかなり改善である。
自分で少しずつ取り組んでいる食事・運動療法はもちろん続ける必要があるし、一度下された糖尿病というものは今後治るものではなく「基礎疾患として一生ついてまわる」ものだ。ただ、長い治療期間だからこそ自分で「どうつきあっていくか」ということを考えることが必要で、入れ込むところは入れ込むが、抜くところは抜くこともマスターすることになる。女性とではなく病気と付き合うというのは、ちょっとアレだけど・・・。
この後は急激に数値がよくなるということはなく落ち着いていくとのことなので、後は悪くならないようなコントロールを心がけていこう・・・!