オリックス・バファローズは見事に最下位決定という体たらく。そして次期監督というのが岡田彰布氏に決定という。
山田ではなくて岡田か・・・。かつてドラフト会議で「"星"と"島"を書き間違えたんじゃねーの?」と言った方がいらっしゃいましたが、やはりパ・リーグ派としては元阪神の人気選手が監督というのはちょいと違和感がある。先日お亡くなりになった土井正三さん以上かな。ましてや、次期の阪神監督の目がしばらくなさそうというからという動機で、それまでの「腰かけ」でオリックスの監督を引き受けるとは、頼むほうも頼むほうだし、受けるほうも受けるほうである。球団の考えもどうだかなあ・・・。阪急・近鉄OBを活用しようという考えはないのか・・・?
よしわかった。岡田監督ならば、球場を訪れてしょーもない試合をやるようなら、誰はばかることなく監督へ野次を飛ばしたり、監督の辞任を訴える横断幕をかかげるなどの行為は個人的にやってもいいのではないかと思っている。そこはプラスに考えましょう。
さて、そんな中でプロ野球独立リーグ・BCリーグの話題から。
北陸、上信越各地区の地区チャンピオンシップが行われた。BCリーグの優勝決定方式はなかなか複雑で、改めて整理すると・・・
○6球団が北陸、上信越の2地区に分かれるが、両地区交えた総当り式の公式戦を「前後期制」で戦う。
○前後期の優勝チームによる地区チャンピオンシップ(3回戦)を行う。ただし、前後期とも優勝チームが同じの場合は、年間通算勝率で2位のチームが対戦相手となる。この場合、優勝チームが1つ勝てば地区チャンピオンに決定(2位のチームは3連勝しなければならない)。
○北陸、上信越両地区の地区チャンピオンによるBCリーグチャンピオンシップ(5回戦)を行う。先に3つ勝ったほうがリーグチャンピオン。
○リーグチャンピオンは、四国・九州アイランドリーグのチャンピオンチームとの「グランドチャンピオンシップ」に臨む。5回戦で3つ勝ったほうが独立リーグ日本一。
・・・とまあ、こういう図式。現在考えうるいろんな対戦方式が網羅されているといっていいだろう。
今シーズンは、北陸地区が石川ミリオンスターズ、上信越地区が群馬ダイヤモンドペガサスが前後期とも地区優勝を果たし、それぞれ年間2位の富山サンダーバーズ、新潟アルビレックスBCとの地区チャンピオンシップという組み合わせとなった。上信越では群馬が新潟に1勝して地区制覇となったが、北陸は石川と富山の混戦となった。
とにかくこの両チーム、BCリーグ発足時からライバル関係で、実力もほぼ拮抗している。石川が前後期とも地区優勝と書いたが、前期は同率(直接対決の勝敗差で石川優勝)、後期も最後まで接戦を演じていた。
そして迎えた地区チャンピオンシップ、3連勝しなければ地区制覇がない富山が2連勝と「逆王手」。続く第3戦も9回までリードを奪い、逆転での地区制覇もそこまで見えてきたところ。
ところがHP上でスコアボードを見ると、9回裏の石川の攻撃で「3点×」の数字が入っており、逆転サヨナラで勝利をつかみ、1勝2敗ながらアドバンテージで石川が地区制覇ということになったようだ。
早速、石川球団の広報紙(?)である北國新聞のHPをのぞいてみると、9回裏に代打・平泉が逆転サヨナラ2ランを放ったとあった。
代打・平泉・・・。
8月末に金沢の市民球場に石川対富山の公式戦を観にいったのだが、9回2アウトまで1対0とリードしていた富山、完封目前の萩原投手から代打で逆転サヨナラ2ランを放ったのが、この平泉である。それがこの大事な試合で代打で登場し、同じ萩原から逆転サヨナラ2ラン・・・・。これは絶対「何かを持っている」選手だなと思う。その場をライブで観たわけではないが、その場に居合わせていたら本当に鳥肌が立ったことだろう(写真は。8月観戦時のもの)。
本当に「石川の底力」を実感するところである。
これで、今週末と来週末に行われるBCリーグチャンピオンシップは、群馬対石川の組み合わせとなった。ちょうど来週の連休には金沢での試合が予定されている。これはぜひ観戦してみたいものだ。群馬からはあの「風天馬」の応援団がやってくるのだろうが、ここは石川のほうにちょいと肩入れしてみようかな?
ちょうど「鉄道の日記念乗り放題きっぷ」も発売される頃なので鈍行乗り継ぎでもいいし、高速道路ETC割引を利用するのもいいだろう。ぜひとも地域盛り上がりのイベントに身を置いてみたいものである・・・・。