まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

サブマリン、新潟に上陸か

2009年09月09日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

9日の試合でも楽天に敗れたオリックス・バファローズ。これで今シーズンの負け越しが決定するとともに、最下位へのカウントダウンも始まった。

そんな中、スポーツ紙の記事にて、オリックスの来季監督に、阪急の大エース・山田久志氏の就任が濃厚という報道がなされた。その前日は元阪神の岡田彰布氏の名前が挙がっていたところでの急展開である。

ついに、というか、ようやく、あのサブマリンが関西に帰ってくる。

これまでほとんど毎年繰り返されているオリックスの監督交代劇。その中で、「誰か忘れてやせんか?」と思っていたのだが、ようやく実現しそうな雰囲気である。オリックスの投手コーチ、中日のコーチ・監督、WBC日本代表のコーチと、指導者としての実績もあるところで、どのようなチームづくりをするのか楽しみである。

さて、野球関連の話題でもう一つ気になったこと。今年「ハードオフ・スタジアム」が完成し、久しぶりに県内でNPBプロ野球の公式戦も行われた新潟県の泉田知事が「2012年を目標に、新潟にプロ野球球団を誘致する」ということを県議会で述べたという。

新スタジアムの完成、日本海側にNPBのチームがないこと、地域の活性化・・・・球場使用料を安くすることで球団を誘致し、「常打ち」のスタジアムとすることで資産の有効活用を狙ったものとされる。

で、現在12あるNPBプロ野球の球団の中から「誘致」ということになれば、地域性や人気度、その他の要素を見渡すに「横浜かロッテかオリックス」ということになる。中でも「地元での人気のなさ」という点ではダントツのオリックスがその対象ではないか、というのがネット上での大筋の意見という。

かつて札幌にドーム球場が出来たとき、「プロ野球を誘致する」ということで名前が挙がっていたのは、ヤクルトと日本ハム。いずれも「圧倒的に巨人の人気が高い(とされている)東京で埋没しかかっている球団」ということだったのだが、結局日本ハムが札幌に新天地を求め、それが現在の成功につながっている。楽天が仙台に本拠地を置いたのも成功例。その伝で、新たな地域にフランチャイズを求めるという選択肢も出てくるのかな・・・。まあ、オリックスと近鉄が合併したというのに、そのうえ関西からパ・リーグの球団がなくなるともなれば、今度はファンが容認しないだろうが・・・。

P7122085現在新潟ではBCリーグのアルビレックス新潟BCが「県民球団」として頑張っているが、知事の目から見れば「物足りない」のがあるのかな。いくら新潟の人たちが応援したところで、独立リーグということで1試合の入場者数は1,000~2,000人くらい。これはその程度のキャパしかないのか、NPBとなればもっと増えるという見通しがあるのか。

個人的には、知事にはまず「BCリーグをもっとアピールする」という発言をしてほしかった。NPBの市場は確かに魅力的だが、他の地域のものを持ってこなくても、自前で育成しようとしているリーグや球団があるのだから、まずはその魅力をアピールしたほうがよいのではないだろうか。オリックスと近鉄の合併騒ぎの折、「新球団を北陸に」ということで金沢の人たちが動きかけたことがあったが、「自分たちでリーグを作ったほうが面白いのではないか」ということでBCリーグの誕生につながったこともあったし。

「それでも」ということであれば、現在NPBの球団がない北信越と四国で1球団ずつ、「新球団がNPBに参入する」ことをもう一度働きかけることをすればどうだろうか。障壁はものすごく高いものがあるが・・・。

それはともかく、ハードオフ・スタジアム。私の楽しみの「球場めぐり」の今後のリストにぜひ加えたいところである。いつの日かこの球場で猛牛マークを見ることになるのかどうかは置いておくとして、観戦に訪れたいものだ。

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