10月2日、パ・リーグの優勝争いはバファローズの2連覇ということで幕を閉じたのだが、この結果次第で私の10月の予定も左右されることになるため、テレビ観戦時は実にやきもきしたものを感じていた。
クライマックスシリーズのファーストステージは10月8日~10日(第2戦で決まれば9日まで)、2位チームの本拠地でいずれも14時開始。そしてファイナルステージは10月12日から最長で17日まで優勝チームの本拠地でいずれも18時開始で行われる。クライマックスシリーズはぜひ観戦したいところ。そこで、ファンとしてはいかがなものかとも思いつつ、優勝、2位どちらに転んでもいいようにファーストステージのうち10月9日、10日、そしてファイナルステージの15日のチケットをファンクラブ先行で予約していた。ファイナルステージ、いずれも18時開始なら遠征して観戦できるのは15日に限られる。
いずれにしても関西遠征となるが、当然試合観戦と絡めて宿泊し、現在進行中の神仏霊場めぐりの時間を作る予定である(ちなみに次回は京都編で、前回朱印をもらいそこねた相国寺も秋の特別拝観期間に乗じて参詣する)。その一方、ホークスが優勝した場合は、チケットのあてはないのだが福岡に出向くことも考えていた。
・・・そして、しつこく繰り返しになるが、結果は10月2日にバファローズがリーグ優勝を決めた。そして同時に、ファイナルステージに合わせて、10月15日~16日と大阪での観戦と関西での神仏霊場めぐりが決まった。15日夜は第4戦である。
もしバファローズがそれまでの3試合に全勝、もしくは2勝1分(2021年のパターンですな)となればアドバンテージの1勝と合わせて日本シリーズ進出が決まり、第4戦は行われない。ただ、そこはホークスが相手。ストレートに決まるとは思えない。観戦予定の第4戦で決まればベストだが(あ、ホークス4連勝で決まる・・のだけは勘弁)、そこはもつれるものと予想する。
逆に、8日~10日の連休が空くことになった。8日は元々別の予定があるが、9日と10日をどうするか。九州西国霊場、九州八十八ヶ所百八霊場についてはそれぞれ次に行く日程を決めており、無理にそこを前倒しすることはないかと思う。
ちょうど、10月14日の「鉄道の日」に合わせてJR全線の「秋の乗り放題パス」が発売されている。「青春18きっぷ」の秋バージョンといえるもので、3回分ではなく連続する3日間有効で7850円。まあ、1日どこかに遠出すれば元が取れる値段である。これを10月9日、10日の2日間、宿泊なしの連続日帰りで使おうと思う。ちょうど2022年は日本の鉄道150周年ということもあり、鉄道の要素を取り入れてみよう。
そこで思いついたのが、岡山県。この夏は、旧国鉄型が多数現役で活躍しているのを好機として鉄道を前面に出したキャンペーンも展開していた。目をつけたのが、この夏に津山線でデビューした観光列車「Saku美Saku楽(さくびさくら)」。9月まではツアー専用で、車内での食事やスイーツ、土産物がついて(便により内容は異なる)、岡山発が5200円、津山発が6000円だった(この800円の差は何なのかと思うが)。それが10月~12月は通常の快速「ことぶき」に併結して運転され、料金も通常の指定席と同じく530円である。「ことぶき」の指定席車両の感覚だろう。乗るだけなら通常料金になってからでもいいかなということで、このタイミングとなった、なお、ツアー専用の時に提供されていた弁当、スイーツ、土産物を希望するなら別料金のオプションとして観光アプリから事前予約が可能である。
そして乗り鉄をするのなら、「秋の乗り放題パス」の対象外だが、国鉄色に塗り替えられた特急「やくも9号」にももう一度乗りに行こうと思う。
この両方の列車を同じ日の日中に楽しめるルートがある。岡山から「やくも9号」で新見まで行くと、新見から津山への姫新線に接続しており、中国山地のローカル線も楽しめる。そして津山では「Saku美Saku楽」が併結される快速「ことぶき」まで1時間半ほどあるので、駅近くの「津山まなびの鉄道館」の見学も可能だ。ここの扇形機関庫にはかつての国鉄型車両が保存されているし、敷地に隣接して現役の気動車を間近に見ることもできる。
「ことぶき」に乗ると岡山に着くのは17時すぎ。これは国鉄型とは関係ないが、岡山ということで久しぶりに駅前のミシュラン居酒屋「鳥好」に行くのにちょうどよい。特急、気動車、観光列車さまざま楽しんだ後に大衆酒場での一献・・・私のいい誕生日祝いになりそうだ・・・。