まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

クライマックスシリーズ、参戦します

2022年10月14日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

そりゃ、ファイナルステージ3戦全勝(または2勝1分)でストレートでの勝ち抜けが理想ではあるが(スワローズがそうでしたな)、相手のあることだし、千賀投手だし、序盤のミスが失点につながったし、まあ勝負事なのでこういうこともあるだろう。

・・本音を言えば、15日の第4戦まで持ち越されたことで、私が予約したチケットも日の目を見ることになった。もし14日で決まったとしたら、関西の神仏霊場めぐりと合わせて15日の宿泊も京都に変更したところだが、これで当初の予定通り、観戦後は大阪での宿泊となった。

これで15日で決着がつけばよいが、どうだろうか。バファローズ先発は山下という声もあったが、ここは経験のある山岡が先発。一方のホークスは和田。ここで嫌な相手が出て来たな・・・。

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津山まなびの鉄道館と「Saku美Saku楽」

2022年10月14日 | 旅行記F・中国

10月9日、鉄道の日記念「秋の乗り放題パス」と通常の乗車券・特急券で岡山から旧国鉄色の「やくも9号」で新見に到着し、12時51分発の姫新線津山行きに乗車する。

まずは備中と美作の国境をたどるところで、時速25キロ区間も交えながらゆっくりと進む。芸備線の東城~備後落合の1日3往復に比べると、新見~中国勝山はまだ本数が多いが、それでも1日8往復(うち1往復は土日祝日運休)しかない閑散区間である。この先も決して安泰とはいえない。

その中国勝山を過ぎ、旭川に沿う区間を経る。中国自動車道とも並走するところ。この後は昔ながらの駅舎が建つ区間でもあるのだが、不覚にもうとうとしてしまった。

14時29分、津山到着。次に乗る15時53分発の「ことぶき」に併結される「Saku美Saku楽(さくびさくら)」の発車まで時間があるので、駅に隣接する「津山まなびの鉄道館」に向かう。

「津山まなびの鉄道館」じたいは何回か来ているのだが、かつての国鉄型車両を間近に見られるスポットである。保全のために扇形機関庫の中に入ることはできないが、やはり車両の正面だけでなく、側面の近いところからも眺めたいものである。

ちょうど、これから乗る「Saku美Saku楽」も側線で出番待ちである。キハ40を改造した車両だが、それにしてもキハ40,キハ47の系統いうのは全国通してさまざまな観光列車、イベント列車に姿を変えている。非電化区間を走ることができるのも大きい。

そんな中この日は、展示車両の一つであるDD13が転車台の上に鎮座している。主に操車場内、貨物駅での入換作業に従事した形式で、こうして外で全身を見るのは私としては初めてではないかと思う。そしてちょうど転車台が特別に回るタイミングだったようで、案内放送が入る。

両側に運転台がついているので機関車がどちらを向いているのか写真ではわかりにくいが、鉄道の日近くのイベントということで楽しむことができた。他にもかつての気動車たちが停まっており、乗車した時のことを懐かしく感じることができた一時だった。

さて、津山駅に戻る。改札口からホームに向かおうとすると、ちょうど因美線、姫新線ホームにはキハ47の旧国鉄急行色をまとった「ノスタルジー号」が停車していた。通常列車としての運用だったのか、まさかこのタイミングで遭遇すると刃思わなかった。

この11月5日・6日に、因美線の智頭までの「みまさかスローライフ」列車が運転される。たまたまネットの鉄道ニュースでこのことを知り、全車指定席というのであわてて「e5489」にて往復の席を確保した。実際には、ここにキハ40の旧国鉄一般色塗装の車両が加わる3両編成で運転されるが、これまでの情報だと、どういう順番で連結されるのかがわからない。またネットや券売機では座席の指定ができない設定なので、割り当てられた座席番号がどちら向きなのか、急行色なのか一般色なのかわからない状況である。別に津山駅の窓口で訊くほどのことでもないので、当日までの楽しみとしよう・・。

そして、「Saku美Saku楽」である。快速「ことぶき」の岡山側に併結されるようで、側線にて待機している。「Saku美Saku楽」に常務するアテンダントの方が、「ことぶき」乗車の客はホーム後方(東津山寄り)に並ぶよう案内する。「ことぶき」の指定席車両という見方もできるが、途中停車駅での乗降は不可で、時刻表上では岡山までノンストップの表記である。

車内へ。まずは中国勝山の町並みで見られるのれんがお出迎え。客室は中央にボックス席が4つ、あとはロングシートである。今回割り当てられたのはボックス席に接したロングシート。体を横に向ければ背もたれができる席である。ボックス席には固定式、そしてロングシートには移動式のテーブルが置かれ、さらにアクリル板で仕切りを設けている。そのため、一人当たりのテーブルのスペースはごく限られたものだ。これでは弁当を広げるのもやっとだろう。ボックス席は1人が4人席を占める席割となっていたが、せっかくのテーブルもわずかなスペースしか使えず、もったいないように見える。

なお、観光列車の時は当初からセットになっていた弁当、土産物だが、観光アプリでオプションとして事前予約していた客もいたようで、配られていた。岡山までは1時間あまりと、長いような短い時間のようだが・・。

定期の「ことぶき」もそれなりの乗車があったようで、発車。津山線に入り、最初の停車駅である亀甲を目指す。亀をあしらったユニークな駅舎や、地元美咲町が発祥の地とされる卵かけごはんなどについて、アテンダントからの紹介がある。

その亀甲に到着。列車行き違いのために3分停車するというので、「Saku美Saku楽」の客が写真を撮りにホームに出た。・・・するとアテンダントから「車外に出ないように」と呼びかけられ、車内に戻される。実は私もいったん車外に出ようと席を立ったのだが、これを見てあきらめて自席に戻った。「ことぶき」は停車だが、「Saku美Saku楽」はあくまで通過扱いのようだ。混乱を避けるためには仕方ないのだろうが・・。

弓削を過ぎ、その次は福渡に到着。ここでは地元の人たちがホームまで出迎えてくれ、小旗を振ったりシャボン玉を吹かせたりしての歓迎である。

金川に到着。この後は旭川の流れに沿う場面もあるが、岡山に向けて淡々と走るのみである。

17時02分、終点の岡山に到着。うーん、天気が今一つだったこともあったが、アテンダントの観光・沿線案内は悪くなかったとしても、何だか中途半端な乗車のように思えた。やはり専用の観光列車として運転されていた時に乗っておくべきだったかな? 岡山~津山間で、530円を払って多少ゆったりできる移動空間と割り切ったほうがよかったかな?とも思う。現在のところ、11月27日までは「ことぶき」併結の形での運行で、12月以降どのような活躍をするのかが楽しみである(さすがに冬季は運休するのかな・・)。また乗車する機会があれば、違った感想を持つだろう。

さて、岡山に来たということで久しぶりに駅前のミシュラン大衆酒場「鳥好」に向かおう。時刻は17時を回ったところ。この店は16時開店だが、開店直後から多くの客が訪ねるところである。まあ、大丈夫だとは思うが・・。

・・・しかし、残念だった。ちょうどこれから飲み始めようかという客がカウンター、テーブル、座敷にびっしり埋まっており、予約でなければお断りの状況だった。これはタイミングが悪かったかな。やはり16時の開店直後に来るくらいでなければ、そうでなければ第一陣が席を立つ頃合いを見計らってかと思うが、待つのも嫌なのであきらめて引き返す。うーん、「鳥好」に入れなかったのも、因果関係はないのだが「Saku美Saku楽」が今一つだったという感想に余計に連動してしまった。

改めて別の店を探すこともなく、ならば岡山から鈍行でゆっくり帰ればよいのだが、自分の中でヤケがあったのだろう。そのまま駅に向かい、新幹線「のぞみ」のそれも指定席を購入して改札をくぐった。一刻も早く帰ってしまおうと思った。これで「秋の乗り放題パス」の貯金を吐き出すどころか、赤字になってしまったが、その時はどうでもええわという心境だった。

・・・翌10日は広島とは逆の方向、下関を目指す。翌日ことは、気分を切り替えよう・・・。

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