まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

イケメン冬の陣② お兄ちゃんが優しすぎて、怖い・・・

2010-01-20 | 日本のドラマ(単発)
 第2弾は、TBSのスペシャルドラマ「筆談ホステス」。
 幼い頃に髄膜炎に罹り聴力を失った里恵は、彼女を厳しく育ててきた母親に反抗的な不良娘となり、高校も中退。絶望の中、ひょんなことからバーのホステスとして雇われた里恵は、筆談という形で接客。それが人気となり、青森から東京へ上京。やがて銀座でもナンバーワンのホステスに成長するが...
 耳が聞こえないながら筆談で人気ホステスとなった女性の自伝ドラマ。障害があっても未来は切り開ける、という前向きなテーマと内容は、かなりありきたり。耳は聞こえても里恵のように立派な生き方ができない私、健常者のくせに無能ね!と里恵に嗤われているような気がして、何だか居心地の悪さを覚えてしまった。
 恋は下に心があるから下心、愛は真ん中に心があるから真心etc.相田みつを的な筆談メッセージ以上に、美人なのが里恵にとってかなりの利点だったのでは。ブスだったら、誰も里恵に手なんか差し伸べなかっただろうし。ブスの書く言葉など、男はまともに取り合ったりしないだろうし。苦難と感動の半生ドラマというより、華やかなサクセスストーリーって感じでした。
 里恵に対する同級生やボーイフレンドの、無神経で非道い仕打ち同様(あんなストレートすぎる障害者への差別偏見、する人ってホントにいるのかなあ)、里恵を助ける優しい人々が次々と現れるのも、何か信じられなかった。努力し困難を乗り越えるというより、周囲に助けられて幸運任せなトントン拍子、みたいな展開だったのが残念。
 里恵役は、北川景子。CMでは毎日のように見るけど、ドラマでは初。ちょっとエリカ様に似てる?美人だとは思うけど、ほんとイマドキの娘って感じ。すごく軽い。演技は悪くなかったけど(台詞がほとんどなかったから?)。でも、高級ホステス役よりキャバクラ嬢役のほうが似合いそう。
 里恵の兄役は、福士誠治
 
 妹思いの優しいお兄ちゃん。ちょっとシスコン?と思えるほど、異様なまでに里恵を大事にしてましたねえ。うちの兄貴がもしあんなだったら、結構キモいかも。そんな“僕は妹に恋をする”的な兄ちゃんを、福士くんが好演してました。もし私の兄があんなイケメンだったら、近親相姦しそうそれにしても福士くん、顔からもファッションからも昭和の匂いが。彼ってホント、古風な男前。イマドキなギャルの北川景子と血が繋がってる役なんて、かなり違和感あった。スーツ姿もイケてたけど、やっぱ福士くんには武士の装束が一番似合うかも。
 里恵の母役は田中好子。北川景子より、スーちゃんのほうがキレイに見えたおばさんだけど、透明感と清潔感があります。
 
 無人島に流れ着いた遭難者たちの中には、女はひとりだけ。彼女をめぐって醜くも滑稽な争いを繰り広げる男たちを描いた桐野夏生の怪作「東京島」が映画化!福士くんもキャストに名を連ねてます。原作のように、福士くんもほとんど裸な原住民になってるのかな?楽しみ♪
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする