まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

イケメン冬の陣③ 神戸 泣いてどうなるのか

2010-01-21 | 日本のドラマ(単発)
 第三弾は。フジテレビのスペシャルドキュメンタリードラマ「神戸新聞の7日間~命と向き合った被災記者たちの闘い~ 」。
 1995年に起きた阪神淡路大震災。壊滅状態の街で取材に奔走した、神戸新聞の記者たちの苦悩と活躍。
 震災から、もう15年も経過したのですね。朝起きてつけたTVに映し出されたショッキングな惨状に、しばし呆然の態だったことを今でもよく覚えています。なじみある神戸の街の、変わり果てた姿に涙。空襲を受けたかのような炎と煙。特に、あの高速道路の倒壊には目を疑いました。
 現実とは思えない、信じたくない悪夢の震災。苦しみと痛みを余儀なくされている被災者の方々をよそに、同じ日本にいながら安穏とした生活をしていること、なすすべもなく傍観するしかないことに、罪悪感と無力感を覚えずにはいられませんでした。同時に、普段は当たり前のように見なしているもの、水や電気、電話や交通機関などのありがたみを痛感せずにはいられなかった。
 内容が内容だけに、いつものようにミーハーで不埒な愚見を書き散らすことは憚れるのですが...
 ドラマでは、神戸新聞の記者たちの苦難と奮闘が、ヒロイックに描かれていました。台詞とか、ちょっとカッコよすぎかな、とも。彼らの活躍を賞賛することが主な内容だったためか、被災者の悲しみや苦しみはあまり伝わってこなかった。ドラマの部分よりも実際の映像と写真のほうが、比べものにならないほど恐ろしく悲痛。やはり事実に勝るものはない。でも、萩原聖人扮するカメラマンが、焼死した母親の骨を拾う少年を泣きながら撮影するシーンとか、論説委員役の山本圭の社説『被災者になって分かったこと』朗読には、涙腺が緩んでしまいました。
 キャストは...
 
 若手カメラマン役は、櫻井翔ナレーションも担当。なかなか頑張って熱演してました。シリアスでハードなドラマの中でも、アイドルな可愛さは不変。きれいな標準語に???彼は東京出身という設定?ライフラインが麻痺した中、不眠不休で走り回ってるにしては、おしゃれで可愛い髪形が崩れず、無精ひげも生えず、高価そうなファー付き上着も汚れず。震災の現場をゴージャスなファーコートを着てレポした宮崎緑を思い出した。
 同輩記者役の田中圭、先輩カメラマン役の萩原聖人が好演。Kくん、ほんと働き者ですねえ。ハギーはやっぱ良い役者だなあ。ベテランでは、内藤剛志、山本圭、小野武彦など味わいあるシブい面々。
 あらためて、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。人間の作ったものは儚く脆いけど、人間は強く逞しい。苦難を生き抜いた人々の笑顔に、勇気づけられました。
 
 ↑ananで脱いだ櫻井くん。きれいなカラダだとは思うが...ジャニーズのタレントって、誰が脱いでも全然エロさや色気がないよなあ
 
コメント (2)
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