まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

カラマーゾフの兄弟③~⑪ 愛怨おとこ祭り!兄さんのために殺った

2013-03-24 | 日本のドラマ(連続)
 「カラマーゾフの兄弟」第3話から最終話まで観ただよ♪

☆息子を全否定
 非道すぎる文蔵パパ、特に長男の満に対する仕打ちが鬼畜。何かといえば『マヌケな野良犬!』『負け犬が!』『能無しのくせに!』と貶めまくり。クルミを使って罠まで仕掛けて満を陥れたり。何でそこまで。憎んでるのではなく、ただ単に気まぐれな残酷さで満を弄び傷つけてるところが怖いです。
☆息子にセクハラ?!
 満はネグレクトor精神的虐待、次男の勲は奴隷のようにコキ使う文蔵パパ。三男の涼にだけは、甘くて優しい。でも優しさがやっぱ歪んでるところが文蔵パパらしくて面白い。涼にキスしたり、涼に肩をもませて彼の手を握ったり、何だか今にも性的いたずらしそうで怖い。
☆パパの朝食
 朝から肉汁タラタラなステーキやスペアリブをムシャムシャ食ってる文蔵パパ。いつも美味しそうで、私も食べたくなるんですよねえ。
☆BL召使
 黒澤家の使用人である末松が、地味に怪しい気になる存在。

 優しく従順で家事が得意な彼の、ロイヤルミルクティだのハーブティーだのシナモンティだの、お茶に対するこだわりが笑えます。ちょっとキャマっぽくて可愛らしい男子である末松が、黒澤家の男たち、特に勲に対してはケナゲに細やかに尽くす女子みたいで妖しいです。あと、スラっとほっそりした末松、小尻が妙にピチっとプリっとしてるのも妖しい(笑)。それにしても末松、朝からコッテリした料理を作ってるよなあ。鳥の丸焼き?には、さすがの文蔵パパも狼狽してたのが笑えた。

 末松役の松下洸平くん、彼が朝マックのCM↑の爽やか可愛いサラリーマン男子と知りビツクリ!地味で可愛い、ジミカワな男子も私、好きなんですよね。また要チェキなイケメンが増えました♪
☆長男VS次男 
 文蔵パパが何者かに殺され、容疑者として逮捕されちゃう満。兄ちゃんの弁護士として留置所に赴く勲ですが、テメーが親父を殺して俺をハメたんだろー!!好きな女を俺に盗られて恨んでたんだろー!!と兄ちゃん大興奮で大暴れ。イタいところを突かれまくり動揺した勲も、おまえみたいな能なしにー!!と逆襲。あ~イケメンが激しく取り乱して罵り合う姿って、萌えるわ~(笑)。このシーン、なかなか迫力と緊迫感があって、すごく良かったです。熱演のイッチーと斉藤くん、役者としての火花を散らしてましたね。

 ↑『おまえ、おやじそっくりだな!』勲の急所を突いたと確信した瞬間の満のニタっとした笑顔が素敵だった。若い頃のキムタクさんを長身ワイルドにした感じの斉藤工くん、見た目も演技もgoodです!
☆親父が犯しにやってくる
 死んだ文蔵パパの嘲笑や罵声に苛まれ、精神崩壊寸前の勲。黙れぇ~!!うるさいー!!うあわあああぁぁ~!と独りのたうちまわるイッチー、実際にも心が不安定で脆そうな彼なので、狂気の姿が何か痛ましく怖い…それにしても。文蔵パパの声が、シブくて明朗でカッコいいんだよなあ。吉田鋼太郎さん、声優やナレーターとしても活躍してほしい。
 ベッドでうなされてる勲の隣に、文蔵パパが!ネチネチと言葉攻めし、ついには勲を押さえつけて…近づく男たちの唇…

 ひえー!このドラマ、かなり腐向けですよねえ。女っけの皆無さといい、イケメン兄弟たちの絡みといい、可愛い使用人の態度といい、BL臭がプンプン今度はおっさんとイケメン、実の父と息子の禁断かよお。ここまできたら笑えるわ。
 どうでもいけど、イッチーのパジャマ姿が超可愛かった♪
☆犯人は、やっぱあの人でした
 ついに真犯人が。犯人の回想シーンの中、学生服姿で登場する勲と涼。イッチー&ケントくん、可愛いけど…さすがにもうコスプレみたいだった。二人とも大人になったんだなあ。ティーン時代の彼らを知ってるファンからしたら、ほんと隔世です…
 それにしても。真犯人にまで能なし呼ばわりされてた満が可哀想(笑)。
☆兄さんが…好き
 勲に狂った妄愛をぶつけてくる犯人。完全にイっちゃってます。怖い。思いこみの激しすぎる一方的な愛ほど厄介なものはないですよねえ。勲がいくら否定しても『いい加減にしてください!』『何でそんなウソをつくんですか!』と聞く耳ナッシングな犯人が笑えた。

 ↑今度は犯人とBLな勲。モテモテですね!男たちを破滅させ狂わす“運命の男”イッチーに萌え~
☆ぜひ出版してほしい
 犯人にも読まれていた勲の小説。以前も涼に読まれてたし。何でちゃんと隠さないの?読んでほしかったの?
☆火サスかよ
 想いが通じないことに激高、勲を押し倒し首を絞める犯人。グッドすぎるタイミングでやってくるパトカー。屋敷ではなく断崖だったら最高だったんだけど。
 緊急事態なのに、ちゃんと靴を脱いで屋敷に入る涼が笑えた。
☆さよなら、黒澤3兄弟
 それぞれの道を進む満、勲、涼。別方向へとカッコよく別れる3人ですが、あの直後に駅とかでバッタリ会ったら、ちょっと気恥しいですね。
★総括
 面白かったです!3話あたりからダレてグダってきてしまい、リタイア危険信号が灯ったけど、8話あたりから面白さが再燃。かなりBLっぽい展開やシーンが増えて、腐向けのドラマと化したのが嬉しかったです(笑)。女っけが無いに等しく、ドキ!男だらけの愛憎大会!なところが素敵でした。舞台劇のような演劇調な台詞や演技も、返って新鮮で良かったです。クラッシック&ロックの劇中音楽も良かった。

最優秀賞 吉田鋼太郎
優秀賞 市原隼人 松下洸平
悪くなかったで賞 斉藤工 林遣都
???賞 くるみ 刑事 小栗 一郎くん 勲と涼の母
いかがなものかで賞 かなこ バカリズム

↑黒澤4兄弟Forever♪
 3兄弟が???な俳優じゃなかったのが勝因のひとつです。イッチーの情緒不安定さ、黒目がちな遠い瞳。斉藤くんの濃いイケメンぶり。ケントくんのきれいな宇宙人顔。個性的な3人、今後もますます楽しみな役者に。
 イケメン3人を食ってしまった2人の俳優の存在が、このドラマの白眉です。ドラマの主役になってしまった文蔵パパこと吉田鋼太郎さん。最低最悪な鬼畜クソ親父ぶり、強烈でした。彼を知ったことが、このドラマの最大の収穫です。そして、地味に可愛く怪しかった前半から一転、派手に爆裂した後半で場をさらってしまった松下洸平くんの、切ないキ○ガイぶりも忘れがたいです。
 4月からは、何観よっかなあ…


 
 
 
コメント (2)
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