ヘビに睨まれたカエルのごとく固まってる私に、少年AとBが不敵な笑みを浮かべながら近づいてくる。あわわわわ。に、逃げなきゃ!このままだとホンマに灰が峰逝き~☆
とうとう私の前に立ちふさがる少年たち。あああ~神さま~失禁寸前な窮地の私!
少年A『あの~すみません、それ』
私『ふげっ!?』
少年A『自転車…』
私『はへっ?!』
え?何?何なの?自転車?!自転車が何ね?!って、あれれ?!これ、流星号じゃないし?!ボロいママチャリの流星号とはまるで違う、おしゃれで高価そうなマウンテンバイクにまたがってる自分に気づく私。
ひー!す、すみません~!慌ててマウンテンバイクから飛び降りる私。その滑稽千万な姿を、笑いながら見てる少年ふたり。恥ずかしさと恐怖でパニックに陥ってた私の耳には、何か話しかけてくる男の子たちの言葉も入ってこず、近くに駐めてあった流星号を発見し、あたふたと飛び乗ると一目散に逃げ去ったのだった…
あ~恥ずかしかった~!思い出しただけでも、カラダが火照る。早く記憶から抹消せねば。ていうか、最近こんなん多すぎるんですよねえ。暑さのせいか、それとも認知症の初期段階なのか。しっかりしないと…
でも、あの男子ふたり、結構イケメンだった♪
「ザ・ウォーター・ウォー」
映画監督のセバスティアンとプロデューサーのコスタは、コロンブスの新大陸発見を描く新作の撮影をボリビアで開始する。しかし、欧米企業が進める水事業に猛反発する貧しい民衆の抗議運動が激化し、映画制作はおろかセバスティアンたちの身の安全まで危機に瀕する事態に…
mi novio ラテンの貴公子ガエル・ガルシア・ベルナル主演作です。ガエルっち、muy guapoやっぱ超絶カッカカワイイわ~。見た目は可愛いけど中身はオトナの男で、優しいけど情熱的、ワイルドだけど上品で、知的だけどエロい、ちっこいけどガッチリした体格、ガツガツした肉食系でもなく、ナヨナヨしい草食系でもない、胸やけしない程度に濃い、私が理想とする男の魅力をバランスよく備えてるんですよねえ。今作の彼にも、俳優として相変わらずのハイクオリティさを感じました。
セバスティアン、演出だけに専念するのはもったいないよ!なイケメン監督。ガエルってほんと、共演者とは顔のつくりも華やかさも違うもん。シリアスに沈思してる横顔など、惚れ惚れするほどの美男ぶり。澄んだ美しいグリーンアイと、官能的な唇のコントラスト。クチャっとした無邪気な笑顔は、心臓に負担がかかるほどキュウ~ンとなる可愛さ。その濃密な♂フェロモンは、優しくキュートなガエルを、女も男もハアハアさせる危険な男にしてます。いや、危険なのは勝手にハアハアになる男女だよ。ガエル、夜道で独り歩きなんかしたら絶対襲われるよなあ。
ただ可愛くエロいのではなく、知的で硬派なところもガエルの魅力。社会派映画が彼には似合う。何年か前のアカデミー賞授賞式で、ステージに立ち政治的な発言をしたガエル。あの時のガエルも可愛くて品があって、凛としてて理知的でカッコよかったなあ。彼ってちょっと左な人なのかな。山本太郎みたいに政治家に転向、なんてこともいつか?イヤー!!!
ガエルのカッコカワイさは十分楽しめる映画ですが、演技的にはフツーというか、ガエルといえばの全裸シーンとか、ん・色っぽい♪なシーンは皆無。真面目な社会派映画だから、まあ期待するほうが間違ってるけどでもガエルには、ついそっち系を期待しちゃいます。セバスティアンが、ボリビアの水戦争の目撃者、という立場から逸脱しないキャラだったのが残念でした。どちらかというと、水戦争と深く関わるコスタのほうが主役っぽくて、見せ場も多かったです。コスタとエキストラの現地人ダニエルとの友情が哀切でした。ダニエル役の俳優が、顔だけでも強烈。いちばん目だって美味しい役で、真の主役といえる存在でした。
ボリビアがどこにあるのかも知らなかった私。映画って楽しいだけでなく、勉強にもなりますよね。現代社会で、こんなことが本当に起こっただなんて、ナンダカンダで何もかもに恵まれてる日本で生きてる私からしたら、驚異以外のナニモノでもない。政府が国民に水を使わせないんですよ。ありえない~。
セバスティアンたちが撮影する映画と、現実の紛争がシンクロする構成も秀逸でした。コロンブスって、あんな非道いことしたんですね。いろんな映画やドラマでも描かれてるけど、従わない野蛮人は容赦なく処刑する(火あぶりとかで)キリスト教って怖いなあと戦慄。今も昔も、侵略者に利用され搾取され虐げられバカにされるボリビア。その悲劇と怒りを、ドラマティックにスリリングに描いた内容に引き込まれます。劇中の映画も現実も、緊迫感に満ちててハラハラさせるんですよねえ。ラスト近くは、さながらパニック映画のような迫力とサスペンス。真面目な社会派映画ですが、決して小難しくも退屈でもありません。
かつては最強にジュンとくる男だったガエルっちですが…もはや2児のパパな今の彼は…ああ、じゅうぶんジュンときますわ
今年のオスカー外国語映画賞にノミネートされたチリ映画“NO”の日本公開が待たれるガエルっち、ボクサー役の映画は残念ながら降板、近未来の怪傑ゾロ役の“Zorro Reborn”は、無事にクランクインしてほしい!
とうとう私の前に立ちふさがる少年たち。あああ~神さま~失禁寸前な窮地の私!
少年A『あの~すみません、それ』
私『ふげっ!?』
少年A『自転車…』
私『はへっ?!』
え?何?何なの?自転車?!自転車が何ね?!って、あれれ?!これ、流星号じゃないし?!ボロいママチャリの流星号とはまるで違う、おしゃれで高価そうなマウンテンバイクにまたがってる自分に気づく私。
ひー!す、すみません~!慌ててマウンテンバイクから飛び降りる私。その滑稽千万な姿を、笑いながら見てる少年ふたり。恥ずかしさと恐怖でパニックに陥ってた私の耳には、何か話しかけてくる男の子たちの言葉も入ってこず、近くに駐めてあった流星号を発見し、あたふたと飛び乗ると一目散に逃げ去ったのだった…
あ~恥ずかしかった~!思い出しただけでも、カラダが火照る。早く記憶から抹消せねば。ていうか、最近こんなん多すぎるんですよねえ。暑さのせいか、それとも認知症の初期段階なのか。しっかりしないと…
でも、あの男子ふたり、結構イケメンだった♪
「ザ・ウォーター・ウォー」
映画監督のセバスティアンとプロデューサーのコスタは、コロンブスの新大陸発見を描く新作の撮影をボリビアで開始する。しかし、欧米企業が進める水事業に猛反発する貧しい民衆の抗議運動が激化し、映画制作はおろかセバスティアンたちの身の安全まで危機に瀕する事態に…
mi novio ラテンの貴公子ガエル・ガルシア・ベルナル主演作です。ガエルっち、muy guapoやっぱ超絶カッカカワイイわ~。見た目は可愛いけど中身はオトナの男で、優しいけど情熱的、ワイルドだけど上品で、知的だけどエロい、ちっこいけどガッチリした体格、ガツガツした肉食系でもなく、ナヨナヨしい草食系でもない、胸やけしない程度に濃い、私が理想とする男の魅力をバランスよく備えてるんですよねえ。今作の彼にも、俳優として相変わらずのハイクオリティさを感じました。
セバスティアン、演出だけに専念するのはもったいないよ!なイケメン監督。ガエルってほんと、共演者とは顔のつくりも華やかさも違うもん。シリアスに沈思してる横顔など、惚れ惚れするほどの美男ぶり。澄んだ美しいグリーンアイと、官能的な唇のコントラスト。クチャっとした無邪気な笑顔は、心臓に負担がかかるほどキュウ~ンとなる可愛さ。その濃密な♂フェロモンは、優しくキュートなガエルを、女も男もハアハアさせる危険な男にしてます。いや、危険なのは勝手にハアハアになる男女だよ。ガエル、夜道で独り歩きなんかしたら絶対襲われるよなあ。
ただ可愛くエロいのではなく、知的で硬派なところもガエルの魅力。社会派映画が彼には似合う。何年か前のアカデミー賞授賞式で、ステージに立ち政治的な発言をしたガエル。あの時のガエルも可愛くて品があって、凛としてて理知的でカッコよかったなあ。彼ってちょっと左な人なのかな。山本太郎みたいに政治家に転向、なんてこともいつか?イヤー!!!
ガエルのカッコカワイさは十分楽しめる映画ですが、演技的にはフツーというか、ガエルといえばの全裸シーンとか、ん・色っぽい♪なシーンは皆無。真面目な社会派映画だから、まあ期待するほうが間違ってるけどでもガエルには、ついそっち系を期待しちゃいます。セバスティアンが、ボリビアの水戦争の目撃者、という立場から逸脱しないキャラだったのが残念でした。どちらかというと、水戦争と深く関わるコスタのほうが主役っぽくて、見せ場も多かったです。コスタとエキストラの現地人ダニエルとの友情が哀切でした。ダニエル役の俳優が、顔だけでも強烈。いちばん目だって美味しい役で、真の主役といえる存在でした。
ボリビアがどこにあるのかも知らなかった私。映画って楽しいだけでなく、勉強にもなりますよね。現代社会で、こんなことが本当に起こっただなんて、ナンダカンダで何もかもに恵まれてる日本で生きてる私からしたら、驚異以外のナニモノでもない。政府が国民に水を使わせないんですよ。ありえない~。
セバスティアンたちが撮影する映画と、現実の紛争がシンクロする構成も秀逸でした。コロンブスって、あんな非道いことしたんですね。いろんな映画やドラマでも描かれてるけど、従わない野蛮人は容赦なく処刑する(火あぶりとかで)キリスト教って怖いなあと戦慄。今も昔も、侵略者に利用され搾取され虐げられバカにされるボリビア。その悲劇と怒りを、ドラマティックにスリリングに描いた内容に引き込まれます。劇中の映画も現実も、緊迫感に満ちててハラハラさせるんですよねえ。ラスト近くは、さながらパニック映画のような迫力とサスペンス。真面目な社会派映画ですが、決して小難しくも退屈でもありません。
かつては最強にジュンとくる男だったガエルっちですが…もはや2児のパパな今の彼は…ああ、じゅうぶんジュンときますわ
今年のオスカー外国語映画賞にノミネートされたチリ映画“NO”の日本公開が待たれるガエルっち、ボクサー役の映画は残念ながら降板、近未来の怪傑ゾロ役の“Zorro Reborn”は、無事にクランクインしてほしい!