「ザ・ゲスト」
イラク戦争で長男ケレイヴを亡くしたピーターソン家に、ケレイヴの戦友を名乗る青年デイヴィッドが現れる。ケレイヴの両親と弟ルークは、魅力的なデイヴィッドに心を許し歓迎するが、妹のアナだけは彼を怪しみ警戒する。デイヴィッドはしだいに狂気的な正体を現し始め…
これ、すごく面白かったです!あんまし期待してなかった分、その意外なまでの面白さには拾い物的なお得感が。とにもかくにも謎の訪問者、デイヴィッドがカッコいいんですよ~!
いや~あんなイケメン、突然うちに来たらドキドキ&ウキウキですよ~。どこの馬の骨ともわからない、得体の知れぬ若い男なんて、フツーなら警戒して家に入れないところを、ケレイヴのママったらあっさりウェルカム、むしろ自分から家に引っ張り込んじゃってたし。死んだ愛息の友だち、と聞けば母親なら心動かされ、気を許すのもまあ理解はできるけど…もしあれがブサイク男、キモい男だったら、ママだって家に入れたりしなかったでしょう。怪しさも、ブサメンなら単なる挙動不審、イケメンなら魅惑のミステリアス、になるんですねまずルックスで掴みはOK!なデイヴィッド、その爽やかで穏やかな、それでいてどこか謎めいた風情で、ケレイヴの両親と弟をすんなり魅了し籠絡。寡黙だけど、さりげなく優しく思いやりのあるデイヴィッドの言葉や態度は、何か計算とか悪意があっての擬態ではなく、心からのものであるところが、実はデイヴィッドの怖さであるとジワジワ判明していく展開で、観客をグイグイ惹きこんでいきます。
悲しみに暮れるママを慰め励まし、会社に不満タラタラなパパの愚痴を聞いてあげ、いじめに遭ってるルークを助けるデイヴィッド。あれじゃみんなメロメロになっちゃうよな~。ゆっくりと静かに狂気をあらわしていくデイヴィッドなのですが、それもまたカッコいいんですよ。弟をいじめる性悪クソガキどもを、瞬殺でボコボコにしたり。アナの親友に迫るしつこい元カレを、瞬殺で退治したり。弟を退学させようとする校長を、言葉巧みに脅して退学を撤回させたり。ヤバさが全部、ろくでもない奴らをギャフンと言わせるカタルシスになってて、心地よいのです。真面目でストイックそうに見えて、エッチなギャルの誘いは断らず、しっかりヤルことはヤルところも素敵だった。
ルークとのふれあいが特にほのぼのと温かく、あんな優しくて強いお兄ちゃんいたらいいな~と羨ましくなった。一家で唯一デイヴィッドを警戒してるアナも、怪しみつつ親しみも抱くという複雑な葛藤がよく出てました。一家にとって邪魔になる者は、容赦なく痛めつけ、時には抹殺するなど過激で歪んだ方法ながら、一家を大事にして守ろうとしてるデイヴィッドが、そのまま亡きケレイヴの代わりになればいいのに、と願ってしまうほど。でも、そうは問屋がおろさず、まさにカタストロフィな地獄絵図になる後半、怒涛の阿鼻叫喚ヴァイオレンスには唖然となりりつつ、あまりにも非道すぎて笑えます。突き抜けてるというか、あれはもう確実に笑いを狙ってますよね~。デイヴィッド、やっぱ悪鬼!タガがはずれたように、虐殺の大暴走!まさに悪魔の所業なんだけど、悪人じゃないところが悲しくて切ない。殺したくないのに殺してしまう悲劇。わざとピストルを置いていくシーンが、自分ではどうしようもない狂気を止めてほしかったんだな、と推察させてホロっときました。
デイヴィッドが何をしにピーターソン家に来たのか、デイヴィッドが軍で施された人体実験が何だったのか、いまいち不明瞭だったのがちょっと気になりますが。ラストシーンに、観客はニヤリでしょうか。怖いけど拍手!みたいな感じ。最後の最後までハート泥棒なカッコいいデイヴィッドです。どうでもいいけど、ラストのあのハロウィーン迷路。高校の行事で、あんな凝ったスゴい迷路ありえねー!
デイヴィッド役の、英国俳優ダン・スティーヴンスがメチャメチャメチャイケ~
世界中の奥さま方がハマってる英国ドラマ「ダウントン・アビー」で主人公を演じ人気スターとなったダンが、英国貴族ドラマでの上品さから一転、ワイルドだぜぇ~(死語)な魅力を発揮。ダウントンアビーでは、英国では珍しくない系のイケメンって感じだけど、この映画でのダンは別人のように野性的で野蛮なイケてる野郎に化けてます。でも、やっぱアメリカ男優とは違って、どことなく品があって知的なところは消えてません。穏やかで優しげな微笑とか、一緒にいたら癒され安心するだろうな~と心ほだされます。ワイルドだけど、清潔感があって薄口なところも胃に優しいイケメン。ベッカムにちょっとに似てるかも?上品で賢そうになったベッカム、みたいな。故ポール・ウォーカーにも、ちょっと似て見えた。狂気的な役だけど、常にクールで穏やか、あえて必要以上に狂った演技をしてなかったところにも好感。キレのあるアクションも見事!
そして、サービス無駄脱ぎシーンもあり。いいカラダしてます!いかにも鍛えてますな不自然なバキバキマッチョではなく、しなやかに引き締まってる理想的な細マッチョ。眼福眼福♪あんな男があんなカラダで目の前に現れたら、さぞやドキ!でしょうね。
ここのところの英国イケメンブーム、80年代に映画界を席巻した英国美青年ブームを思い出しますが。近年の英国人気男優たちは、あまりアクが強くないというか、見た目も演技も口当たりがいいですよね。ダン・スティーヴンスも、まさに典型的な口当たりがいい系イケメン。ライバルたちと今後も魅力を競いながら、さらなる高みを目指してほしいですねダウントン・アビー、年末年始あたりに一気観しよっかな…
↑ダン・スティーヴンス×ドミニク・クーパー in “Summer in February”が観たい~!!イケメン二人のBLではなく、女を奪い合う恋敵役みたいです。残念
イラク戦争で長男ケレイヴを亡くしたピーターソン家に、ケレイヴの戦友を名乗る青年デイヴィッドが現れる。ケレイヴの両親と弟ルークは、魅力的なデイヴィッドに心を許し歓迎するが、妹のアナだけは彼を怪しみ警戒する。デイヴィッドはしだいに狂気的な正体を現し始め…
これ、すごく面白かったです!あんまし期待してなかった分、その意外なまでの面白さには拾い物的なお得感が。とにもかくにも謎の訪問者、デイヴィッドがカッコいいんですよ~!
いや~あんなイケメン、突然うちに来たらドキドキ&ウキウキですよ~。どこの馬の骨ともわからない、得体の知れぬ若い男なんて、フツーなら警戒して家に入れないところを、ケレイヴのママったらあっさりウェルカム、むしろ自分から家に引っ張り込んじゃってたし。死んだ愛息の友だち、と聞けば母親なら心動かされ、気を許すのもまあ理解はできるけど…もしあれがブサイク男、キモい男だったら、ママだって家に入れたりしなかったでしょう。怪しさも、ブサメンなら単なる挙動不審、イケメンなら魅惑のミステリアス、になるんですねまずルックスで掴みはOK!なデイヴィッド、その爽やかで穏やかな、それでいてどこか謎めいた風情で、ケレイヴの両親と弟をすんなり魅了し籠絡。寡黙だけど、さりげなく優しく思いやりのあるデイヴィッドの言葉や態度は、何か計算とか悪意があっての擬態ではなく、心からのものであるところが、実はデイヴィッドの怖さであるとジワジワ判明していく展開で、観客をグイグイ惹きこんでいきます。
悲しみに暮れるママを慰め励まし、会社に不満タラタラなパパの愚痴を聞いてあげ、いじめに遭ってるルークを助けるデイヴィッド。あれじゃみんなメロメロになっちゃうよな~。ゆっくりと静かに狂気をあらわしていくデイヴィッドなのですが、それもまたカッコいいんですよ。弟をいじめる性悪クソガキどもを、瞬殺でボコボコにしたり。アナの親友に迫るしつこい元カレを、瞬殺で退治したり。弟を退学させようとする校長を、言葉巧みに脅して退学を撤回させたり。ヤバさが全部、ろくでもない奴らをギャフンと言わせるカタルシスになってて、心地よいのです。真面目でストイックそうに見えて、エッチなギャルの誘いは断らず、しっかりヤルことはヤルところも素敵だった。
ルークとのふれあいが特にほのぼのと温かく、あんな優しくて強いお兄ちゃんいたらいいな~と羨ましくなった。一家で唯一デイヴィッドを警戒してるアナも、怪しみつつ親しみも抱くという複雑な葛藤がよく出てました。一家にとって邪魔になる者は、容赦なく痛めつけ、時には抹殺するなど過激で歪んだ方法ながら、一家を大事にして守ろうとしてるデイヴィッドが、そのまま亡きケレイヴの代わりになればいいのに、と願ってしまうほど。でも、そうは問屋がおろさず、まさにカタストロフィな地獄絵図になる後半、怒涛の阿鼻叫喚ヴァイオレンスには唖然となりりつつ、あまりにも非道すぎて笑えます。突き抜けてるというか、あれはもう確実に笑いを狙ってますよね~。デイヴィッド、やっぱ悪鬼!タガがはずれたように、虐殺の大暴走!まさに悪魔の所業なんだけど、悪人じゃないところが悲しくて切ない。殺したくないのに殺してしまう悲劇。わざとピストルを置いていくシーンが、自分ではどうしようもない狂気を止めてほしかったんだな、と推察させてホロっときました。
デイヴィッドが何をしにピーターソン家に来たのか、デイヴィッドが軍で施された人体実験が何だったのか、いまいち不明瞭だったのがちょっと気になりますが。ラストシーンに、観客はニヤリでしょうか。怖いけど拍手!みたいな感じ。最後の最後までハート泥棒なカッコいいデイヴィッドです。どうでもいいけど、ラストのあのハロウィーン迷路。高校の行事で、あんな凝ったスゴい迷路ありえねー!
デイヴィッド役の、英国俳優ダン・スティーヴンスがメチャメチャメチャイケ~
世界中の奥さま方がハマってる英国ドラマ「ダウントン・アビー」で主人公を演じ人気スターとなったダンが、英国貴族ドラマでの上品さから一転、ワイルドだぜぇ~(死語)な魅力を発揮。ダウントンアビーでは、英国では珍しくない系のイケメンって感じだけど、この映画でのダンは別人のように野性的で野蛮なイケてる野郎に化けてます。でも、やっぱアメリカ男優とは違って、どことなく品があって知的なところは消えてません。穏やかで優しげな微笑とか、一緒にいたら癒され安心するだろうな~と心ほだされます。ワイルドだけど、清潔感があって薄口なところも胃に優しいイケメン。ベッカムにちょっとに似てるかも?上品で賢そうになったベッカム、みたいな。故ポール・ウォーカーにも、ちょっと似て見えた。狂気的な役だけど、常にクールで穏やか、あえて必要以上に狂った演技をしてなかったところにも好感。キレのあるアクションも見事!
そして、サービス無駄脱ぎシーンもあり。いいカラダしてます!いかにも鍛えてますな不自然なバキバキマッチョではなく、しなやかに引き締まってる理想的な細マッチョ。眼福眼福♪あんな男があんなカラダで目の前に現れたら、さぞやドキ!でしょうね。
ここのところの英国イケメンブーム、80年代に映画界を席巻した英国美青年ブームを思い出しますが。近年の英国人気男優たちは、あまりアクが強くないというか、見た目も演技も口当たりがいいですよね。ダン・スティーヴンスも、まさに典型的な口当たりがいい系イケメン。ライバルたちと今後も魅力を競いながら、さらなる高みを目指してほしいですねダウントン・アビー、年末年始あたりに一気観しよっかな…
↑ダン・スティーヴンス×ドミニク・クーパー in “Summer in February”が観たい~!!イケメン二人のBLではなく、女を奪い合う恋敵役みたいです。残念