「悪魔の倫理学」
マンションで女子大生が殺害される。愛人だった大学教授が逮捕されるが、真犯人であるストーカー男は被害者の部屋を隣室に住む警官が盗聴していたことに気づく。被害者が借金をしていた闇金の社長、そして大学教授の妻も絡み、事態はやがて惨劇へと…
面白かったです!特異なシチュエーションと展開も楽しめましたが、それ以上に登場人物たちが強烈にキャラ立ちしていたのが愉快でした。誰一人まともじゃなくて笑えます。みんな大真面目に、必死に悲壮なのですが、そうなればなるほど滑稽さが増幅。タガの外れた阿鼻叫喚さが、何だか岡田あーみん先生の漫画みたいでした。私、き○がいコメディって好きなんです
狂気と欲望で人道を踏み外した男たちが、自分勝手に暴走し血みどろに絡み合って、やがて地獄絵図…見るも無残な目に遭い、救いのない末路を遂げるのですが、それが笑えるのがこの映画の面白さでしょうか。とにかく、男たちがそろいもそろってゲスの極みなんですよ。盗聴盗撮する変態、元カノに付きまとい殺してしまう狂人、金のために弱者を食い物にする悪人、若い娘と不倫してるエロおやじ…みんなゲスすぎ!ゲス野郎どもなので、地獄に堕ちても全然可哀想じゃない、むしろ当然!ざまあ!と、悲惨な罪の報いに喝采、溜飲がさがるという珍妙さ。ラスト、スタジオで繰り広げられる殺し合いは、ちょっとタランティーノ監督の「レザボア・ドッグス」を彷彿とさせました。かなり真っ黒な笑いに満ちたコメディです。ろくでなしはろくな目に遭わない、という教訓に満ちた映画でもあります。
韓国映画らしく、ヴァイオレンスがリアルで残虐。特に闇金社長の暴力が非道い!女も平気でボコボコにしたり、盗聴警官の爪はいだり。刃物でメッタ刺しも、韓国のお家芸?ですよね~。残忍シーンが苦手な人には、お勧めできない映画です。口汚い台詞の応酬も、かなり暴力的。特に盗聴警官VSストーカー殺人犯の電話越しの口喧嘩が傑作でした。私も一度でいいから、あんな風に思いっきり罵倒してみたいわ。
隣室の女子大生を盗聴盗撮してる若い警官役は、いま私がハマってるドラマ「秘密の扉」で聖人な王子さまを演じているイ・ジェフン。
世子さまが、変態盗聴魔!世子さま何やってんの~!やめてー!!と、暗い部屋で独り黙々と最新機器を駆使してのぞき、盗み聞きに没頭してるジェフンくんに叫びたくなりましたとんでもないことしてるジェフンくんですが、キモい変態には全然見えないですよ。むしろ何かすごく可愛いんですよ。変態というより、不思議くんって感じで。美人の盗撮盗聴してても、性的なことには興味がないみたいで、彼女と愛人のセックスシーンとかはスルーしてるし、もちろん女をオカズに独りでシコシコなんかもしてない。いったい何のために?と理解不能なところが不気味ではあったけど。闇金社長に半殺しにされても、盗撮盗聴を録画録音したディスクを返して下さいと固執する姿が怖かった。逮捕され死刑判決を受けても、殺した幼女たちを録ったテープを返して下さい、と言い続けていたという宮崎勤を思い出して、ゾっとしました。
イ・ジェフンくん、秘密の扉の世子さまとは真逆な役を熱演してます。世子の彼も時折すごく幼く見えますが、この映画の彼はさらにあどけなく見えて可愛いです。メガネも似合う。ストーカー男に高卒のくせに!とか侮辱されて、傷つき悲しそうな顔するのがキュンときました。彼も基本、薄幸系、悲しい役が似合う俳優ですね。
ストーカー殺人犯役は、どっかで見たことある人だな~と思ったら、「秘密の扉」の悪い武官!ユースケ・サンタマリア似で顔はちょっと苦手ですが、演技は秀逸!ゲス男の中では殺人犯なのに最も人間的、という珍奇さで最も目立ってました。彼だけ脱いで、ベッドシーンもあり。韓流男優って、イケメンじゃなくてもモムチャンですよね~。闇金社長は「根の深い木」のムヒョル!と後で知ってビツクリ。ぜんぜん気付かんかったわ。後半に登場し、ゲス男どもに地獄の鉄槌を下す大学教授の妻役は、熟女の色気と貫禄たっぷりな大物女優のムン・ソリ。愚かな男たちに煮え湯を飲ませる恐ろしい、そして美味しい役を好演。男たちの破滅ですべてが終わったかと思いきや…な、皮肉なラストもニヤリとさせてくれます。
「秘密の扉」もうすぐ観終わるのが寂しい~イ・ジェフンくんの映画とドラマ、引き続き楽しみたいと思います
マンションで女子大生が殺害される。愛人だった大学教授が逮捕されるが、真犯人であるストーカー男は被害者の部屋を隣室に住む警官が盗聴していたことに気づく。被害者が借金をしていた闇金の社長、そして大学教授の妻も絡み、事態はやがて惨劇へと…
面白かったです!特異なシチュエーションと展開も楽しめましたが、それ以上に登場人物たちが強烈にキャラ立ちしていたのが愉快でした。誰一人まともじゃなくて笑えます。みんな大真面目に、必死に悲壮なのですが、そうなればなるほど滑稽さが増幅。タガの外れた阿鼻叫喚さが、何だか岡田あーみん先生の漫画みたいでした。私、き○がいコメディって好きなんです
狂気と欲望で人道を踏み外した男たちが、自分勝手に暴走し血みどろに絡み合って、やがて地獄絵図…見るも無残な目に遭い、救いのない末路を遂げるのですが、それが笑えるのがこの映画の面白さでしょうか。とにかく、男たちがそろいもそろってゲスの極みなんですよ。盗聴盗撮する変態、元カノに付きまとい殺してしまう狂人、金のために弱者を食い物にする悪人、若い娘と不倫してるエロおやじ…みんなゲスすぎ!ゲス野郎どもなので、地獄に堕ちても全然可哀想じゃない、むしろ当然!ざまあ!と、悲惨な罪の報いに喝采、溜飲がさがるという珍妙さ。ラスト、スタジオで繰り広げられる殺し合いは、ちょっとタランティーノ監督の「レザボア・ドッグス」を彷彿とさせました。かなり真っ黒な笑いに満ちたコメディです。ろくでなしはろくな目に遭わない、という教訓に満ちた映画でもあります。
韓国映画らしく、ヴァイオレンスがリアルで残虐。特に闇金社長の暴力が非道い!女も平気でボコボコにしたり、盗聴警官の爪はいだり。刃物でメッタ刺しも、韓国のお家芸?ですよね~。残忍シーンが苦手な人には、お勧めできない映画です。口汚い台詞の応酬も、かなり暴力的。特に盗聴警官VSストーカー殺人犯の電話越しの口喧嘩が傑作でした。私も一度でいいから、あんな風に思いっきり罵倒してみたいわ。
隣室の女子大生を盗聴盗撮してる若い警官役は、いま私がハマってるドラマ「秘密の扉」で聖人な王子さまを演じているイ・ジェフン。
世子さまが、変態盗聴魔!世子さま何やってんの~!やめてー!!と、暗い部屋で独り黙々と最新機器を駆使してのぞき、盗み聞きに没頭してるジェフンくんに叫びたくなりましたとんでもないことしてるジェフンくんですが、キモい変態には全然見えないですよ。むしろ何かすごく可愛いんですよ。変態というより、不思議くんって感じで。美人の盗撮盗聴してても、性的なことには興味がないみたいで、彼女と愛人のセックスシーンとかはスルーしてるし、もちろん女をオカズに独りでシコシコなんかもしてない。いったい何のために?と理解不能なところが不気味ではあったけど。闇金社長に半殺しにされても、盗撮盗聴を録画録音したディスクを返して下さいと固執する姿が怖かった。逮捕され死刑判決を受けても、殺した幼女たちを録ったテープを返して下さい、と言い続けていたという宮崎勤を思い出して、ゾっとしました。
イ・ジェフンくん、秘密の扉の世子さまとは真逆な役を熱演してます。世子の彼も時折すごく幼く見えますが、この映画の彼はさらにあどけなく見えて可愛いです。メガネも似合う。ストーカー男に高卒のくせに!とか侮辱されて、傷つき悲しそうな顔するのがキュンときました。彼も基本、薄幸系、悲しい役が似合う俳優ですね。
ストーカー殺人犯役は、どっかで見たことある人だな~と思ったら、「秘密の扉」の悪い武官!ユースケ・サンタマリア似で顔はちょっと苦手ですが、演技は秀逸!ゲス男の中では殺人犯なのに最も人間的、という珍奇さで最も目立ってました。彼だけ脱いで、ベッドシーンもあり。韓流男優って、イケメンじゃなくてもモムチャンですよね~。闇金社長は「根の深い木」のムヒョル!と後で知ってビツクリ。ぜんぜん気付かんかったわ。後半に登場し、ゲス男どもに地獄の鉄槌を下す大学教授の妻役は、熟女の色気と貫禄たっぷりな大物女優のムン・ソリ。愚かな男たちに煮え湯を飲ませる恐ろしい、そして美味しい役を好演。男たちの破滅ですべてが終わったかと思いきや…な、皮肉なラストもニヤリとさせてくれます。
「秘密の扉」もうすぐ観終わるのが寂しい~イ・ジェフンくんの映画とドラマ、引き続き楽しみたいと思います