「氷の微笑」
サンフランスシコで男性が情交中にアイスピックで惨殺される事件が発生。刑事のニックは、捜査線上に浮かんだ女流作家、キャサリンへの容疑を深めると同時に、彼女の妖しい魅力にのめり込んでしまう…
懐かしの大ヒット作。映画史に名を残す作品ですが、それは名作だからではありません。今でもコアなファンが多い、数々の珍作迷作を世に放ってきたポール・バーホーベン監督が、その天才的な変態っぷりを遺憾なく発揮した、面白すぎるエログロ映画として、です。
この映画、まさにネタの宝庫なんですよね~。ツッコミを確実に狙ってる。大真面目なサスペンスを装った、トンデモお笑い映画と認識しているのは、きっと私だけではないはず。
女殺人鬼がセックスの絶頂で、男をアイスピックでメッタ刺しにするシーン。ノーパンのキャサリンが取調室で、足を組み替えるシーン。有名なこの二つのシーンは、今や映画史に燦然と輝く?伝説的なシーンとて恰好のネタとなり、多くのパロディにもなりました。
↑こんな座り方する女、いねーよwww
映画全体を支配する惜しみない悪趣味さ、エログロさ、変態テイスト、オゲレツさは、みんな気取ってるけどホントはこーいうのが好きなんだろ?と、セックスと殺人というコレストロールと糖分たっぷりの毒々しい御馳走を、ポール・バーホーベン監督が冷笑しながら、ほら食え!と私たちに差し出した、そんな感じがする映画です。結局、みんな高尚で清く正しいものより、ゲスいもののほうが好きなんですよね~。どんな名作、秀作よりも、この映画のようなゲス作のほうが面白くて楽しめてしまいます。ゲス映画ですが、凡百な監督ならキワモノ、悪趣味さだけが目立つ退屈なB級映画になってたところを、演出には髄所に独特な才気が感じられるところがは、さすがバーホーベン監督。やはりタダモノではありません。
主演は、マイケル・ダグラスとシャロン・ストーン。二人の激しい濡れ場も話題になりました。
マイケル・ダグラスは、「危険な情事」や「ウォール街」など大ヒット作やオスカー受賞などで、まさにイケイケな最盛期にあった頃。彼のスゴいところは、ハリウッドのスターは成功するにつれてだんだん保守的になったり、仕事選ぶようになったりしてつまんない存在になっていくところを、映画をヒットさせるためには手段選ばず!何でもやる!なギラギラした気概があるところ。フツーは、当時のマイケル・ダグラスほど成功したスターなら、こんな映画には出演しませんよ(笑)。全裸ズコバコセックスシーン、SMシーン、必要ある?な全裸姿(フルチンになりすぎ)など、さすが私生活でもセックス中毒と噂されたダグラス氏の爪の垢、日本の俳優に煎じて飲ませたいです。男盛りの脂ののった熟年ボディも、バキバキシックスパック筋肉より私は好きです。
そして、この映画最大の売りであるキャサリン役のシャロン・ストーンは、この映画で一躍スターダムに。シャロンさん、いい女ですね!魔性の悪女役なのですが、すごくクールでサバサバした感じで、カッコいいんですよ。頭、良さそう!実際のシャロンさんも、かなりIQが高い女性だとか。ハレンチだけど白やベージュが基調のシンプルな衣装も、ネチネチしてないキャサリンのキャラに合ってました。彼女の思わせぶりで挑発的な台詞、サラっとした追及のかわしかたなど、なかなか小粋でした。シャロンさんもダグラス氏同様、見事な脱ぎっぷり、濡れっぷりですが。二人のセックス、激しい運動みたいで全然エロくないです。
ちなみにこの映画、シャロンさん主演の続編「氷の微笑2」があります。映画としてはかなり劣化してますが、ヒュー・ダンシーとかシャーロット・ランプリングとか、キャストは豪華になってます。
ポール・バーホーベン監督が初めてフランスで撮った新作“Elle”は、今年のカンヌ映画祭をざわつかせた問題作。主演はイザベル・ユペール!最恐タッグじゃん!早く観たいですね!
↑“Elle”トンデモ映画らしいです!バーホーベン監督&ユペりん、こともあろうにこの二人!なタッグに、期待するなと言うほうがムリムリかたつむり!
サンフランスシコで男性が情交中にアイスピックで惨殺される事件が発生。刑事のニックは、捜査線上に浮かんだ女流作家、キャサリンへの容疑を深めると同時に、彼女の妖しい魅力にのめり込んでしまう…
懐かしの大ヒット作。映画史に名を残す作品ですが、それは名作だからではありません。今でもコアなファンが多い、数々の珍作迷作を世に放ってきたポール・バーホーベン監督が、その天才的な変態っぷりを遺憾なく発揮した、面白すぎるエログロ映画として、です。
この映画、まさにネタの宝庫なんですよね~。ツッコミを確実に狙ってる。大真面目なサスペンスを装った、トンデモお笑い映画と認識しているのは、きっと私だけではないはず。
女殺人鬼がセックスの絶頂で、男をアイスピックでメッタ刺しにするシーン。ノーパンのキャサリンが取調室で、足を組み替えるシーン。有名なこの二つのシーンは、今や映画史に燦然と輝く?伝説的なシーンとて恰好のネタとなり、多くのパロディにもなりました。
↑こんな座り方する女、いねーよwww
映画全体を支配する惜しみない悪趣味さ、エログロさ、変態テイスト、オゲレツさは、みんな気取ってるけどホントはこーいうのが好きなんだろ?と、セックスと殺人というコレストロールと糖分たっぷりの毒々しい御馳走を、ポール・バーホーベン監督が冷笑しながら、ほら食え!と私たちに差し出した、そんな感じがする映画です。結局、みんな高尚で清く正しいものより、ゲスいもののほうが好きなんですよね~。どんな名作、秀作よりも、この映画のようなゲス作のほうが面白くて楽しめてしまいます。ゲス映画ですが、凡百な監督ならキワモノ、悪趣味さだけが目立つ退屈なB級映画になってたところを、演出には髄所に独特な才気が感じられるところがは、さすがバーホーベン監督。やはりタダモノではありません。
主演は、マイケル・ダグラスとシャロン・ストーン。二人の激しい濡れ場も話題になりました。
マイケル・ダグラスは、「危険な情事」や「ウォール街」など大ヒット作やオスカー受賞などで、まさにイケイケな最盛期にあった頃。彼のスゴいところは、ハリウッドのスターは成功するにつれてだんだん保守的になったり、仕事選ぶようになったりしてつまんない存在になっていくところを、映画をヒットさせるためには手段選ばず!何でもやる!なギラギラした気概があるところ。フツーは、当時のマイケル・ダグラスほど成功したスターなら、こんな映画には出演しませんよ(笑)。全裸ズコバコセックスシーン、SMシーン、必要ある?な全裸姿(フルチンになりすぎ)など、さすが私生活でもセックス中毒と噂されたダグラス氏の爪の垢、日本の俳優に煎じて飲ませたいです。男盛りの脂ののった熟年ボディも、バキバキシックスパック筋肉より私は好きです。
そして、この映画最大の売りであるキャサリン役のシャロン・ストーンは、この映画で一躍スターダムに。シャロンさん、いい女ですね!魔性の悪女役なのですが、すごくクールでサバサバした感じで、カッコいいんですよ。頭、良さそう!実際のシャロンさんも、かなりIQが高い女性だとか。ハレンチだけど白やベージュが基調のシンプルな衣装も、ネチネチしてないキャサリンのキャラに合ってました。彼女の思わせぶりで挑発的な台詞、サラっとした追及のかわしかたなど、なかなか小粋でした。シャロンさんもダグラス氏同様、見事な脱ぎっぷり、濡れっぷりですが。二人のセックス、激しい運動みたいで全然エロくないです。
ちなみにこの映画、シャロンさん主演の続編「氷の微笑2」があります。映画としてはかなり劣化してますが、ヒュー・ダンシーとかシャーロット・ランプリングとか、キャストは豪華になってます。
ポール・バーホーベン監督が初めてフランスで撮った新作“Elle”は、今年のカンヌ映画祭をざわつかせた問題作。主演はイザベル・ユペール!最恐タッグじゃん!早く観たいですね!
↑“Elle”トンデモ映画らしいです!バーホーベン監督&ユペりん、こともあろうにこの二人!なタッグに、期待するなと言うほうがムリムリかたつむり!