「未来を花束にして」
20世紀初頭のロンドン。夫と幼い息子がいるモードは、家事と洗濯工場での苦役に明け暮れる日々を送っていた。折しも世間では、女性の参政権を求める運動が活発化しており、モードも活動家のイーディスに誘われ運動に参加するようになるが…
女性の参政権を求める運動“サフラジェット”を描いた作品。ここまで超直球なフェミニスト映画、久々に観ました。当時の女性の生きづらさに胸を傷めたり、理不尽で不公平な社会に憤ったりするより、女ってやっぱ怖い!と戦慄してしまう映画でした何だろう、豊田真由子氏に感じたザワザワ感に似てるというか…もちろん、女性の権利を求めて苦闘するヒロインたちは、他人を見下し貶め虐げる豊田まゆゆのような醜さ、歪みはまったくありません。でも、尋常ではないヒステリックさ、常軌を逸した過激な言動、混沌とした狂気的な思考など、豊田まゆゆとうっすらカブってしまって
参政権を求める運動が、ほとんどテロ行為なんですよ。店に投石してウィンドウぶち割ったり、郵便ポストに爆発物仕掛けたり、政治家の別荘を爆破したり、これしか方法がない!と妄信して暴走する女たちに、感動や共鳴どころか恐怖しか覚えませんでした。腐った世の中を良くしたい!という理想は立派なのですが、手段が暴力なのが日本赤軍とかと同じなんですよね~…過激な活動の極めつけが、国王への直訴。あれ、ほとんど暗殺未遂じゃん?!自爆テロと同じ。王さま、大丈夫だったの?!王さまが可哀想だった。とにかく、必死すぎるフェミニズムにはドン引き。「エル ELLE」のほうが、よっぽど女性のほうが男よりすぐれている!女性万歳!と思える映画でした。
でもまあ、女たちが追いつめられて暴走するのも解かるような、社会と男たちの非道さです。女なんか、家畜同然な扱い。出てくる男どもが、そろいもそろって卑劣で非情。あんなクズ、ゲスばかりではなかっただろうけど。デモする女たちを殴る蹴るとか、紳士のイメージな英国男性が!とショッキングでした。諸悪の根源は男!と言わんばかりの内容には、田島ヨーコ先生も拍手喝采でしょう。過激な女たち同様、外道すぎる男たちも怖かったです。
参政権がなくても、男に大事にされ守ってもらえる上流社会に生まれてたら、モードも女性運動なんかに関わらなかったんだろうな~。とにかく当時のサフラジェットのおかげで、女性の地位は向上し、男と対等に渡り合える世の中になったのですね。ありがたいことですが、せっかく女性が権利や権力を得ても、豊田まゆゆや稲田トモちゃんみたいな人たちも後を絶たない。いつまで経っても、これだから女は…と嗤われそうですね
モード役は、英国の若き演技派女優キャリー・マリガン。男たちにモテモテな華やかでセレブなヒロイン役だと違うだろー!!by 豊まゆ だけど、こういった地味で暗い情念ある貧乏女役はドンピシャ。見た目は小柄で弱弱しいけど、鋼の精神を秘めたタフネスも彼女の魅力でしょうか。
モードの夫役は、大好きなベン・ウィショー。
ベン子さん、珍しく男らしい役ゲイ役やらせれば右に出る者なしなベン子さんですが、奥さん子どもがいるストレートな男役も違和感ありません。全然ゲイゲイしくありませんでした。ベン扮する夫、女性運動にのめり込むモードを理解せず、家から追い出したり子どもから引き離したりするのですが。そんなに悪い男じゃなかったような。最初の頃は、ちょっと亭主関白だけど妻子に優しい旦那だったし。当時の常識や因習の中でしか生きられない狭量で無知な男の愚かさ、切なさが、ベン子さんのイライラ顔、悲しそうな狼狽顔から伝わってきました。
イーディス役のヘレナ・ボナム・カーターは、サフラジェットを弾圧してた英国首相のひ孫に当たるとか。因縁なキャスティングですね。女性運動の指導者役で、メリル・ルトリープが登場。メインキャスト扱いされてますが、超チョイ役です。
↑ ベン子さんの新作は、パディントン続編、そして名作メリーポピンズの続編です🎥
20世紀初頭のロンドン。夫と幼い息子がいるモードは、家事と洗濯工場での苦役に明け暮れる日々を送っていた。折しも世間では、女性の参政権を求める運動が活発化しており、モードも活動家のイーディスに誘われ運動に参加するようになるが…
女性の参政権を求める運動“サフラジェット”を描いた作品。ここまで超直球なフェミニスト映画、久々に観ました。当時の女性の生きづらさに胸を傷めたり、理不尽で不公平な社会に憤ったりするより、女ってやっぱ怖い!と戦慄してしまう映画でした何だろう、豊田真由子氏に感じたザワザワ感に似てるというか…もちろん、女性の権利を求めて苦闘するヒロインたちは、他人を見下し貶め虐げる豊田まゆゆのような醜さ、歪みはまったくありません。でも、尋常ではないヒステリックさ、常軌を逸した過激な言動、混沌とした狂気的な思考など、豊田まゆゆとうっすらカブってしまって
参政権を求める運動が、ほとんどテロ行為なんですよ。店に投石してウィンドウぶち割ったり、郵便ポストに爆発物仕掛けたり、政治家の別荘を爆破したり、これしか方法がない!と妄信して暴走する女たちに、感動や共鳴どころか恐怖しか覚えませんでした。腐った世の中を良くしたい!という理想は立派なのですが、手段が暴力なのが日本赤軍とかと同じなんですよね~…過激な活動の極めつけが、国王への直訴。あれ、ほとんど暗殺未遂じゃん?!自爆テロと同じ。王さま、大丈夫だったの?!王さまが可哀想だった。とにかく、必死すぎるフェミニズムにはドン引き。「エル ELLE」のほうが、よっぽど女性のほうが男よりすぐれている!女性万歳!と思える映画でした。
でもまあ、女たちが追いつめられて暴走するのも解かるような、社会と男たちの非道さです。女なんか、家畜同然な扱い。出てくる男どもが、そろいもそろって卑劣で非情。あんなクズ、ゲスばかりではなかっただろうけど。デモする女たちを殴る蹴るとか、紳士のイメージな英国男性が!とショッキングでした。諸悪の根源は男!と言わんばかりの内容には、田島ヨーコ先生も拍手喝采でしょう。過激な女たち同様、外道すぎる男たちも怖かったです。
参政権がなくても、男に大事にされ守ってもらえる上流社会に生まれてたら、モードも女性運動なんかに関わらなかったんだろうな~。とにかく当時のサフラジェットのおかげで、女性の地位は向上し、男と対等に渡り合える世の中になったのですね。ありがたいことですが、せっかく女性が権利や権力を得ても、豊田まゆゆや稲田トモちゃんみたいな人たちも後を絶たない。いつまで経っても、これだから女は…と嗤われそうですね
モード役は、英国の若き演技派女優キャリー・マリガン。男たちにモテモテな華やかでセレブなヒロイン役だと違うだろー!!by 豊まゆ だけど、こういった地味で暗い情念ある貧乏女役はドンピシャ。見た目は小柄で弱弱しいけど、鋼の精神を秘めたタフネスも彼女の魅力でしょうか。
モードの夫役は、大好きなベン・ウィショー。
ベン子さん、珍しく男らしい役ゲイ役やらせれば右に出る者なしなベン子さんですが、奥さん子どもがいるストレートな男役も違和感ありません。全然ゲイゲイしくありませんでした。ベン扮する夫、女性運動にのめり込むモードを理解せず、家から追い出したり子どもから引き離したりするのですが。そんなに悪い男じゃなかったような。最初の頃は、ちょっと亭主関白だけど妻子に優しい旦那だったし。当時の常識や因習の中でしか生きられない狭量で無知な男の愚かさ、切なさが、ベン子さんのイライラ顔、悲しそうな狼狽顔から伝わってきました。
イーディス役のヘレナ・ボナム・カーターは、サフラジェットを弾圧してた英国首相のひ孫に当たるとか。因縁なキャスティングですね。女性運動の指導者役で、メリル・ルトリープが登場。メインキャスト扱いされてますが、超チョイ役です。
↑ ベン子さんの新作は、パディントン続編、そして名作メリーポピンズの続編です🎥