「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」
アメリカの軍人ニックはイラクでの任務中、地下空洞で古代エジプトの遺跡を発見する。棺の中で眠っていた邪悪な王女アマネットのミイラが覚醒し、世界に災いをもたらそうとするが…
ユニバーサル映画が古い怪奇映画を現代風にアレンジしてリメイクするプロジェクト“ダークユニバース”の、記念すべき第1作目。
ドラキュラとかフランケンシュタインとかモンスターものが大好きなので、このミイラ映画も楽しみにしていました。全米では酷評されたらしけど、わし的にはぶち面白かったわいや~。怪奇映画というより、ハチャメチャモンスターパニックコメディ映画って感じでしたが。
ハリウッドが世界一の映画の都、という威信やプライドをまざまざと見せつけるのは、アカデミー賞を受賞するような名作佳作ではなく、この映画みたいなブロックバスター映画だと思います。まさにハリウッド以外には無理!な、巨額の製作費をかけた高度な映像技術や特殊メイク、そしてスケールが大きくかつ緻密なセットには、毎度目を驚かされます。この映画でも、冒頭の地下空洞内の古代エジプトの遺跡とか、ロンドンの十字軍の地下墓地とか、ジギル博士の研究施設とか、およそ目を驚かすばかり。CG映像にはもう狎れてるはずなのに、ロンドンを襲う砂嵐とか、アマネットの棺を運ぶ軍用機でのパニックつるべ打ちとか、本当にどうやって撮ったんだろうと感嘆。もう漫画原作の邦画とか、ショボすぎてとても観ていられなくなります。
お話的には、先述した通りハチャメチャ何でもアリ映画でツッコミどころ満載、たぶん世界史が好きな人が観たら目がテンになるよな史実無視な荒唐無稽設定なんでしょうけど、そんなこと気にするのは野暮というもの。頭カラッポにして観るためのおバカ映画なので、観終わってバカバカしい!と怒る人こそ、いろいろ間違っていると断言できます。最初から最後まで次から次へのトンデモおもしろシーンの連続で、一瞬もダレることなきジェットコースターのような怒涛の展開は、集中力のない私にはとってもありがたい。ダークな雰囲気も残虐なシーンもなく、アメリカらしいノーテンキな笑いでいっぱいの内容になってるので、お子様が見ても全然OK!
アマネットに精気を吸い取られた人間は、ゾンビになって、アマネットの奴隷となるのですが。ゾンビが超弱っちいのが笑えた。仮面ライダーに出てくるショッカーみたいです。ミイラ姫アマネットにしても、そんなに凶暴凶悪じゃないんですよ。意外と弱かったし。生きながらミイラにされる前も、そんなに悪逆のかぎりを尽くしてなかったような。王位を狙って父王と弟を殺しただけ。もっと非道な悪行だったら、呪いや恨みももっと陰惨悲惨なテイストが増してたかも。
ニック役は、久々に映画館で見たトム・クルーズ。
トム・クルーズがこの手の映画に出るのって、珍しい、ていうか、初?トムさんも、すっかり老けましたね~。顔が何かちょっとムクんでるというか、表情が固まってるというか鈍くなってるというか、ボトックスの打ち過ぎ後遺症?アクションとかもう老体にムチみたいで痛々しい。でもすごく頑張ってる感が伝わってくるのが、今も昔も変わらぬトムさんの魅力です。捨て身のアクションのみならず、すっぽんぽんになってウロウロする姿とか、映画のためなら何でもするというプロ意識が素晴らしい。でも、ニック役ってどう考えてもアラフォー男優向けですよ。クリス・プラットとかブラッドリー・クーパーとかが適役。トムさんといいジョニー・デップといいブラッド・ピットといい、かつて最高の男前としてもてはやされた過去の栄光、うま味がいまだに忘れられない、というか、精神年齢はそこでストップしてるみたいな元ハリウッド御三家です。それはそうと。MIシリーズ最新作の撮影中、トムさんが重傷!というニュースが。頑張りすぎて無茶しちゃったのかな。心配ですね…
謎の怪奇研究者、ジキル博士役でラッセル・クロウが登場。ラッシーも、すっかりこんなイロモノ役が板につくようになりましたね。老けたとはいえ、今でも若いイケメン俳優など簡単にボコボコにできそうだけど。ジョニー・デップ主演作が待機しているというダークユニバースシリーズでは、ジキル博士はキーパーソンとして今後も登場するキャラらしいので、ラッシー大忙しですね。ヒロイン?のアマネット王女役は、「キングスマン」での殺し屋役がインパクト強烈だったソフィア・ブラデ。特殊メイクしてなかったら、ちょっと市川沙耶似?彼女ももうフツーの女役ができないキワモノ道を驀進中ですね。
アメリカの軍人ニックはイラクでの任務中、地下空洞で古代エジプトの遺跡を発見する。棺の中で眠っていた邪悪な王女アマネットのミイラが覚醒し、世界に災いをもたらそうとするが…
ユニバーサル映画が古い怪奇映画を現代風にアレンジしてリメイクするプロジェクト“ダークユニバース”の、記念すべき第1作目。
ドラキュラとかフランケンシュタインとかモンスターものが大好きなので、このミイラ映画も楽しみにしていました。全米では酷評されたらしけど、わし的にはぶち面白かったわいや~。怪奇映画というより、ハチャメチャモンスターパニックコメディ映画って感じでしたが。
ハリウッドが世界一の映画の都、という威信やプライドをまざまざと見せつけるのは、アカデミー賞を受賞するような名作佳作ではなく、この映画みたいなブロックバスター映画だと思います。まさにハリウッド以外には無理!な、巨額の製作費をかけた高度な映像技術や特殊メイク、そしてスケールが大きくかつ緻密なセットには、毎度目を驚かされます。この映画でも、冒頭の地下空洞内の古代エジプトの遺跡とか、ロンドンの十字軍の地下墓地とか、ジギル博士の研究施設とか、およそ目を驚かすばかり。CG映像にはもう狎れてるはずなのに、ロンドンを襲う砂嵐とか、アマネットの棺を運ぶ軍用機でのパニックつるべ打ちとか、本当にどうやって撮ったんだろうと感嘆。もう漫画原作の邦画とか、ショボすぎてとても観ていられなくなります。
お話的には、先述した通りハチャメチャ何でもアリ映画でツッコミどころ満載、たぶん世界史が好きな人が観たら目がテンになるよな史実無視な荒唐無稽設定なんでしょうけど、そんなこと気にするのは野暮というもの。頭カラッポにして観るためのおバカ映画なので、観終わってバカバカしい!と怒る人こそ、いろいろ間違っていると断言できます。最初から最後まで次から次へのトンデモおもしろシーンの連続で、一瞬もダレることなきジェットコースターのような怒涛の展開は、集中力のない私にはとってもありがたい。ダークな雰囲気も残虐なシーンもなく、アメリカらしいノーテンキな笑いでいっぱいの内容になってるので、お子様が見ても全然OK!
アマネットに精気を吸い取られた人間は、ゾンビになって、アマネットの奴隷となるのですが。ゾンビが超弱っちいのが笑えた。仮面ライダーに出てくるショッカーみたいです。ミイラ姫アマネットにしても、そんなに凶暴凶悪じゃないんですよ。意外と弱かったし。生きながらミイラにされる前も、そんなに悪逆のかぎりを尽くしてなかったような。王位を狙って父王と弟を殺しただけ。もっと非道な悪行だったら、呪いや恨みももっと陰惨悲惨なテイストが増してたかも。
ニック役は、久々に映画館で見たトム・クルーズ。
トム・クルーズがこの手の映画に出るのって、珍しい、ていうか、初?トムさんも、すっかり老けましたね~。顔が何かちょっとムクんでるというか、表情が固まってるというか鈍くなってるというか、ボトックスの打ち過ぎ後遺症?アクションとかもう老体にムチみたいで痛々しい。でもすごく頑張ってる感が伝わってくるのが、今も昔も変わらぬトムさんの魅力です。捨て身のアクションのみならず、すっぽんぽんになってウロウロする姿とか、映画のためなら何でもするというプロ意識が素晴らしい。でも、ニック役ってどう考えてもアラフォー男優向けですよ。クリス・プラットとかブラッドリー・クーパーとかが適役。トムさんといいジョニー・デップといいブラッド・ピットといい、かつて最高の男前としてもてはやされた過去の栄光、うま味がいまだに忘れられない、というか、精神年齢はそこでストップしてるみたいな元ハリウッド御三家です。それはそうと。MIシリーズ最新作の撮影中、トムさんが重傷!というニュースが。頑張りすぎて無茶しちゃったのかな。心配ですね…
謎の怪奇研究者、ジキル博士役でラッセル・クロウが登場。ラッシーも、すっかりこんなイロモノ役が板につくようになりましたね。老けたとはいえ、今でも若いイケメン俳優など簡単にボコボコにできそうだけど。ジョニー・デップ主演作が待機しているというダークユニバースシリーズでは、ジキル博士はキーパーソンとして今後も登場するキャラらしいので、ラッシー大忙しですね。ヒロイン?のアマネット王女役は、「キングスマン」での殺し屋役がインパクト強烈だったソフィア・ブラデ。特殊メイクしてなかったら、ちょっと市川沙耶似?彼女ももうフツーの女役ができないキワモノ道を驀進中ですね。