「セトウツミ」
放課後、いつも二人で他愛もない会話を交わして過ごす、高校生の瀬戸と内海。二人にはそれぞれ悩みや問題もあったが…
大好きな池松壮亮と、今をときめく菅田将暉がW主演した話題作。とりあえず壮亮の出演作には食いつく私ですが、この映画にはちょっと躊躇するものがあったんです。まず、漫画原作ということへの抵抗感、拒否反応。そして、男子高校生がグダグダ喋ってるだけという内容。どうしても食指を動かされず、しばらく二の足を踏んでいたのですが。いざ観てみると、想定外に面白かったです。意外と笑えました。ほっこり、ほのぼのもしたし。
恋やスポーツ、友情にキラキラ✨ドキドキ💓な青春はもちろん素敵ですが、この映画のセトウツミみたいに何をするわけでもなく、でも楽しそうにまったり過ごす青春も悪くない、ていうか、実際に私も、友情ではないけど数少ない男関係ではセトウツミでした他人には奇異、つまらない、非生産的に見えるかもしれないけど、二人にとってはかけがえのない時間、実りのある世界なのです。独りの時、集団の中の時にはのしかかる問題や悩みも、二人の時だけはその重さ苦しさを忘れられる。心も体も軽くなって安らげる、そんな空気感がよく出てました。すごくくだらない、無意味な会話を交わしているようでいて、その実すごく相手を励ましたり慰めたりしてる優しさが滲んでいて、思いやりあるな~優しいな~と感心。瀬戸の飼ってた猫の話が、ちょっと切なかった。前向きすぎる明るすぎる温度の高い派手な友情よりも、ひっそりとした生ぬるい地味な友情のほうが、居心地が良くて持続できそうです。他愛のなさがくれる大きな幸せが、微笑ましく描かれていました。
セトウツミのユル~いヌル~いやりとりは、まるで売れない若手上方漫才師みたいでした。クスっとはなるけど、爆笑はできない。会話劇がこの映画の売りみたいだけど、私は二人の関係性に魅力を感じました。いつもいつも飽きもせず一緒にいられる、寒空の下や炎天下でも、二人だけの場所で相手が来るのを待ってるセトウツミは、どう見てもフツーのDKフレンズではありません。けど、今にも告白とかキスとかしそうな危ういBLムードもない。友だち以上、BL未満な親密さに萌え~。実際にも、電車の中とか街中で仲良そうにしてる二人組のDKがいると、ひょっとして♡と楽しいBL妄想に走ってしまう私、骨の髄まで腐ですね二人の邪魔しないで、そっと二人だけにしてあげて、と願ってしまう可愛いセトウツミでした。
池松くんが、根暗なインテリの内海役。池松くん、最近観た出演作の中では、いちばん可愛かったかも!
どよよ~んは相変わらずだけど、それが今回は可愛く活用されてました。髪型とメガネ、学生服が超似合う!高校生にしては色気ありすぎる。けだるげ~な雰囲気が大人っぽい。援交してる女子高生のモノマネする壮亮くんが、何かすごい色っぽかった!クールでドライ、学校では一匹狼で、他人を完全シャットアウトしてるのに、瀬戸にだけは優しく明るい内海。瀬戸へのからかい、おちょくりには愛があった。自分に想いを寄せるJKから、ゲイなの?!と疑われるのも無理はない。女って自分が相手にされないとすぐそれだよな、とJKに冷たく言い放つ壮亮くん、超カッコよかった!女にイケズなところも、壮亮くんの魅力です。瀬戸に対する壮亮くんの静かなまなざし、ちょっと悲しそうな微笑みが意味深でした。
菅田くんは、おバカでハイテンションな不思議くん瀬戸役。彼の出演作はほとんど観たことがなかったので、ワタシ的には彼ってCM俳優なのですが、売れっ子なのが納得できました。演技も上手だし、個性的な俳優ですね。イケメンとは思えないけど、表情豊かなアホ可愛い顔に好感。菅田くんは大阪出身らしいので、関西弁もお手の物だったのでしょうか。生粋の関西人が聞いたら、池松&菅田の関西弁ってどうなんでしょう?
4
↑池松くんの新作は、岡田准一主演の時代劇「散り椿」です。早く池松くん主演の時代劇が観たい!
放課後、いつも二人で他愛もない会話を交わして過ごす、高校生の瀬戸と内海。二人にはそれぞれ悩みや問題もあったが…
大好きな池松壮亮と、今をときめく菅田将暉がW主演した話題作。とりあえず壮亮の出演作には食いつく私ですが、この映画にはちょっと躊躇するものがあったんです。まず、漫画原作ということへの抵抗感、拒否反応。そして、男子高校生がグダグダ喋ってるだけという内容。どうしても食指を動かされず、しばらく二の足を踏んでいたのですが。いざ観てみると、想定外に面白かったです。意外と笑えました。ほっこり、ほのぼのもしたし。
恋やスポーツ、友情にキラキラ✨ドキドキ💓な青春はもちろん素敵ですが、この映画のセトウツミみたいに何をするわけでもなく、でも楽しそうにまったり過ごす青春も悪くない、ていうか、実際に私も、友情ではないけど数少ない男関係ではセトウツミでした他人には奇異、つまらない、非生産的に見えるかもしれないけど、二人にとってはかけがえのない時間、実りのある世界なのです。独りの時、集団の中の時にはのしかかる問題や悩みも、二人の時だけはその重さ苦しさを忘れられる。心も体も軽くなって安らげる、そんな空気感がよく出てました。すごくくだらない、無意味な会話を交わしているようでいて、その実すごく相手を励ましたり慰めたりしてる優しさが滲んでいて、思いやりあるな~優しいな~と感心。瀬戸の飼ってた猫の話が、ちょっと切なかった。前向きすぎる明るすぎる温度の高い派手な友情よりも、ひっそりとした生ぬるい地味な友情のほうが、居心地が良くて持続できそうです。他愛のなさがくれる大きな幸せが、微笑ましく描かれていました。
セトウツミのユル~いヌル~いやりとりは、まるで売れない若手上方漫才師みたいでした。クスっとはなるけど、爆笑はできない。会話劇がこの映画の売りみたいだけど、私は二人の関係性に魅力を感じました。いつもいつも飽きもせず一緒にいられる、寒空の下や炎天下でも、二人だけの場所で相手が来るのを待ってるセトウツミは、どう見てもフツーのDKフレンズではありません。けど、今にも告白とかキスとかしそうな危ういBLムードもない。友だち以上、BL未満な親密さに萌え~。実際にも、電車の中とか街中で仲良そうにしてる二人組のDKがいると、ひょっとして♡と楽しいBL妄想に走ってしまう私、骨の髄まで腐ですね二人の邪魔しないで、そっと二人だけにしてあげて、と願ってしまう可愛いセトウツミでした。
池松くんが、根暗なインテリの内海役。池松くん、最近観た出演作の中では、いちばん可愛かったかも!
どよよ~んは相変わらずだけど、それが今回は可愛く活用されてました。髪型とメガネ、学生服が超似合う!高校生にしては色気ありすぎる。けだるげ~な雰囲気が大人っぽい。援交してる女子高生のモノマネする壮亮くんが、何かすごい色っぽかった!クールでドライ、学校では一匹狼で、他人を完全シャットアウトしてるのに、瀬戸にだけは優しく明るい内海。瀬戸へのからかい、おちょくりには愛があった。自分に想いを寄せるJKから、ゲイなの?!と疑われるのも無理はない。女って自分が相手にされないとすぐそれだよな、とJKに冷たく言い放つ壮亮くん、超カッコよかった!女にイケズなところも、壮亮くんの魅力です。瀬戸に対する壮亮くんの静かなまなざし、ちょっと悲しそうな微笑みが意味深でした。
菅田くんは、おバカでハイテンションな不思議くん瀬戸役。彼の出演作はほとんど観たことがなかったので、ワタシ的には彼ってCM俳優なのですが、売れっ子なのが納得できました。演技も上手だし、個性的な俳優ですね。イケメンとは思えないけど、表情豊かなアホ可愛い顔に好感。菅田くんは大阪出身らしいので、関西弁もお手の物だったのでしょうか。生粋の関西人が聞いたら、池松&菅田の関西弁ってどうなんでしょう?
4
↑池松くんの新作は、岡田准一主演の時代劇「散り椿」です。早く池松くん主演の時代劇が観たい!