まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

オペレッタ恋愛遊戯 唇はダメよ

2006-07-17 | フランス、ベルギー映画
 昨日の深夜、遊び疲れてフラフラ千鳥足で家路についていたら、パトカーがウ~ウ~とサイレンを鳴らしながら、猛スピードでやってくるではないか。
 な、何事!?しかも、間を置いて4、5台も。すわっ大事件か!?こんな田舎町で、日本中を震撼させるような凶悪犯罪発生じゃ!
 翌朝、TVのローカルニュースを観て衝撃!
 “深夜、老人宅に強盗 現金3万円とバナナ1本を盗んで逃走”
 被害者のお年寄りにケガはなかったことが、不幸中の幸い。でも、大騒ぎしたわりには、セコすぎる事件だよなあ。パトカー5台は、いくら何でもオーバーだよ。それに、バナナ1本って...これって笑っちゃいけないんですよね。
 犯人さん、出てらっしゃい~←「3時のあなた」の寺島純子調

「巴里の恋愛協奏曲」
 オペレッタ:オーケストラつきの軽歌劇。小オペラ。基本的には喜劇で、ハッピーエンドが主流。
 20年代のパリ。ブルジョア社会の恋愛スッタモンダが、歌と踊りで繰り広げられる。
 衣装やインテリアが、華やかかつユニークで、目に楽しかったです。
 お話は...いい年したオバサン&オジサンたちが、ドタバタ恋愛ごっこにウツツを抜かしてる、それだけ。もっと他にすることないの!?ずいぶんヒマ人だよなあ。滑稽というか、バカバカしいにもほどがある。
 同じアラン・レネ監督の「恋するシャンソン」のほうが、恋や人生の悲喜こもごもを楽しく描いていて、数倍面白かった。
 キャストは、いつものレネ監督作品の常連たち。
 サビーヌ・アゼマは、好きなフランス女優のひとり。美人じゃないけど、おちゃめで知的で、フェミニンなボブカットも素敵。今回は、男たちからモテモテなブルジョア奥様役。チャーミングだけど、何でそこまでモテる!?気まぐれ子猫ちゃんなキャラが、ちょっと不気味だけど笑えます。それにしても、フランスってほんと、熟女天国だよなあ。映画を観るかぎり、フランスの若い男って、ピチピチ小娘には目もくれず、母親みたいなオバ様を追っかけ回してるし。
 アゼマおば様を追っかけまわす青年役の俳優が、イマイチなのが残念。もっとイケメン、いっぱいいただろうに。
 オドレイ・トトゥ、可愛いんだけど、何だか貧相なんだよなあ。痩せ過ぎ?
 ランベール・ウィルソンの怪演が、いちばんインパクトあり。かつての美青年も、今ではすっかり、怪しい紳士役がオハコに。
 
コメント (4)
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