北京オリンピックもたけなわですね!
内柴さん、北島コーたん、YAWARAさん、そして中村美里ちゃん、メダルおめでとー!!
命がけで競技に挑んでいる彼らは、まさに誇り高い武士ですよね。銅メダルを獲っても悔しそうに、金以外は意味がない!と言い放った美里ちゃん、カッコよかったですね。まさに、参加することに意義があるなんて甘いキレイごと、と言わんばかり。何年か前の冬季オリンピックでは、無様に惨敗しながらも、私たちが楽しんでやれたからそれでいいじゃん~♪なんてヘラヘラ帰ってきて、多くの国民からフザケンナと大顰蹙を買った選手たちがいましたが...スポーツ選手には、負けたら切腹!的な厳粛な気炎を見せてほしいですよね。
引き続き応援!強く美しい大和魂、見せちゃれやー!!
それにしても、民放のオリンピック番組...ヘンなタレントにヘンなテーマ曲で、軽薄チャラチャラの嵐...
「レミング」
幸せな若い夫婦アランとベネディクトは、台所で配水管に詰まっていたネズミを発見する。それは集団自殺すると言われている、北欧にしかいないはずのレミングだった。その日を境に、正常だった二人の生活が静かに崩壊し始める...
シャルロット・ゲンズブールとシャーロット・ランプリングの2大女優が競演、カンヌ映画祭でオープニングを飾り、フランス映画祭でも上映された話題作だったのに、なぜか劇場公開されず長い間お蔵入り、やっとDVDになったので観ることができました。
これって...ひとことで言えば、不思議で不気味な映画です。なぜ?!どーいうこと?!が、静かにゴゴゴゴと渦巻いてる感じ。わけがわからないまま主人公のカップルが、ゆっくりと不可解に壊れていく様子が、異様で面白いです。
原因不明なコワレ病に罹ったアランとベネディクト、異常で狂ってるのはどっち?と惑わされる内容も、なかなかユニーク。優しく献身的だったベネディクトが、いきなりヒステリックになったり、夫を山に置き去りにしたり、社長と浮気するようになったり、明らかに妻のほうがおかしい、と思わされつつ、妄想?現実?な体験を繰り返すアランも、かなり危なく見えてしまう。最後まで曖昧で謎めいた展開&ムードなので、明確な結末や謎解きを期待すると、何じゃこりゃ~!?な映画ですが、観客の想像や解釈に委ねるミステリアスさ、私は好きかも。
ペストではなく、狂気を運んできたようなレミングが、象徴的で印象的な存在。人間って、ひょっとしたら何でもない些細なことがきっかけで、突然プツンと正常がストップして異常にスイッチオンされることも、あり得るかも?
フツーに見えつつ異常化、というベネディクトを、シャルロット・ゲンズブールが淡々とクールに演じてます。さすがに顔は老けたけど、独特の透明感は不変で素敵です。昔は、笑ったら損!みたいにブスっと不機嫌顔(それが魅力だったけど)がトレードマークだった彼女も、最近は笑顔もよく見せてくれるようになってますよね。その笑顔も、いかにも演技で作ってるって感じが皆無で、自然なのがトレビアン。相変わらずファッションも、シンプルでナチュラル。シャルロットが着ると、きっとユニクロでもオシャレに見えることでしょう。
アラン役のローラン・リュカ、「変態村」に続いて狂気の受難!みんなからヒドい目に遭わされて、可哀想です。ちょと濃い目ですが、なかなか男前です。カメラつきラジコンヘリコプター飛ばして、妻の浮気現場を盗撮するのが、哀れかつ笑えた。
アランとベネディクトに絡んでくる社長夫妻が、レミング同様に不吉な存在。優しいけど女好きな社長役のアンドレ・デュソリエおぢさま、ロマンスグレー&爺でも現役の男ぶりが素敵です。社長の妻役、シャーロット・ランプリングが、こ、怖い...のっけから、危ない度MAX!見た目もやることも、ヤバすぎます。登場シーンは少ないけど、強烈な存在感です。
内柴さん、北島コーたん、YAWARAさん、そして中村美里ちゃん、メダルおめでとー!!
命がけで競技に挑んでいる彼らは、まさに誇り高い武士ですよね。銅メダルを獲っても悔しそうに、金以外は意味がない!と言い放った美里ちゃん、カッコよかったですね。まさに、参加することに意義があるなんて甘いキレイごと、と言わんばかり。何年か前の冬季オリンピックでは、無様に惨敗しながらも、私たちが楽しんでやれたからそれでいいじゃん~♪なんてヘラヘラ帰ってきて、多くの国民からフザケンナと大顰蹙を買った選手たちがいましたが...スポーツ選手には、負けたら切腹!的な厳粛な気炎を見せてほしいですよね。
引き続き応援!強く美しい大和魂、見せちゃれやー!!
それにしても、民放のオリンピック番組...ヘンなタレントにヘンなテーマ曲で、軽薄チャラチャラの嵐...
「レミング」
幸せな若い夫婦アランとベネディクトは、台所で配水管に詰まっていたネズミを発見する。それは集団自殺すると言われている、北欧にしかいないはずのレミングだった。その日を境に、正常だった二人の生活が静かに崩壊し始める...
シャルロット・ゲンズブールとシャーロット・ランプリングの2大女優が競演、カンヌ映画祭でオープニングを飾り、フランス映画祭でも上映された話題作だったのに、なぜか劇場公開されず長い間お蔵入り、やっとDVDになったので観ることができました。
これって...ひとことで言えば、不思議で不気味な映画です。なぜ?!どーいうこと?!が、静かにゴゴゴゴと渦巻いてる感じ。わけがわからないまま主人公のカップルが、ゆっくりと不可解に壊れていく様子が、異様で面白いです。
原因不明なコワレ病に罹ったアランとベネディクト、異常で狂ってるのはどっち?と惑わされる内容も、なかなかユニーク。優しく献身的だったベネディクトが、いきなりヒステリックになったり、夫を山に置き去りにしたり、社長と浮気するようになったり、明らかに妻のほうがおかしい、と思わされつつ、妄想?現実?な体験を繰り返すアランも、かなり危なく見えてしまう。最後まで曖昧で謎めいた展開&ムードなので、明確な結末や謎解きを期待すると、何じゃこりゃ~!?な映画ですが、観客の想像や解釈に委ねるミステリアスさ、私は好きかも。
ペストではなく、狂気を運んできたようなレミングが、象徴的で印象的な存在。人間って、ひょっとしたら何でもない些細なことがきっかけで、突然プツンと正常がストップして異常にスイッチオンされることも、あり得るかも?
フツーに見えつつ異常化、というベネディクトを、シャルロット・ゲンズブールが淡々とクールに演じてます。さすがに顔は老けたけど、独特の透明感は不変で素敵です。昔は、笑ったら損!みたいにブスっと不機嫌顔(それが魅力だったけど)がトレードマークだった彼女も、最近は笑顔もよく見せてくれるようになってますよね。その笑顔も、いかにも演技で作ってるって感じが皆無で、自然なのがトレビアン。相変わらずファッションも、シンプルでナチュラル。シャルロットが着ると、きっとユニクロでもオシャレに見えることでしょう。
アラン役のローラン・リュカ、「変態村」に続いて狂気の受難!みんなからヒドい目に遭わされて、可哀想です。ちょと濃い目ですが、なかなか男前です。カメラつきラジコンヘリコプター飛ばして、妻の浮気現場を盗撮するのが、哀れかつ笑えた。
アランとベネディクトに絡んでくる社長夫妻が、レミング同様に不吉な存在。優しいけど女好きな社長役のアンドレ・デュソリエおぢさま、ロマンスグレー&爺でも現役の男ぶりが素敵です。社長の妻役、シャーロット・ランプリングが、こ、怖い...のっけから、危ない度MAX!見た目もやることも、ヤバすぎます。登場シーンは少ないけど、強烈な存在感です。