我、再び駆ける。

ADV150・MT-03・4D9マジェスティなどを購入したことから、これらのバイクについて紹介していくブログです。

秘蔵の書物を2冊ばかり・・・

2009年09月18日 | 日常の出来事
先日、時間があったので、以前から気になっていた古いバイク雑誌やカタログを探すべく、押入れの中の発掘作業を行いました。(笑)
しかし残念ですが、目的の古いバイク雑誌やカタログは発見されず・・・代わりに秘蔵の書物が2冊ばかり出てきました。

その内の1冊が、写真の「小松崎 茂・プラモデルパッケージの世界」という本です。小松崎 茂?誰?と思われるかもしれませんが、男性の方なら買ったことのあるプラモデルの箱の絵の画家さんです。
それで、中は以下の写真のような感じです。






いやぁ~今井のサンダーバードとタミヤの戦車のプラモが懐かしいです。特にロンメル戦車が最高ですね。他にはガメラなどの怪獣のプラモ(ゼンマイやモーターで動く)も掲載されています。

次は、下の写真の昭和18年1月に発行された「科学朝日」という雑誌です。当時のお値段は50銭なり。確か古本屋さんで800円ぐらいで買ったと思います。
写真は表紙と裏表紙ですが、おそらく中立国から入手した真珠湾攻撃後の写真となっています。そして裏表紙の「勝ち抜くために」という文字が世相を表していますね。ちなみにマツダランプとは、現在の東芝のことです。



何せ戦時中の雑誌です。昭和18年の1月といえば、ガタルカナル島で多くの日本軍兵士が飢えと病で倒れていた頃です。まさに太平洋戦争真っ最中ですね。
とにもかくにも、物資が欠乏していた頃の雑誌です。紙質はわらばん紙(もう若い方は知らないか?)以下です。

下の写真は中のページを写したもので、分かり難いですが「敵も今や必死」「凝視せよ この姿」「ゴム不足に悩む」なんて文字が躍っています。さらに違うページには「集燥するアメリカ」なんて文字も・・・明らかにプロパガンダの内容です。
8月15日の終戦記念日頃には、TVなどで当時の映像や関連ドラマを放送しますが、私はこの戦時中の雑誌を手にするだけで当時の状況が見えてきます。



私にとっては、この2冊は秘蔵書ですね。もちろん、今後も大事に保管します。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする