「さくら」「きいろいゾウ」の西加奈子さんの推薦でスティーヴン・ミルハウザー著「エドウィン・マルハウス」を読みました。
この本はジェフリー・カートライトという子供が書いた、自分の親友で11歳の誕生日に自殺するエドウィン・マルハウスの伝記という体裁を取っています。彼らは同級生なので、10歳の子供が親友の10年間を書いた本ということなんですが、文章は立派に大人の文章だし、設定にかなり無理があるなあ、と思いました。
また伝記の対象になっている子も優れた本(題名は「まんが」)を書いていることになっているのですが、その内容にはほとんど触れず、どんな優れた本なのかが判然としません。
結局仲のいい子供がどのように毎日を過ごしたかが書かれているだけで、読んでいて「伝記」という感じはしませんでした。
また、著者はものを羅列するのが好きらしく、何かというとものの羅列を始めます。これもこの著者の悪い癖で、読んでてイライラしてきます。
ということで、私にとってはあまり面白い本ではありませんでした。興味のある方はご自分で判断されてください。福武書店から1800円で出ています。
この本はジェフリー・カートライトという子供が書いた、自分の親友で11歳の誕生日に自殺するエドウィン・マルハウスの伝記という体裁を取っています。彼らは同級生なので、10歳の子供が親友の10年間を書いた本ということなんですが、文章は立派に大人の文章だし、設定にかなり無理があるなあ、と思いました。
また伝記の対象になっている子も優れた本(題名は「まんが」)を書いていることになっているのですが、その内容にはほとんど触れず、どんな優れた本なのかが判然としません。
結局仲のいい子供がどのように毎日を過ごしたかが書かれているだけで、読んでいて「伝記」という感じはしませんでした。
また、著者はものを羅列するのが好きらしく、何かというとものの羅列を始めます。これもこの著者の悪い癖で、読んでてイライラしてきます。
ということで、私にとってはあまり面白い本ではありませんでした。興味のある方はご自分で判断されてください。福武書店から1800円で出ています。