今年から21年前の今日、加藤泰監督は亡くなりました。享年68歳でした。
私と加藤監督との出合いは、私の大学時代、蓮實重彦先生の映画ゼミで「今上映されている『炎のごとく』を来週までに見てくるように」という宿題が出て、それで見たのが最初だと思います。翌週のゼミで感想を求められ、「料金の割にはあまり面白く無かった」という学生がいて、当時蓮實先生に心酔していた私はなんとか反論をしたくて「当日券だから鑑賞料が高く感じたのであって、プレイガイドで前売り券を買えば安く感じたんではないですか?」と訳の分からない発言をしたのを覚えています。
また流血シーンで滝のごとく血が流れ出すのを批判的に見ていた私は「これは客を呼ぶためのプロデューサーの策略だ」と発言し、後で、加藤監督自身が進んで行ったことだと知って赤面したりもしました。
「縦の構図」という言葉を初めて聞いたのもこの時のゼミだったような気がします。それ以降紆余曲折もありながら加藤作品を見続けて、京都までお墓参りにも行ってきました。
加藤泰監督に関しては、「Favorite Movies」に項を設けてあり、特にオススメの映画も分かるようにしてあります。興味のある方、ぜひご覧ください。
私と加藤監督との出合いは、私の大学時代、蓮實重彦先生の映画ゼミで「今上映されている『炎のごとく』を来週までに見てくるように」という宿題が出て、それで見たのが最初だと思います。翌週のゼミで感想を求められ、「料金の割にはあまり面白く無かった」という学生がいて、当時蓮實先生に心酔していた私はなんとか反論をしたくて「当日券だから鑑賞料が高く感じたのであって、プレイガイドで前売り券を買えば安く感じたんではないですか?」と訳の分からない発言をしたのを覚えています。
また流血シーンで滝のごとく血が流れ出すのを批判的に見ていた私は「これは客を呼ぶためのプロデューサーの策略だ」と発言し、後で、加藤監督自身が進んで行ったことだと知って赤面したりもしました。
「縦の構図」という言葉を初めて聞いたのもこの時のゼミだったような気がします。それ以降紆余曲折もありながら加藤作品を見続けて、京都までお墓参りにも行ってきました。
加藤泰監督に関しては、「Favorite Movies」に項を設けてあり、特にオススメの映画も分かるようにしてあります。興味のある方、ぜひご覧ください。