奥田英朗氏のエッセイ集「延長戦に入りました」を読みました。
スポーツにネタを絞ったエッセイ集で、気軽に読めるものです。私が知ってるエッセイストと言えば、ナンシー関さんとリリー・フランキー氏ですが、彼らよりもずっと控えめで、毒も無く、読者の様子を伺いながら書いている感じで、割に強気に書いていても、最後にはちょっと謝っとこう、みたいなところが感じられました。
ただ、書かれている内容は正論で、しかも普段我々が気付かないようなことをズバズバと指摘してくれるので、読んでて勉強にもなったし、小気味良かったです。
それに、本職は小説家だけあって、描写で読ませるところもあり、女子の開脚が恥ずかしい、という話のところで、マット運動の開脚前転で「恥ずかしそうな顔で自分の演技を終えると、隠れるように女子の固まりの中に消えていった。」という描写など、絵が目に浮かぶようでした。
奥田さんの次のエッセイ集を読みたくなるような、そんな本でした。
スポーツにネタを絞ったエッセイ集で、気軽に読めるものです。私が知ってるエッセイストと言えば、ナンシー関さんとリリー・フランキー氏ですが、彼らよりもずっと控えめで、毒も無く、読者の様子を伺いながら書いている感じで、割に強気に書いていても、最後にはちょっと謝っとこう、みたいなところが感じられました。
ただ、書かれている内容は正論で、しかも普段我々が気付かないようなことをズバズバと指摘してくれるので、読んでて勉強にもなったし、小気味良かったです。
それに、本職は小説家だけあって、描写で読ませるところもあり、女子の開脚が恥ずかしい、という話のところで、マット運動の開脚前転で「恥ずかしそうな顔で自分の演技を終えると、隠れるように女子の固まりの中に消えていった。」という描写など、絵が目に浮かぶようでした。
奥田さんの次のエッセイ集を読みたくなるような、そんな本でした。