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ジェフリー・ディーヴァー『眠れぬイヴのために(上)』

2007-10-03 16:49:23 | ノンジャンル
 ジェフリー・ディーヴァーの'94年作品「眠れぬイヴのために(上)」を読みました。
 犯罪者を収容する精神病院から大男のルーベックが死体とすり変わって脱走します。彼の最後の裁判で証人に立った妻リズの安全のために夫のオーエンは独自に捜索を開始します。彼を追っていた2人の介護人は彼の罠にはまり、穴に落ちて重傷を負います。病院長のアドラーはヘックに1万ドルの賞金を示し、秘密裏にルーベックを捕まえることを命じます。医師でルーベックを担当していたコーラーも捜索に参加します。ルーベックは一旦東へ向かいますが、途中で西に進路を取り、自転車を盗み、リズの家に向かって進みます。リズが証言したインディアン・リープ事件とは、リズたちがピクニックにインディアン・リープ公園に行った時、リズ夫妻の友人の男性が殴られ、下腹部をめった刺しにされて性器を切り取られて殺された事件でした。
 とここまでが上巻です。1人の凶暴な精神障害者を多くの人間がそれぞれの思惑をもって追いかけ、犯人の頭の良さに振り回されるという単純な内容になっています。後半では、ルーベックがイヴの家に侵入し、イヴの命を守ろうとする人々との間に死闘が繰り広げられるでしょう。今から読むのが楽しみです。