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インドでの富みの格差

2007-10-23 22:29:53 | ノンジャンル
 私はユニセフのマンスリーサポートを行っているので、「ユニセフ・ニュース」という小冊子の秋号が届きました。
 冒頭の特集ではインドで悲惨な状態に置かれている子供たちのことについて書かれていました。記事を引用すると、「IT(情報技術)産業などの躍進から、目覚ましい経済成長を続けるインド。2005年のGDP(国内総生産)成長率は9%にも達しました。しかしその一方で、11億を超える国民の3人にひとりは、いまだに1日の収入が1ドルにも満たない、極度に貧しい生活を余儀無くされています。(後略)」
 3人に1人が1日の収入が1ドルにも満たない、という経済格差に驚きました。日本の格差が霞んでしまうほどのものすごさです。テレビの報道されるインドのIT産業の目覚ましい成長ぶりにばかりに目がいっていたので、こうした事実があるとは思ってもみませんでした。
 もともとインドはカースト制度により、経済の格差が制度的に固定されている歴史があるとは思うのですが、インド政府はこうした状態を改善できないのでしょうか? 一方で大金持ちになっている人が多く出て来ている訳ですから、税金をきちんと徴収して貧しい人々に還元することをもっと考えてほしいと思います。
 ユニセフのニュースを見て感じるのは、問題が大きすぎて、ユニセフの力だけではそのうちの一部しか解決できないということです。そうなってくると、経済的な影響力を考えると一番頼りになるのは、やはり政府です。インド政府に限らず、子供たちが貧しさで苦しんでいる国々の政府が活躍してくれることを望んで止みません。