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スティーヴン・キング 8つの悪夢(1)

2007-10-10 17:15:04 | ノンジャンル
 スティーヴン・キングの8つの短編を'06年にテレビ映画化したシリーズの1作目から3作目までをW0W0Wで見ました。
 1作目の題は「バトル・グラウンド」。オモチャメイカーの社長を殺した殺し屋の家に歩兵20人、ヘリコプター3機などの兵器が含まれた戦争キットが送られて来ます。そしてその戦争キットは動き始め、殺し屋を攻撃し始めます。それから壮絶なバトルが展開し、殺し屋は生き残ります。
 2作目の題は「クラウチ・エンド」。ロンドンに新婚旅行に来たアメリカ人のカップルは、夫の知り合いの誘いでクラウチ・エンドにあるその知り合いの家で夕食を共にすることにしました。ところが、クラウチ・エンドではこれまでに60人の行方不明者を出し、地元の人たちからも恐れられている場所でした。散々怖い思いをした結果、夫は怪物の餌食になり、妻は何とか抜け出します。
 3作目の題は「アムニー最後の事件」は1938年銃撃戦に明け暮れる私立探偵のアムニーを、アムニーのオフィスのビルのオーナーがやってきて、ソニーのバイオを開き、自分は未来から来た作家で、アムニーも彼の創作に過ぎないといいます。それからその作家とアムニーとの戦いが始まります。

 一番面白かったのは、文句無しに「バトル・グラウンド」でした。フィギアが動くこと自体が面白く、彼らには感情がないらしく、戦意は常に高揚し、様々な兵器で攻撃を仕掛けて来ます。迫撃砲を足に喰らった男はかなりひどい傷を負います。最後の決戦は体の大きさを見せつけて、踏みつぶし、握りつぶして勝つのですが、部屋の中をヘリコプターが飛び回るシーンなども楽しめました。これは話を広げれば一本の映画にもなるのでは、と思いました。また、殺される社長の部屋を埋め尽くすフィギアの数にも圧倒されました。彼が特に愛する緑のミニドレスを来た少女のフィギアをクルクル回しながら見つめ続けるのですが、スタイルと共にポーズが何とも言えず可憐で、私も一緒に見入ってしまいました。ということで、「バトル・グラウンド」はオススメです。今までこのようなキングの小説を読んで無いので、書き下ろしかもしれません。