gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

チャールズ・チャップリン監督『モダン・タイムス』その4

2014-04-18 06:58:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。
 満員の護送車。酔った男の息を臭がるチャーリー。やがてさっきの娘も乗ってくる。娘に椅子を譲るチャーリー。不思議そうにチャーリーを見上げる娘。「僕を覚えてる? あのパンを?」。うなずき、顔を手で隠して泣き出す娘。ハンカチを渡すチャーリー。正面から来たパトカーを避けようとして、護送車は急カーブし、警官1人とチャーリーと娘が護送車から路上へ投げ出される。先に目覚めたチャーリーは娘を起こし、「今のうちに逃げるんだ!」と言い、目が覚めた警官の頭を警棒で殴ってまた失神させると、角まで逃げた娘はチャーリーにも来るように手招きし、2人は手に手を取って逃げ出す。
 2人は道端に座り(ここで初めて『スマイル』の曲が流れる)、微笑み合う。花を手に取り、チャーリーに見せる娘。「家はどこ?」「どこにもないの」。目の前の家では、妻がキスとハグをして夫を送り出す。その妻が家に帰っていく様子をマネて、娘を笑わせるチャーリー。「僕たちにあんな家があるといいね」とチャーリーが言うと、娘はえっと驚く。以下、想像上のシーン。豪華な家の居間。チャーリーは窓からリンゴを取り、一口かじり、娘にキッチンへ呼ばれると、リンゴを窓の外へ蹴り出し、カーテンで手を拭く。キッチンでチャーリーが呼ぶと、外に牛が現れ、チャーリーはその下にコップを置く。娘がステーキを焼く間、ドアの外のブドウを食べるチャーリー。コップ一杯に牛乳が入ると、チャーリーは牛の背中を叩き、牛は去る。向かい合って座り、1つのステーキを切り合う2人。想像上のシーンは終わり、チャーリーはステーキを切るマネをしている。宙を見て不思議そうな表情をしていた娘は、現実に戻ると、腹をなでて微笑み、チャーリーに笑いかける。チャーリーは膝を手で叩いて、「やってやる! たとえ、そのために苦労しても家を建てる」と言う。背後に警官の姿。娘がそれに気づいてチャーリーに知らせると、チャーリーは娘の手を取り、歩き去る。
 “あるデパートで事故が起きる”。野次馬に娘が尋ねると「警備員が足をくじいたんだ」とのこと。それを聞いたチャーリーは野次馬をかき分け、デパートの中へ行き、店長に手紙を見せる。店長は「職を与え、仕事を教えてやってくれ」と部下に言い、部下は一通り仕事を教えると、帰っていく。デパートの外で待っていた娘をデパートに迎え入れたチャーリーは、娘をカウンターに座らせ、食事をさせる。“4階 オモチャ売り場”。飛び上がって喜ぶ娘。2人はローラースケートを履くと、チャーリーはスイスイ滑り、落下の恐れのある危険地帯にバックで滑っていき、落下ぎりぎりのところで止まる。「ご覧、目隠ししても滑れる」と言い、落下ぎりぎりのところを何度も滑るチャーリー。それに気づいた娘は口に手を当て、壁を伝いながら、チャーリーの許へ。チャーリーは目隠しを外し、危険地帯であることに気づくと、足を滑らせ、落ちそうになるところを、娘に助けられる。“5階 寝室展示場”。白いバスローブの感触を楽しむ娘。ローラースケートをまだ履いているチャーリーは「タイム・レコーダーを押してくる」と言う。ベッドに乗り、バスローブとベッドの感触を確かめる娘。チャーリーは娘をそのままベッドに寝かせ、娘が脱いだバスローブを上からかけてやり、「眠りなさい。開店前に起こしてあげる」と言って、電気を落とし、エレベーターで下へ降りる。1階に降りると3人組の強盗にホールアップされ、「動くな!」と言われるが、スケートを履いているため止まれず、エスカレーターで上に登っていってしまう。発砲され、エスカレーターを逆方向に一生懸命下るチャーリー。酒樽に向かって立たされるが、またスケートのため動いてしまい、強盗の発砲で樽に穴が開くと、チャーリーは酒を浴びる。ぐっすり眠る娘の映像。強盗はチャーリーを縛ろうとするが、チャーリーは酔っている。“ビッグ・ビルは鉄工場時代の仲間に気づく”。ビルはチャーリーの手を取り、チャーリーは残りの2人とも握手する。「俺たちは泥棒じゃない。空腹なんだ」と泣きだすビルを慰めるチャーリー。シャンパンを開ける音で驚くチャーリー。4人は乾杯する。“朝になって”。目覚めた娘は、デバートの外に出る。9時30分を指す時計。客が指定した布を店員が引っ張ると、布の山の中から下着を引っ張られたチャーリーが姿を現す。警官に連れ出されるチャーリー。デパートの外でチャーリーに娘が近づこうとすると、チャーリーは近寄らないように秘かに合図する。護送車に入れられ、去るチャーリー。(また明日へ続きます‥‥)

 →「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/