3月14日、ドイツの友人から長‐いメールが届きました.所どころ削除して 皆さんにご紹介します。
lieber Herr Oohashi!
Es ist noch so kalt. まだ寒いです.
昨夜の最低気温がマイナス21度を越す所があった、という.
私んちあたりは、マイナス10度ほどですんでいますが,なんという腰の重い冬でしょう.どの木の枝もまだ芽吹きを知らず,硬くつぼんでいます.
気温が下がる日は、大体スカッと晴れた日が多く,太陽がさんさんと照りつけて,余計に衣をつけない枝の木々が寒そうに写ります.
そんな中で,当地ではコンピューターメッセと一般に言われている“セビット”CeBIT,が開かれています.
4月の産業見本市メッセと並んで世界最大の規模を誇っているそうです.
入場者数は7日間のメッセ期間で、ほぼハノーバー市の人口と同様の50万人を記録するそうです.
あまりにも混雑が激しく,世界中のすりの名人が集まってもいるといわれ,必要でない時は行かない,主義. ここ数年行っていません.
何時も、日本の数歩先を行ったテクニックを、自慢に思っていましたが,ここ数年は他国の進出が目に付き,以前のように,メッセ会場で一番大きい1号館は、日本の会社ばかりの出展,ということはなくなってしまいました.
さて、我が家のDSL回線は、夫がもう一度尋ねたところ,4月20日に入れてくれる,とテレコムがそれに答えたそうです.
AOLなどはすぐにDSL回線を入れましょう,といってくれたのに, すぐに入らないので,”なんで?”と聞くとテレコムが,うちに”申込書が提出されているから”という理由でAOL に線を譲ってくれなかった,とか何とか・・・・
よく素人にはわからない話です.
セビットのメッセについでの話題は6週間目に入ろうとしている公務員のストです.
38,5時間週労働時間が40時間となる,クリスマス手当て,夏季休暇手当て(日本のボーナスのようなものですが1ヶ月分,0,1ヶ月分と少ないものです.)が廃止される,という雇用者側の提案に反対しています.
しかし,いわゆる上級公務員はすでにこの条件で1~2年前から働かされていますし,一般企業などは失業者の多い今は雇用者に有利な風が吹いているものですから,とっくの昔から,週40時間にしています.
この公営の職員のストで最も顕著になるのがごみの回収がされないことです.
通りの真ん中にゴミ袋が出されたまま,それが動物にかじられ,中身がはみ出して山と詰まれた光景は決して見よいものではありませんが,私などに言わせるとさすがドイツ人だなあ,この程度でもう騒ぎ出して.と思ってしまいます.
パリにいた頃は何度もごみの山に出会いましたし,つい数年前にマルセイユへ旅行した時もたまたまこのスト中で,なんとむさぐるしいごみの山か,と思ったものです.反吐が出そうなむさぐるしさでした.マルセイユで温かかったせいもあるのでしょうが,臭いの強烈なこと.それが古い建物と今度は又不思議にそれはそれでマッチしていて.・・・
それに比べるとドイツのは、まだ何というか”整然としたごみの山,のようです.
フランスのこの汚さ,ごみの山,これが余り気にならない,のと,ストへの理解の良さ,はドイツに比べると対照的です.
以前から,ドイツ人で“パリに行ってきたの”,という人に出会って“で,どうだった?“と尋ね,一番に“汚かった!”といわない人になかなかめぐり会わず,それはそれでうんざりしていましたが,ほんとにドイツ人は、町をきれいにすることに一生懸命のようです.
我が家もきれいに磨き上げますが,同様に町の風景にも気を配ります.
ところがこの頃はグラフィッティとかいう種族がはびこって,何処にでもスプレーで変なグラフィックを描いてしまっています.時代の移り変わりでしょう.
こちらの人は“春が来るとフランス女性はまず帽子を買う,ドイツ女性は窓を磨きだす.”と言います.
両国の違いをよく言い表しています.
“美への感覚が違うのです.フランス人はデザイン,その場,その時,ということにマッチしているかどうか,がまず気になりますが,ドイツ人は、、しみなどの汚れが付いていないか,アイロンがあたっているかどうかをまず気にするようです.流行おくれのなんのということにはついては、最近まで誰もやかましく言いませんでした.
でもこの良い点も最近の若い人達には受け継がれなかったようです.
最近は、あそこここに穴を開け,何かジャラジャラしたものを体にぶら下げ,その上,かたちんばな髪型で,見えているのかどうか心配になるようなうっとおしいスタイルです.
冬の零下10何度の気温の時にお臍丸出しスタイルで仕事に来て,首には分厚く長いストールを巻いています.
かがみ込んでいる後姿ではお尻の半分が見えてしまいそうで,気が気ではありません.
がみがみ言う年に私はなってしまいました.
そう思っていたら案の定3日後に“風邪で休みます.”の休暇届.あの時,もっとがみがみ言って,“そんな格好で風邪引いても知りませんよ.休んだりしたらそのスタイルは当分禁止にするよ.“と言っておけば良かった.後の祭りですね.
では又.
追,
1週間仕事の休みを利用して、テネリッファ島へ休暇に行くことにしました.
ハワイみたいな所でしょう.
以上ですが、日本とよくにているところと、考えさせるところがありますね。
気をつけてテネリッファ島、お楽しみください。この間の忙しかった疲れを休めてくださいね.
lieber Herr Oohashi!
Es ist noch so kalt. まだ寒いです.
昨夜の最低気温がマイナス21度を越す所があった、という.
私んちあたりは、マイナス10度ほどですんでいますが,なんという腰の重い冬でしょう.どの木の枝もまだ芽吹きを知らず,硬くつぼんでいます.
気温が下がる日は、大体スカッと晴れた日が多く,太陽がさんさんと照りつけて,余計に衣をつけない枝の木々が寒そうに写ります.
そんな中で,当地ではコンピューターメッセと一般に言われている“セビット”CeBIT,が開かれています.
4月の産業見本市メッセと並んで世界最大の規模を誇っているそうです.
入場者数は7日間のメッセ期間で、ほぼハノーバー市の人口と同様の50万人を記録するそうです.
あまりにも混雑が激しく,世界中のすりの名人が集まってもいるといわれ,必要でない時は行かない,主義. ここ数年行っていません.
何時も、日本の数歩先を行ったテクニックを、自慢に思っていましたが,ここ数年は他国の進出が目に付き,以前のように,メッセ会場で一番大きい1号館は、日本の会社ばかりの出展,ということはなくなってしまいました.
さて、我が家のDSL回線は、夫がもう一度尋ねたところ,4月20日に入れてくれる,とテレコムがそれに答えたそうです.
AOLなどはすぐにDSL回線を入れましょう,といってくれたのに, すぐに入らないので,”なんで?”と聞くとテレコムが,うちに”申込書が提出されているから”という理由でAOL に線を譲ってくれなかった,とか何とか・・・・
よく素人にはわからない話です.
セビットのメッセについでの話題は6週間目に入ろうとしている公務員のストです.
38,5時間週労働時間が40時間となる,クリスマス手当て,夏季休暇手当て(日本のボーナスのようなものですが1ヶ月分,0,1ヶ月分と少ないものです.)が廃止される,という雇用者側の提案に反対しています.
しかし,いわゆる上級公務員はすでにこの条件で1~2年前から働かされていますし,一般企業などは失業者の多い今は雇用者に有利な風が吹いているものですから,とっくの昔から,週40時間にしています.
この公営の職員のストで最も顕著になるのがごみの回収がされないことです.
通りの真ん中にゴミ袋が出されたまま,それが動物にかじられ,中身がはみ出して山と詰まれた光景は決して見よいものではありませんが,私などに言わせるとさすがドイツ人だなあ,この程度でもう騒ぎ出して.と思ってしまいます.
パリにいた頃は何度もごみの山に出会いましたし,つい数年前にマルセイユへ旅行した時もたまたまこのスト中で,なんとむさぐるしいごみの山か,と思ったものです.反吐が出そうなむさぐるしさでした.マルセイユで温かかったせいもあるのでしょうが,臭いの強烈なこと.それが古い建物と今度は又不思議にそれはそれでマッチしていて.・・・
それに比べるとドイツのは、まだ何というか”整然としたごみの山,のようです.
フランスのこの汚さ,ごみの山,これが余り気にならない,のと,ストへの理解の良さ,はドイツに比べると対照的です.
以前から,ドイツ人で“パリに行ってきたの”,という人に出会って“で,どうだった?“と尋ね,一番に“汚かった!”といわない人になかなかめぐり会わず,それはそれでうんざりしていましたが,ほんとにドイツ人は、町をきれいにすることに一生懸命のようです.
我が家もきれいに磨き上げますが,同様に町の風景にも気を配ります.
ところがこの頃はグラフィッティとかいう種族がはびこって,何処にでもスプレーで変なグラフィックを描いてしまっています.時代の移り変わりでしょう.
こちらの人は“春が来るとフランス女性はまず帽子を買う,ドイツ女性は窓を磨きだす.”と言います.
両国の違いをよく言い表しています.
“美への感覚が違うのです.フランス人はデザイン,その場,その時,ということにマッチしているかどうか,がまず気になりますが,ドイツ人は、、しみなどの汚れが付いていないか,アイロンがあたっているかどうかをまず気にするようです.流行おくれのなんのということにはついては、最近まで誰もやかましく言いませんでした.
でもこの良い点も最近の若い人達には受け継がれなかったようです.
最近は、あそこここに穴を開け,何かジャラジャラしたものを体にぶら下げ,その上,かたちんばな髪型で,見えているのかどうか心配になるようなうっとおしいスタイルです.
冬の零下10何度の気温の時にお臍丸出しスタイルで仕事に来て,首には分厚く長いストールを巻いています.
かがみ込んでいる後姿ではお尻の半分が見えてしまいそうで,気が気ではありません.
がみがみ言う年に私はなってしまいました.
そう思っていたら案の定3日後に“風邪で休みます.”の休暇届.あの時,もっとがみがみ言って,“そんな格好で風邪引いても知りませんよ.休んだりしたらそのスタイルは当分禁止にするよ.“と言っておけば良かった.後の祭りですね.
では又.
追,
1週間仕事の休みを利用して、テネリッファ島へ休暇に行くことにしました.
ハワイみたいな所でしょう.
以上ですが、日本とよくにているところと、考えさせるところがありますね。
気をつけてテネリッファ島、お楽しみください。この間の忙しかった疲れを休めてくださいね.