京都五山送り火:
古都の夜空を焦がす炎 観光客ら見守る
2010年8月16日 21時3分 更新:8月16日 22時9分
夜空に浮かび上がる「大文字」の送り火を見る人たち=京都市上京区で2010年8月16日、幾島健太郎撮影
京都の夏の風物詩「京都五山送り火」が16日夜、京都市街を囲む山々でともされ、観光客らが古都の夜空を焦がす炎を見守った。
送り火は、お盆に戻ってきた先祖の霊をあの世へ送り返す伝統行事。午後8時、東山・如意ケ岳の「大文字」から、時計とは反対回りに「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順に点火された。
ナラ枯れの被害が目立つ大文字では、枯れ木に火の粉が燃え移らないよう配慮して、薪を例年の300束から250束に減らした。【田辺佑介】