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2014-09-04 | 日本と韓国・朝鮮・中国との友好

日本軍国主義の2度目の降伏が必要

人民網日本語版 2014年09月02日15:45
 

われわれは9月3日、全人代常務委員会が法律で記念日と制定して初の抗日戦争勝利記念日を迎える。(文:賈秀東・本紙特約論説員、中国国際問題研究院特別招聘研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

69年前、日本は無条件降伏文書に署名し、日本軍国主義の敗北を正式に宣言した。だが69年後の今日もなお、軍国主義の亡霊が日本を徘徊しており、われわれは枕を高くして寝ることができない。

第2次大戦終結以来、日本国内には軍国主義復活の逆流が存在し続けている。戦後、米国は日本軍国主義の清算についてあれこれ迷った。その結果、日本の軍国主義戦争能力は比較的徹底的に粛正されたが、軍国主義思潮は生き延び、数多くの軍国主義者がのうのうと世に居続けた。

1982年、日本文部省は歴史教科書検定時に、中国に対する侵略という言葉の削除と「進出」への変更を強行した。これは日本軍国主義復活の企ての重要なシ グナルとなった。当時、小平氏は「教科書問題の本質は日本軍国主義復活の企てだ」と指摘した。その後日本は経済大国から政治大国、軍事大国への発展を追 求し、軍国主義復活の兆候が一層明らかになった。

安倍氏が首相に返り咲くにいたって、日本軍国主義はさらに高く頭をもたげた。安倍氏は昨年米国で講演した際「もし私を右翼の軍国主義者と呼びたいのなら、 どうぞ」と言った。安倍氏は軍国主義の古い夢が好きでたまらないと言える。軍服を着て戦車に乗ったことからも、「君が代」を高らかに歌ったことからも、 「天皇陛下万歳」を三唱したことからも、軍国主義の気配がにじみ出ている。軍国主義思想はすでに安倍氏の心の中に深く根付いており、彼に「右翼の軍国主義 者」のレッテルを貼っても全くユーモアではない。

日本軍国主義には2つの大きな核心的特徴がある。1つは日本民族と日本文化の優越性を信じ込み、喧伝すること。もう1つは日本民族の直面する危機と脅威を 言い立て、誇張することだ。この2大特徴は往々にして入り交じって一体化している。過去において軍国主義は武力濫用と侵略拡張を立国の柱とした。現在で は、日本の再軍事化が軍国主義思潮の重要な訴えとなっている。日本は経済が急速に膨張していた時、政治大国化、軍事大国化の欲望も日増しに強めた。経済が 「失われた10年」に陥ると、焦慮の下、朝鮮核危機、テロリズム、中国の軍事力増強、領土紛争など自らの直面する様々な「脅威」を誇張することに工夫を凝 らした。いずれも軍国主義復活の口実として使えるものだ。

日本を「普通の国」にすることは、安倍氏の信条だ。「普通の国」という言葉を20年前に初めて使った小沢一郎氏でさえ、安倍氏の行為はいささか度を過ぎて いると考えている。小沢氏は今年7月にロイター通信のインタビューを受けた際「彼(安倍氏)の構想は私の言う『普通の国』と同じではない。安倍氏の政策は 日本を危険な戦前の軍国主義の道へと再び導く恐れがある」と表明。「20年前、私は『右翼』と呼ばれたが、今では『左翼』と呼ばれる。実際には私自身の思 想は変わっていない。変わったのは現在の日本の政治のあり方だ」と述べた。これは鋭い指摘だと言える。

理屈から言えば、強国の夢をかき立て、民族の誇りを奮い立たせるのは国の情の常だ。問題は、日本が歴史に対する深い反省と正しい扱いを欠いており、その今 後の路線選択に疑念を抱かせていることだ。現在の日本が対外戦争を引き起こすことはあり得ず、「中日戦争は必至」との見解は大げさだとの指摘がある。これ はある程度筋が通っている。だが日本軍国主義の亡霊はすでに中日関係を損ない、東アジア地域の平和で安定した環境を害している。日本軍国主義の台頭に警戒 することは決して杞憂ではないし、ましてや何の根拠もない想像ではない。

日本政府が過去の侵略の歴史をしっかりと直視し、深く反省し、軍国主義と明確に一線を画すことは、戦後の日本がアジア近隣国と関係を再建し、発展させるう えでの重要な基礎だ。現在、日本政府と軍国主義との境目はいささか曖昧になっている。東アジア地域の平和・安定と中日関係の長期的で健全な安定した発展の ために、日本軍国主義の2度目の降伏が必要だ。

これは抗日戦争勝利記念日がわれわれに与える重要な啓発だ。(編集NA)

「人民網日本語版」2014年9月2日

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