御嶽山噴火
「ドーン」迫る火山灰
登山客250人襲う 山小屋に避難 次々と下山
空高く噴煙を巻き上げ、景色を一変させた27日の御嶽(おんたけ)山(標高3067メートル)の噴火。紅葉シーズンで噴火当時、山頂付近には約 250人の登山者がいたとみられ、被害はさらに大きく広がる可能性も。地元の消防や自治体などが救援や被害対策に追われています。
「まさか今日とは」
噴火当時、王滝村役場の近くにいた女性(74)は、「ニュースで火山活動があると聞いていたが、町が特別に警戒をうながす状況ではなかった。まさか今日、噴火するとは思わなかった」と驚きを語りました。
噴火の音や震動は役場付近では特に感じなかったといい、1979年10月に起きた噴火との違いについて、「あの時は、体で感じるような地震が続いた後に噴火した。今回は震度1程度の地震があったそうだが、テレビで知る程度で体感はなかった」と話しました。