酔いどれ天使

PCは自室に置いてある

父の寝ている部屋に移動すれば良いのだが　それも面倒なので　早目にPCを落とす日々である

ところで　母が病気の時　ナースコールのようなものを買った

素敵なネーミングがあったけれど　それは忘れてしまったなぁ

母はまあ良く鳴らして父を呼んだものだったが　今　父がそれを使っている

天使を呼ぶベルである

ちなみに　天使とは私　酔いどれ天使だが　

先週の日曜日の早朝　病院から　父が退院したいと言っているので来て欲しいという電話があった

正直言って迷いはあった　自分の仕事　介護の不安　最期の時の事

病室で父と話をして5分間迷った　だが　結局決めたのだ

家に戻ってから　私はこのナースコールで父に呼ばれる

はいはい　ご主人様！と言って私は飛んでいく

これが何だか　じんわりと幸せなのである

人生には　やらねばならない事　やりたい事　やるべき事がある

やりたい事でも時として出来ない事もあり　嫌な事でもやらねばならぬ時もある

選択が必ずしも正しいかどうか　容易く判断できない事もある

だから人は悩み　時に後悔もする

だが　それでも選択していかなければならない

一度そう決めたなら　とりあえず進むしかない

どのみち　完全な正義　完全な正解など無いと思っているから

あっ　それは私が不完全な天使だからだと思った人

正解！だから初めに言ったでしょ？酔いどれ天使だと