どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

中陰

2006年04月28日 | 日記
父が亡くなって2週間 未だ中陰である

七日ごとにあの世へと近づくのだそうで 四十九日に判定が

あの世が在るか無いか それは死んでみなければ判らないが 

母が呼んでいるんだと言った父は そう悲しそうでもなかった

私も後から行くけど まだまだだからお母さんにもそう言っておいてねと父に言ったら

うん まだ呼ばないしお母さんにもそう言っておくと父は答えた

急激な死の宣告にあって 何故父はあんなにも冷静でいられたのかと 今も不思議である

年齢からすればまずまずだが だからといってそう易々とは受け入れ難い事

私は それが父のダンディズムだったと思っている

それが私には悲しみを超えて 誇らしくさえ思える

誇り高き人と言われたように 泣き言は一切言わなかった

私の中で 父はどんどん大きくなる

もしあの世があるならば 私は父に会って貴方の子供らしく生きたと報告したい

そう出来るように生きたい
コメント
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