どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

貧乏旅行第2弾は 何故か盛岡へ~エピローグ

2006年11月13日 | 日記
夜行バスの出発は22:30

夕刻前に盛岡に戻った私達は まずお土産を買うことにした

浮世の義理もあるし 自分で食したいものもある

おそらく大半は東京でも手に入るだろうが これもまた楽しみというもの

それが済んでもまだ日の落ちる前である

盛岡市内を見学しようと観光案内所に行ってみた

短時間で楽むとしたら紺屋町番屋という古い町並みが残っている辺りはどうかと勧められた

あっ そこそこ バスで見たあの建物があるところだ

何処から乗っても降りても1回100円の巡回バスがあるという

それに乗ってみることにした

今は公園になっている盛岡城跡の付近である

県庁や市役所があることからも 盛岡駅前よりこの地が主役なのだと判る

鉄道なんてものは ずっと後からできたのだからね

北上川を越えて(地図では超えてるはずだけど記憶に無い^^) 小さな中津川沿いに例の建物はあった

岩手銀行中ノ橋支店 東京駅を手がけた辰野金吾・葛西萬司設計事務所が設計した赤レンガの建物だ

白い花崗岩の帯がアクセントになっている国の重要文化財

だが こんなことは後から仕入れた知識だ

何も知らなくても チラッと目に入っただけでその美しさには惹かれるものがある

そう 美人を見るときの男性の視線と同じかもしれない

両サイドと正面から写真を撮った

現在も利用されているというから土曜の夕刻で無ければ入れたのだ

う~~ん!残念!内部を見れるのだったら定期預金だってなんだってしたのに!実にクソ~って気分!

斜め向かいには盛岡信用金庫(旧盛岡貯蓄銀行)という小さいがなかなかの建物もある

これは この土地に生まれた葛西萬司の作品である

これも当然パンフレット仕込みだが 美人はどの社会でも美人ってことだ

他にも面白い建物がいくつかあった

それは写真で公開の予定

中津川を渡って川沿いを歩いて戻る

いつの間にか闇の世界になっている

例の銀行はライトアップされて一層存在感が増している

威風堂々たるものだ

無計画に飛び出した旅だった

アクシデントも計算外なことも ムダもあったかもしれない

だが人生なんてのはそんなものだ と私は思っている

アクシデントも無く計算どおりでムダの無い人生なんて 私には考えられない

多分一生 こんな風にして人生を送るだろうと思う

そしてそれが出来るならば こんなにハッピーなことは無い

夜になって 居酒屋でイッパイやった

格別美味しいものには巡り合えなかった

それでも心は十分満足していた

東京に戻れば日常が始まるが もう次の貧乏バス旅行を考えている

蛇足だが酔っ払いの勢いで一言(ほとんど夜の日記は常に酔っ払いの戯言だから)

たかがいじめで自殺なんかするなと言いたい

人生は自分で創造するものだ

君が今まで生きてきた時間に どれだけの人の真心があったか

それに自然だって芸術だって 君を拒んだか?

君の年頃のムズカシさ よく 判る

大人の責任だね だが私は納得できない

何も知らないうちに死ぬなんてのは愚かだ

こんなにも美しいものがイッパイあるのに

そして それは君を待っているのに
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寒い朝にお風呂に浸かりながら思ったこと

2006年11月13日 | 日記
数日前まで平日の朝はシャワーで済ませていたが もういけない

今朝 湯船に身を浸しながら しかし人の体って毎日汚れるもんだなぁ~なんて思ったりした(私だけ~?)

週末にキッチンも綺麗に掃除したが あれも毎日使えば汚れる

大学の時のクラスメートのことを思い出した

卒業前に家を出て自活

だが 彼女の話を聞いて驚いた

自炊はしないという キッチンが汚れるから

細い割には食い意地の張っている私は そんなの寂しい~と思った

美味しい食事が出来るなら 掃除もまた喜しだ

人だって生きていれば恥もかくし後悔もするし 人も己も傷つけることもあるし手垢もついてくる(これも私だけ~?)

それを浄化しようと学んだり考えたり 迷ったり悩んだり 

そして使い古しでは無く汚れではなく 年輪を経た輝きや美しさを獲得していくのではないか

そうであるべきだし それでなければ生きている意味など無くなってしまう

彼女は 卒業して数年後に亡くなった

風の便りでは自殺だったらしい
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