どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

姉の見送り

2006年11月19日 | 日記
姉を送る時 姉はありがとうね と言い

私は 気をつけてね と言う 

そして バイバイと 手を振って

姉の 姿が 見えなくなるまで 

ずっと 目で追っている

姉は いつも 決して振り返らない

それが 姉の照れと意地からだと 判っている

判っていて 私は いつも 後姿を 

視界から消えるまで じっと見つめている

そして 消えちまったら 踵を返して

自分の世界に戻る

何十回となく繰り返してきた 姉の見送り

いつも ほんのちょっぴり 切ない想い
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重要文化財の壺の顛末

2006年11月19日 | 日記
昨夜は3人で外食をした

帰ってきてから 早速あの壺をご開帳してみようということになった

例の 重要文化財の壺 と父の手で書かれたものだ

勿論 本物のわけが無い

父が何を思ってそう書いたのか 果たして何が出てくるのか 

壺では無いかもしれないし 「残念でした」と書かれた紙と石ころが出てくるかもしれない

あるいは それは昔から見慣れたものかもしれない

包装を解くと 木箱が現れた

墨で書かれた文字は薄いのと達筆なのとで「花」以外は判読できない

一応落款もあるようだが 大したものじゃないね

蓋を取ってみた

確かに壺だ 花瓶かな

二つの丸い輪の取手がついている

磁器陶器じゃないみたいだ

鋳物?

周囲には鳳凰の絵がある

姉と二人 何でこれが重文なのよ~と笑いながら ひょっとしたらレプリカかなと思った

どちらにしても父の趣味じゃない 骨董もこの壺自体もだ

何処から来て 何かも判らない 永遠に謎の壺となってしまった

魔法のランプのように いや ハクション大魔王みたいに 擦って父を出し 訊いてみたい

父が憶えていればの話だが

追記:重要文化財の壺について 以前日記にも書いた

   其の事を憶えていて下さった方が二人いらした

   私達と同じようにワクワクして下さり嬉しい限り

   結果は思ったとおりだったが もしレプリカであれば実物は何なのか 目下興味津々である 
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