何処の仕事場もそうだろうけれど 我が社にも毎日のように配送業の人がやってくる
会長のお気に入りは30歳くらいの男の子
会長は 学歴や職業でヒトを見るタイプの人ではない
感じが良いね と言う
私もこの彼は好きだ
色が黒くて 目がぐりっとした細身の子 沖縄の少年のような彼
挨拶が良くて さっぱりとした笑顔が良い
彼の顔を見ると本当に嬉しそうで だから私は彼が来ると 愛しの彼が来ましたよ と会長に声をかける
ニコニコして飛んできて 君のこと好きなんだよと
こんなおじいちゃんに好かれてもね~
いえ ありがとうございます なんて 心から言っているという笑顔
これ(私を指して) 僕の彼女
あはは~ そうなんですかぁ~
仕事頑張ってね
はい!
そんな他愛も無い会話を 孫とおじいちゃんのように交わしている
重い荷物を 定年過ぎと思われる 私(夏痩せして38キロ)ほどの小柄な男性が運んでくることもある
笑顔は無い
なんだか痛ましくて 思わず手伝ってしまう
色々事情があるのだろう
まさかタフな肉体作りのために この仕事をしているとも思えない
妙に元気で大声の おしゃべり好きの大男もいる
雨の日は大変でねぇ~ 目がねに水滴がついて見えなくなっちゃうし
これ どこ置く? は~い
ちょっとトイレ貸してください~
社長が 俺 彼苦手なんだよね と言う
私はそうでもない
少なくとも慇懃無礼ではないし あけっぴろげな正直さ ザ・労働者って気がする
誰が誰を好きかで ちょっとその人のことが判ったりするものだね
そういえば 母もお気に入りの若い新聞配達員には お菓子なんか上げたりしてたっけ
息子のようにも思えたのだろう
配送業の皆さん 暑い夏 身体に気をつけて
会長のお気に入りは30歳くらいの男の子
会長は 学歴や職業でヒトを見るタイプの人ではない
感じが良いね と言う
私もこの彼は好きだ
色が黒くて 目がぐりっとした細身の子 沖縄の少年のような彼
挨拶が良くて さっぱりとした笑顔が良い
彼の顔を見ると本当に嬉しそうで だから私は彼が来ると 愛しの彼が来ましたよ と会長に声をかける
ニコニコして飛んできて 君のこと好きなんだよと
こんなおじいちゃんに好かれてもね~
いえ ありがとうございます なんて 心から言っているという笑顔
これ(私を指して) 僕の彼女
あはは~ そうなんですかぁ~
仕事頑張ってね
はい!
そんな他愛も無い会話を 孫とおじいちゃんのように交わしている
重い荷物を 定年過ぎと思われる 私(夏痩せして38キロ)ほどの小柄な男性が運んでくることもある
笑顔は無い
なんだか痛ましくて 思わず手伝ってしまう
色々事情があるのだろう
まさかタフな肉体作りのために この仕事をしているとも思えない
妙に元気で大声の おしゃべり好きの大男もいる
雨の日は大変でねぇ~ 目がねに水滴がついて見えなくなっちゃうし
これ どこ置く? は~い
ちょっとトイレ貸してください~
社長が 俺 彼苦手なんだよね と言う
私はそうでもない
少なくとも慇懃無礼ではないし あけっぴろげな正直さ ザ・労働者って気がする
誰が誰を好きかで ちょっとその人のことが判ったりするものだね
そういえば 母もお気に入りの若い新聞配達員には お菓子なんか上げたりしてたっけ
息子のようにも思えたのだろう
配送業の皆さん 暑い夏 身体に気をつけて