少し前に よく買う「もずく」の量が減っていたと書いた
一軒だけ値段の安い店があったのだが よく似たパッケージの別物かもしれないと販売会社などの名前を見た時に 初めて容量も知ったのだ
ちょうど切り替え時だったようで つい先日買ったものは210グラムだったのに それが190グラムになっていた
ほぼ1割減ったのだが 気が付かなかったなあ
量を減らすのも 値段を上げるのも メーカーが決めることだから こちらとしてはどうしようもない
以前に聞いた話だと 値段を上げてしまうと買えない人が出てくることもある
300円しか持っていなければ330円の品物は買えないが たとえ量が減っても値段が変わらなければ とりあえずその商品を手に入れることはできる
メーカー側 値上げによる消費者離れをおそれる
こうした値上げのことを「ステルス値上げ」というのだと 先日初めて知った
すでに昨年から言われていたらしいのだが 今年になって顕著になった
ステルスとは あのステルス戦闘機のステルスと同じで「こっそり行うこと」
ステルス値上げとは「実質値上げ」あるいは「隠れ値上げ」のことで 英国では造語で「シュリンクフレーション」というらしい
そういえば昔 バターを買ってきてと母に頼まれた時 半ポンドのだからねと言われたものだが(雪印バターだったが) もうとっくの昔に200グラムになっている
ちなみに半ポンドは225グラム
私の人生で馴染みのあるポンドといえば バターかボクサーの体重くらいのものだった
あっ あと「リッキー&960ポンド」っていうグループがいたなあ
実はこれ 値上げというよりも 明治乳業が慣例を破って200グラムバターを安く売ったことから始まったという
結果 安いバターに消費者が流れたことを受けて ほかのメーカーもこれにならったそうだ(上田 浩史氏の『ことば雑記』http://wedder.net/kotoba/より)
最近 スーパーの2割引き商品の多くが1割引きに変更になった
これではあまりおいしくない
そして10月 いよいよ消費税は上がる