今日は読書デー
松村雄策のエッセイ(洋楽評論)を読む
雑誌『ロッキング・オン』に書かれていたものをまとめたものかと思う
私は40年ほど前か何度か買って読んでいたが どちらかというと『ミュージック・マガジン』のほうを良く読んだ記憶がある
どちらも20代で読むのは終わった
だから文庫本にもなっているらしい松村氏の文章も読んだことがあったかもしれないが それと意識して読むのは初めてのこと
読んでいて懐かしいミュージシャンの名前も沢山出てくるが いまの私はさして興味も抱かなくなっていて ただ面白いと思ったのは 彼のエッセイが落語の枕のような語り口で始まるところ
日常の出来事や心情などをひとくさり語ったあとで 本題らしき音楽の話に入っていく
昨日 こんなことがあってさあ・・・
今日の予定はこうなっているんだけれど・・・
と話し終えてから ところでさ あのことだけど・・・といった感じ
それが自然で 面と向かって話を聞いているような気持ちにさせてくれる
読み進めると どうやら落語も好きだったようで だからなのかと気持ちよく腑に落ちた