どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

「やはり?」

2024年11月05日 | 日記

昨日借りてきた金田一秀穂の『あなたの日本語だいじょうぶ?』を読み終えた

最後のほうに「やはり」についての文章があって 思わず「やはり」と!

「やっぱり」先生も思っていましたか 

「自分一人の意見ではなく、世間一般の考えであり、それに依拠しているから正しいのです、私も同じように思っています、と表明したくて言っている、と思える。無理やり同意を誘っている。あるいは自信がない。責任から逃げようとしている。」

そこまで言ってしまうと少し辛辣にも聞こえるけれど 何がどうして「やはり」なのかわからないような「やはり」の濫用は 空気を読むことを求められる時代ゆえなのかもしれない

ある現象や物事の呼称次第では 本質をオブラートで包んで見えなくしたり 意図的に違う方向へ導くことも 重大性を薄めることもできる

どんなに繕っても言葉には自分のすべてが表れ また言葉は時代そのものを反映していると思うと もう少し考えつつ言葉を選ばなくてはとちょっと緊張もしてきた

コメント (2)
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