みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

「子ども2人以上、極めて健全」柳沢厚生労働相また問題発言

2007-02-06 20:15:25 | ジェンダー/上野千鶴子
長太郎百合とリコリスの球根を植えようと場所を探していたら、
アカバナトキワマンサク(紅花常盤万作)が咲きはじめているのを見つけた。

春に「まずさく」から、「まんさく」となづけたとか。

アカバナトキワマンサク(別名・紅花常盤万作・マンサク科) 


昨年はたくさん花がついていたのだけど、今年はちらほら。
  
蜘蛛の足のような花弁が、ユニークでかわいい。

プリムラ・マラコイデスの濃紅も好きな花。
昔はこの花を秋から育てて、プランターに一杯咲かせていた。
  
今年は、玄関横に3株植えただけ。
このところの暖かさで、花がたくさんつきはじめた。


写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大
一期一会のクリックを

2月2日に安倍総理と柳澤大臣に送った「申入書」の配達証明が届いた。


配達証明つき速達だったので、一通800円と高かったけど、
これが↑ちゃんと届いた証拠です(笑)。

と思っていたら、
お昼過ぎに朝日新聞名古屋本社の記者から電話があり、
柳澤大臣が午前中、閣議後の記者会見でまたまた問題発言。
「若い人たちは、結婚したい、子どもを2人以上持ちたい
という極めて健全な状況にいる」という発言をどう思うか、
コメントを求められた。
「とんでもない発言。謝罪をしているけど、何が問題か
まったく分かっていない。産む、産まないは女性が決める。
こんな考えの人は厚生労働大臣には不適格。・・・・」
などなどとけっこう話したんだけど、他の人のコメントとダブらないように、
コンパクトに言いたいことをまとめてくださった。


(朝日ニュースターの画像)

以下は、わたしのコメントも載っている朝日新聞夕刊の記事です。
岐阜版には記事が間に合わなかったので、なおこさんが、
名古屋版を買って、FAXで送ってくれた記事です。。

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「結婚・子供2人 極めて健全」 柳沢厚労相が発言
朝日新聞 2007年02月06日
「子どもは2人以上という健全な希望」 柳沢厚労相が発言

 柳沢厚生労働相は6日の閣議後の記者会見で、参院の自民党議員から辞任要求が出ていることに対し「与えられた任務に、私の持つ力のすべてをあげて取り組んでいきたい」として、改めて辞任を否定した。さらに、今後の少子化対策への取り組みについて「若い人たちは、結婚したい、子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる。若者の健全な希望にフィットした政策を出していくことが大事」と述べた。
 国立社会保障・人口問題研究所が05年に実施した調査によれば、9割が「いずれ結婚するつもり」と答え、希望する子どもの数は「2子以上」が85%にのぼるが、実際にはそこまで達していないことを踏まえた発言。
 少子化対策では、若者の雇用安定化▽若年世帯に対する経済支援▽子育てを喜びと感じられるような若者の意識改革――などの政策が重要との認識を示した。
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柳沢厚労相「結婚・子供2人、健全」発言に疑問の声(webは東京版)
「子どもは2人、健全」また厚労相、疑問や反発
人生観出た■人間を頭数としかみている

 柳沢厚生労働相の発言が、また波紋を広げそうだ。野党側が国会運営の正常化に向けて動き始めた矢先。「女は産む機械、装置」発言の波紋が残る中、6日の会見では若者が「結婚し、子どもは2人以上持ちたいという健全な状況にある」などと語った。識者からは改めて疑問の声が上がった。
 コラムニストの天野祐吉さんは「結婚願望とか子どもの数を、統計データを基に、多数派、少数派というならいいが、『健全』という言葉を使うのがおかしい。『産む機械』発言と奥の方でつながっている気がするし、失言というより、彼の人生観、社会観が出たんだろう」とみる。その上で「少子化担当のポストは無理だと思うが、柳沢さんはある意味正直に発言しただけ。政治家だけでなく、多くの人たちの中に無意識に残っているこうした考え方がなくならないと、大臣を代えても問題は解決しないと思う」。
 心理学者の小倉千加子さんも「結婚したい、子供が2人以上ほしい、というのを健全とすること自体、古い道徳観からくる発言で、年齢的な限界を感じる」と言う。「こういう発言が止まらない人が厚生労働大臣をしているから、ピントのずれた政策が続き、少子化が止まらないのだと思う。(夫の発言をメディアでしかった)奥さんはずっとまともな方のようだから、これからは外で何か発言する前に、奥さんにチェックしてもらった方がいい」と話した。
 一方、大日向雅美・恵泉女学園大教授(ジェンダー論)は「発言は適切でないが、これを単なる失言の上塗りと取るべきではない」と指摘。「少子化対策で必要なのは、産みたいと思う人が安心して産める環境整備。その責務は国にあることを厚労相は心にとめて施策に励んでほしい」と言う。
  柳沢厚生労働相に辞任を求める申入書を送った市民グループの一人、岐阜県山県市の寺町みどりさんは「いつ、何人の子どもを産む、あるいは産まないかを選ぶのは、国際会議で宣言された女性の権利だ」と反発。「子どもを産まない女性は価値がないという認識の現れであり、『産む機械』発言への謝罪も心からの謝罪でないことがはっきりした」と話す。
 フェミニズム史を研究する水田珠枝・名古屋経済大名誉教授も「やぱり全然わかっていない。子どもが一人か、いない人でも健全な人はたくさんいる。大臣の勝手な決めつけだ。人間を頭数としかみていないのではないか」と話した。

◆(東京版の記事)(また、タレントの遙洋子さんは「自民党内で『極めて理知的で温厚』と言われる柳沢大臣ですら、端々に女性を傷つける一連の発言をする価値観にとらわれているのがこの国だ、と知るいい契機になる」と話した。
 社民党の福島瑞穂党首は6日昼、国会内で記者団に「色んな生き方の選択肢があるという問題の本質を理解していない。このような大臣の下で審議はできない。辞任要求を続ける」と述べた。)
◆(東京版の記事・差し替え?)与党・公明党の浜四津敏子代表代行も不快感を示した。6日午後、国会内で「少子化問題の本質や背景についての誤解があるから、同じような発言が出てくるのだろう。『たくさん産んでね』という発想が違う。 女性はほとんど怒っていると思う」と語った。

 
〈柳沢発言要旨〉
 家庭を営み、子どもを育てるということには、人生の喜びがあるんだという意識の面で、自己実現といった広い範囲で、若い人たちがとらえることが必要だと思う。他方、ご当人の若い人たちは、結婚をしたい、子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいるわけです。そういう若者の健全な希望に、我々がフィットした政策を出していくということが大事だと思っている。
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子どもをいつ、産むか、産まないか、産むべきであるとか、
国であれ、家であれ、わたし以外のだれかに
コントロールされたくない。
おんなは、子を産むための「資源」ではない。

「産む、産まないは、女(わたし)が決める」。
これが、性と生殖の自己決定権である。


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特集「勝てる選挙~市民型選挙集中セミナー1」/『む・しの音通信』59号

2007-02-06 11:02:16 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
わたしが編集をしている「む・しネット」の『む・しの音通信』59号は、
特集「統一選直前~市民型選挙集中セミナー」Part1
《あなたも市民派議員になろう~
「勝てる選挙~市民型選挙の手法》。

「女は産む機械」柳澤大臣発言への辞任要求も出したし、
通信を「みどりのwebページ」にアップしようとしたけれどHPが開かない。
プロバイダーがメンテナンスのようで、少しの間、使えないみたい。
HPのほうは復活したのだれど、
メールも昨日から発信はできるのですが、届かなくて困っている。

ということで、とりあえず先に、選挙セミナーの特集をブログで紹介。
セミナー参加者による、レポートをかねての、粒ぞろいの原稿です。

(「通信」につき、無断転載・転送は禁止)。
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特集「統一選直前~市民型選挙集中セミナー」Part1
《あなたも市民派議員になろう~
「勝てる選挙」市民型選挙の手法》


選挙セミナーの報告
担当スタッフ・小川まみ
 

 1月20日(土)~21日(日)、「市民型選挙集中セミナー」Part1「公示日までにすること~政治活動の手法&選挙の準備行為」を「ウィルあいち」で開催した。
 候補者予定者本人とその選挙スタッフ向けの実践講座で、講師は、寺町みどりさんと知正さん。参加者は関東、関西、四国、九州まで13名。飛行機で飛んできた人も3人いた。

●【セッション1】「ルール編」
 「市民派議員」と「市民型選挙」の基本的な考え方、政治活動と選挙運動の違い、「公職選挙法」の違反になることとならないこと、について学んだ。
 まずは基本の「選挙の仕方が議員のスタイルを決める」。「どの政党とも組織とも関係せず、利益誘導をしない」市民派議員になるには、有権者とダイレクトにつながる市民型選挙を実践する必要がある。選挙で組織から応援を受けると、それがしがらみになり、結局のちの利益誘導につながってしまうからだ。「市民派議員は一日にしてならず」。立候補の決意をした時からがスタートである。

●【セッション2】「メッセージ編」
 「メッセージをどう届けるか」ということで、リーフレット・ニュース・選挙ハガキの作り方と使い方について、実践的なワークショップを行った。候補者等は選挙の「事前運動」は禁止、でも政治活動をすることはできるので、言葉をよく吟味して「公職選挙法」に抵触しない文書を作る必要がある。実際に各自持ち寄ったリーフ、ニュースなどを使って、講師から「この言葉は公選法違反になる」と具体的な指摘があったのでよく理解ができた。メッセージは質と量の両方が必要。中身が濃いメッセージを、繰り返し届けることで思いが伝わる。発信者はたくさん出している気になり勝ちだが、メッセージは受け取る側がどう思うかが重要で、市民の立場にたって考えなければならない。
 「選挙ハガキ」の使い方については、参加者から「こんな使い方ができるとは思わなかった」とおどろきの声もあがった。

●【セッション3】「実践編」
 いま、どれくらい準備ができているのか、を参加者それぞれが認識するために、「現況チェック表」と、「当選するために必要な要素」を「レーダーチャート」に書き込んで目に見える形にした。漠然と大丈夫なんて思っていても、やらなければならないことを逆算すると、明日から何をどれだけ実行しなければいけないのかが一目瞭然。参加者は「のんびりしていられない」という気分になった。
 最後は「選挙本番の街頭演説」。立候補予定者8人が一人3分の演説をした。張りのある声で自信を持ち、他の候補者とは違う独自性をアピールして、「だから私でないと!」と有権者に思ってもらえることが重要である。
 今回私は、担当スタッフも兼ねて参加した。
 「む・しネット」の選挙講座に初めて参加する人が多く、数日前に参加者が増えたため、担当としてはうれしい悲鳴。新しい人との出会いはやっぱりよい。

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市民派の基本
  愛知県日進市・島村紀代美
 

 この「直前講座」は私にとって、まさに最終確認の重要な場。今は切迫した気持ちの中で毎日を過ごしていることもあって、一つひとつ確実に自分の中に刻んで帰るという気構えで、講座に臨んだ。
 【セッション①】は「ルール編」。講師の寺町みどりさんから「総論および基本的な考え方」を、また寺町知正さんからは「実践的な手法」についてレクチャーがあった。
 まずは前半。みどりさんは『市民派議員になるための本』(寺町みどり/学陽書房)の中で、「無党派・市民派議員とはなにか?」について書いている。講座では理解をより深めるために、ホワイトボードを使って、「市民派議員」と「それ以外の議員」の対比を具体的に図で示した。ここではその内容の詳細については書けないが、この講座のテーマ「選挙の仕方が議員のスタイルを決める」という意味がよくわかった。
 また、みどりさんから「議会の場できっちり仕事をするのが議員」と、「議員の基本」についての話があったが、議会で仕事をしない議員が多い現状の中で「市民派」にとって活動の基本だと感じた。今後なにか迷うことがあったら、常に帰らなければならない原点。この場所、この時間のことを、けっして忘れないでおこうと決めた。
 その後の「実践的な手法」では、知正さんから「知識・知恵を身につけること。ルールを知らなければ活動はできない」と「手法の原則」について説明があった。法にのっとり、正当な議論を展開するのが市民派議員の手法。しかし、ルール通りに仕事をしようとすれば必ずあつれきが起こるということも、覚悟しておかなければならないようだ。それは私がこれまで自分の目で見てきた事実でもある。
 具体的なノウハウももちろん大切だが、わたしにとって「市民派の基本」をきちんと確認できた【セッション①】。参加して本当によかったと心から感じている。

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「自分を信じること」
   愛知県武豊町・小寺岸子
 

 わたしは講座を受講するまで、現実から逃げていた。「公職選挙法」をよく理解していなかったからだ。しかし、受講までの事前の課題と講座で、自分と向き合うこととなった。
この講座でわたしが得たものは「自分を信じること」、「着実に広げること」、「選挙が議員をつくる」ということ。
 【セッション2】「メッセージ編」の演説のテーマは、「自分の思いを仲間に向けて、切羽詰まって頼む状況で話すこと」。わたしの演説では、寺町さん、みどりさんのお二人から、「自信のなさは演説にでる。自分を信じてください」といわれ、はっとした。頼れる人だと思うから、託してくれる。あたり前のこと。議員は話すことが仕事。この4年間どう過ごしてきたのかと問われ、プロ意識が欠けていたことを自覚した。
 演説は、わたしからの有権者へのダイレクトなメッセージ。自分の想いを言葉にできるように毎日練習すると決めた。演説中には、自分の名前を覚えてもらえるようにフルネームを随所に入れる。具体的に何をしたいのかを話す。失敗を恐れず、わたしの気持ちを届けることができれば、力強さがでると信じて、現在、毎日風呂の中で練習中。寺町さん、みどりさんは、欠点を的確に指摘してくださるので理解しやすい。
 【セッション2】では、メッセージをどう届けるのかも学んだ。演説のほかに、文書によるメッセージとして、リーフレット、ニュースがある。いずれも、自分の言葉でメッセージを書くことが大切。でも、文書違反には気をつけて・・・とていねいにリーフのチェックをしていただいた。
 そこで印象的だったのは、「あなたの政策はあなたのものです」というみどりさんの言葉だった。わたしのメッセージは、わたしの中にある。わたしは車いすの議員。議員は、わたしのメッセージを伝えられる素敵な仕事。

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演説で大切なことは
   兵庫県伊丹市・あいざき佐和子
 

 知人から「こんなセミナーがあるよ。あなたにピッタリじゃない?」と教えてもらい参加した「市民型選挙集中セミナー」。準備が遅れており、いまひとつ自分自身に自信が持てずにいた私にとって、まさにピッタリで非常に有意義なセミナーであった。
 特に【セッション③】。「街頭演説で自分の考えを訴える」という設定のもと、参加者が3分間のスピーチを行ったが、自分の長所・短所がすっきりし、大きな収穫となった。私は演説に関して「上手くない」と不安を抱いていたのだが、講師に「話し方は悪くない」とコメントをもらい、自信につなげることができた。演説はとにかく堂々と話すことが重要である。基本的な自信を持つことができたのは大変ありがたいことであった。
 同時に短所も明確化した。「リポーターっぽい」とのこと。つまり全体的に客観的で、自分が変えていくという気持ちが伝えられていないのだ。自覚が薄く、考えが甘いことのあらわれであろう。これは大問題である。早急に意識の切り替えを行い、毎日イメージトレーニングをすることにした。大切なことに気づくことができ、これもありがたいことであった。
 また他の参加者の演説を聞けたのも非常に勉強になった。ベースに強い信念や熱意がある方は、雰囲気や話し方も堂々として説得力があり素晴らしい。小手先のテクニックより、大事なのは「何がやりたいか」という思いがどれだけ強いかである。それは伝わるものなのだと気づかされた。相手の心に訴える演説を目指そうと強く決心した。
 とにかくやみくもに焦っていた私だが、内容の濃い充実の1日を通して、良い点・悪い点・今後の方向性がはっきりし、頭の中をスッキリまとめることができた。あとは前進あるのみである。自分のやりたいこと訴えたいことを今一度練り上げ、一人でも多くの方に届けられるよう、残りの期間をフル回転で走っていこうと思っている。

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オプション講座に参加して
   埼玉県越生町・田島公子
 

 私は4年間、議会では会派に属さずひとりで懸命に活動してきた。今も三セク温浴施設の岩盤浴設置、温泉掘削の問題や、ゴミ焼却場の更新施設の問題で頭がいっぱいで、どうしても議員活動のほうに力がかかっている。その他のことは無意識のうちに手をつけたくない気があるのかもしれない。
 今回の講座では政治活動のすすめ方を勉強したが、一緒に活動してくれる仲間はいない。今は議員活動の一環として議会報告を新聞折込にし、駅頭でも配布しているが、個配はしていない。
 家々に配っているところを見られると、同僚議員から何か言われそうなのが嫌だ。後援会の看板を出しているのも、公明党以外はほんの2,3人なので、これも何か言われそうでしたくない。
 「人になにか言われることばかり気にしている。頭の中でできない理由ばかり挙げている。あなたの声は市民に届いているのですか。 市民の声をちゃんと聞いているのですか。レーダーチャートにゼロの項目が複数あれば面積はとれない。それでは可能性はない」とみどりさんと知正さんに指摘されて、気づかされた。一方で、議会報告を出しているのだから、特に何かしなくてもいいかなという甘えがあったことも確かだ。
 まずひとりでできることから始める。私が活動してきたことや、今後の4年間にしたいことをできるだけ多くの人に伝える。やると決心すれば、できないことはないはずだ。議会では十分目立ってきたのだから、今さら恥ずかしいもない。
 できるだけ人に会って意見を聞く。私と直接話したい人も結構いるだろう。幸い、まだ時間は多少あるのだから、実現したい政策の中身をもう一度検討し、まずはひとりから始めることを決心した。

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とにかく行動を!
   長野県下諏訪町・青木利子
 

 「集中セミナー」翌日のオプション講座の課題は「あなたが今抱えている問題」である。
 オプション講座は、まず事前に出された課題に対峙することから始まる。「自分が今抱えている問題に対して「①テーマ、②具体的な状況、③あなたは、その問題をどう解決したいのか?④解決できないのはなぜ?」 問いに答える作業をするなかで、自分の現状を把握し、何が問題か、問題を解決するための障害は何なのかを、自分自身で気がつくことができるのだと、講座のなかで解った。
 例えば、わたしのテーマは「リーフレットについて」であるが、状況についてのわたしの答え「リーフレットに自信を持ちたい」に対しては「リーフレットを使って行動すれば自分が変わる。具体的な反応を貰えば必ず自信につながる。自分が踏み出すことでテンシ
ョンを上げる」と講師からアドバイスをもらった。
 また、他の参加者からも「見栄えがよくなるように、紙の色を変えた方がいい」「自分で作ったと自信を持つ」「他の人に感想を聞く」等、アドバイスがあった。
 今回のオプション講座で獲得したのは、事前に提出したテーマの答えだけでなく、私がグレードアップするための処方箋は「まずは行動することだ」とつかめたことだ。目の前の問題を自分で解決することで、強くなれると改めて理解した。
「一歩踏み出すことからがスタートだ」という講師のことばを、肝に銘じて進みたい。自分の行動が答えをだす。もっと言えば、今の状況を好転にもっていけるのは、自分だけということだ。
 また今回の講座の中で、他の参加者のディスカッションを一緒に聞くことができ、さらに自分のものとして参考にしたことは収穫だった。
そして何よりも、日頃の活動がいかに重要かと改めて感じた。

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スタッフとしての心がまえ
    市民スタッフ E・T
 

 私は市民スタッフとして参加しました。
 この講座で私は、「無党派・市民派議員」とは、①政党や組織に関係ない人、②我々の収めた税金のチェックが出来る人、③利益誘導しない人、④弱者の立場で考えられる人、⑤「議会報告」を市民に届けることができる人、⑥政策を提案できる人、⑦議員のもつ権力を正しく行使する人、⑧市民の一人ひとりの声に常に耳を傾けられる人、であると理解しました。
 議会を変えたいと願う私は、この条件を満たすと信じられる友人を応援していく決心をしました。共感してくれる仲間を増やし、スタッフと共にしっかり見守り続けなければならないと、肝に銘じています。
 また「選挙で自治会推薦は、実質的にあり得ない」と、ともまささんが言われました。自治会の総会において全員一致で認められなければ、使えない言葉だと聞いて、この自治会から出るのだから、と安易に「推薦」と書くことが間違いであると知りました。地域を越えてこのまちの人々のために、議員は何をするのか姿勢が問われています。この視点を大切にして利益誘導型にならないよう、問題を普遍化し追及して欲しいと思いました。
 選挙にはやって良いこと悪いことが「公選法」で定められているとのこと。昔とはさま変わりして、選挙事務所での茶菓の提供すら規定されています。ボランティアは湯茶とお茶うけ(せんべい・くだもの・漬物など)程度だそうです。選挙には誰でも志をもてば出られる、そのための法律だと思いました。
 「公選法」を守れば、選挙に莫大なお金がかかりません。私たちは、カンパもお願いしていくつもりです。
 講座に参加して知らなかったことや疑問に思っていたことが解決しました。仲間と話し合い、ルールにのっとり、多くの市民に理解していただけるよう頑張っていきます。

『む・しの音通信』59号(2007.1.30発行)
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明日は、後半の「選挙公営」の特集ほか、をアップする予定です。
以下は、インホメーションに掲載した「市民型選挙集中セミナーPart2」の案内です。

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統一選直前~市民型選挙集中セミナーPart2
あなたも「市民派議員」になろう!
~勝てる選挙「市民型選挙」のノウハウ」
日時:2月24日(土)13時~20時
   2月25日(日)9時~14時まで
会場:ウイルあいち・視聴覚ルーム
講師:寺町みどり&寺町知正
Part2《告示日から投票日まで》  
     ~選挙運動の手法~
【セッション①】 基本編
告示日までに準備すること~選挙の流れを理
解する/選挙でできること、できないこと~ 
公選法上の留意点
【セッション②】 実践編
選挙チームの考え方~ヒトとモノの動かし方
 /当選するために必要な要素~あなたの選挙 
の現状分析
【セッション③】話しことばのメッセージ
選挙本番のメッセージ/選挙カーの具体的な 
回し方のコツ/頭演説の基本とスキル
《対象》無党派・市民派の立候補予定者およぴ
そのスタッフ(政党関係者は除く)
《参加費》会員5千円/会員外1万円
    (オプション講座は別途1万円)
●お問い合わせは、寺町みどりまで

 ◆選挙オプション講座(2月25日・日)
 ・全2回の「集中セミナー」で、2月のみ参加される方は、
「オプション講座」の参加を条件とします。
個別の政治活動、選挙運動で抱えている問題を、具体的に
出していただき解決方法を個別にアドバイスします。
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