みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

政調費、使途あいまい(上・下) 【変えよう議会 あすの自治】/金のとろけるプリン

2010-02-16 17:40:23 | 市民運動/市民自治/政治
シンプルな白い箱に入ったプリンをもらいました。

金色のふたがしてあってビンに「shin」と書いてあります。
  
さっそく開けてみたら、バニラとプリンの甘くよい香り。

食べる前に調べたら、「金のとろけるプリン」といって、
神戸の有名なお店のプリンでした。

ファクトリーシン / 金のとろけるプリン

  
とろけ具合は、パステルのプリンより少しかたい感じ。
底にいくほど柔らかくて、味は濃厚です。

「金のとろけるプリン」を食べたビンがかわいいので、
洋ナシとフジリンゴのコンポートを寒天寄せにして詰めました。

  

こちらも、「金のとろけるプリン」に負けないほどおいしいですよ。


応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

話しは変わりますが、
河北新報の【変えよう議会 あすの自治】の連載、
2月になって「第4部 閉じる、寄りかかる」が始まっています。

【変えよう議会 あすの自治】第4部 閉じる、寄りかかる
(1)政務調査費<上>仙台、良識の府は遠く(2010/02/16 河北新報)


特集は、「政調費、使途あいまい」。
(上)(下)で、仙台市民オンブズマンの情報公開と訴訟の活動を紹介しています。

仙台のオンブズの方たちには、全国市民オンブズマン仙台大会が開催されたときにお会いしたので、
親近感を感じて記事を読みました。

やっぱりどの県も、オンブズが行政や議会を監視し、
変えようとがんばっていますね。

【変えよう議会 あすの自治】政調費、使途あいまい(上)
(2010/02/16 河北新報)

 地方議会の会派や議員が調査研究に使う政務調査費(政調費)。公費なのに使い道がはっきりしないと各地で住民監査請求や返還訴訟が相次ぎ、収支報告書への領収書添付など制度の見直しが進んだ。しかし、なおガラス張りには程遠く、一層の透明度の向上が求められている。政令市、東北6県の政調費の現状、仙台市議会の収支報告書から読み取れるおかしな使い方を紹介する。また仙台市民オンブズマンが起こした訴訟の推移を通して情報公開の歩みを振り返る。

◎仙台市議会の場合/全体の25%確認不能
 仙台市議会の各会派に2008年度に交付された政調費の総額は約2億5200万円で、このうち2億3756万円が実際に使われた。
 使い切れずに市に返還された額は1445万円で、161万円だった07年度と比べると大幅に増えた。
 使い道の内訳をみると、最も多かったのは調査研究費の5125万円で交付総額の20%を占めた。人件費(3816万円)、広報広聴費(3574万円)、資料作成費(1387万円)と続いた。
 領収書の提出が義務付けられているのは1万円を超す支出。領収書がなく何に使われたか確認できない額は、交付総額の25%に相当する6178万円に上った。

◎こんな使い方も...
 昨年10月に開示された仙台市議会の2008年度の政調費の領収書からは、これまで分からなかったさまざまな使い方が見えてきた。中には「市政に関する調査研究活動に必要な経費」という趣旨に沿うか、疑いたくなるようなケースもある。

<宿泊費は1万6500円>
 他都市視察などの旅費は、市の特別職の旅費規定に基づき定められ、新幹線だとグリーン車が利用できる。宿泊費は1万6500円で、1日3300円の日当も付く。
<4年間も質問せず>
 政調費の使い方が、そのまま議会活動に反映されているとは限らない。最も多い373万円を使った議員は、4年間一度も質問していない。
<はがき切手128万円>
 広報広聴のための切手代購入などは必要最低限が認められているが、はがきや切手128万円分を購入した。
<研修会兼ねて芋煮>
 研修会を兼ねているとしてレジャー施設での芋煮会の会費の一部に充てた。会議費の名目で市政報告会や意見聴取会のための弁当代に支出した。
<パソコン代金全額>
 携帯電話料金など政務調査活動とほかの活動が厳密に区別できない場合、使用割合に応じて案分する決まりなのに、パソコンやデジタルカメラなどの購入代金全額を政調費で支払った。

◎透明性確保/「成果報告」義務付けも
 政調費が地方自治法に盛り込まれたのは2000年5月で、制度としての歴史は浅い。しかし、それ以前も都道府県や大きな市の議会会派には、首長の裁量で「調査研究費」などとして公費が支給されていた。
 支給を受けた会派代表は首長に使用実績を報告していたが、人件費や研究費など項目ごとに金額を書き入れる簡単な内容で、住民が使途を確認することはできなかった。

  1990年代半ばになって、公費の使途が不明なのはおかしいと情報公開を求める声が高まり、各地で住民監査請求が起きた。議会側も首長判断ではなく法律に基づいた支給を要望。それらが自治法改正につながった。
 地方自治法100条に新たに13項が設けられ、政調費を「議会の議員の調査研究に資するため必要な経費の一部」と規定した。ただ、調査研究とは何かの定義はなく、それが使途があいまいになる一因と指摘される。
 政調費の透明性を高めるため、すべての支出への領収書添付が都道府県や政令市でも当たり前になってきた。
 調査研究の成果を確認するため、収支報告書とともに活動の成果報告を義務付けたり、調査費の監査を外部委託したりする動きもある。

18政令市と東北6県の政調費の現状は表の通り。
 全国市議会議長会によると06年12月現在で700市(全体の87.3%)が政調費の交付に関する条例を制定している。議員1人当たりの交付月額は最高55万円(横浜市)から最低数千円までと差がある。
 全国町村議会議長会の調査では08年7月現在で195町村(全体の19.4%)が条例を制定。議員1人当たりの交付月額は平均で9631円となっている。
(2010/02/16 河北新報)


【変えよう議会 あすの自治】政調費、使途あいまい(下)
 
(2010/02/16 河北新報)

◎是正への挑戦/問題支出法廷で追及
 税金を使って活動しているのに、議会費の使い道は見えにくい。こんな現状に「異議あり」と声を上げたのが、仙台市民オンブズマンだ。情報公開制度を武器に数々の不適正支出をあぶり出し、制度改革を促してきた。
 オンブズマンが宮城県議会と仙台市議会を相手にした主な住民訴訟は年表の通り。
 訴訟を始めた1990年代半ば、両議会の関連文書は非公開だった。議会の自主・自律性を理由に外部の目を拒み、それが許されていた。「まずは情報公開を」が出発点だった。
 聖域とされた議会にも情報公開の波は押し寄せ、98年に仙台市議会が、99年には県議会が情報公開条例を制定した。オンブズマンはこれを使って政調費や海外視察費の支出文書を詳細に点検。選挙活動や観光といった目的外の疑いのある事例を抽出し、違法性を訴えてきた。
 仙台地裁は2007年4月、仙台市議会の政調費支出を初めて不適正と判断した。以後、政調費訴訟では議会の違法支出を認める判決が続いた。
 だが、法廷での攻防は終わらない。09年9月と10月、海外視察費の返還を求めた訴えが仙台高裁と同地裁で相次いで退けられ、上級審で審理中。会議出席のたびに支給される費用弁償も「不当に高額だ」と是正を迫っている。

【仙台市民オンブズマン対議会の主な訴訟経過】
◎仙台市民オンブズマン初代事務局長 小野寺信一さん/市民目線で議員採点
 仙台市民オンブズマンが発足して17年。法的手段を通して議会の「非常識」にメスを入れてきた。初代事務局長を務めた弁護士小野寺信一さん(61)=写真=は「議会の体質は変わっていない」と手厳しい。
 判決などの外圧がないと動かない議会。「裁判所の判断もまだ甘い。法的手段だけでは足りない」と感じた小野寺さんは、2年前に誕生した市民団体「議会ウオッチャー・仙台」の仲間とともに次の一手に打って出る。
 仙台市議の通信簿作りだ。議事録を読み、質問の優劣を評価する。「事前調査をしているか」「他都市との比較をしているか」などが基準。形式だけでなく、内容に踏み込んだ全国初の評価方法だ。結果は来年の市議選前に公表する。
 2年前から傍聴席に足を運ぶようになった小野寺さん。目の当たりにしたのは、緊張感を欠いた質疑応答だった。
 「地方議会への関心の低さが今の体たらくを生んだ」
 そんな自戒を込めながら議員活動のチェックにいそしむ。「議会を良くするも悪くするも、有権者の意識次第ですからね」
(2010/02/16 河北新報)



最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする