みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

若松孝二監督「キャタピラー」みました。/本『自衛隊イラク派兵差止訴訟 全記録』

2010-08-25 19:15:40 | 市民運動/市民自治/政治
昨日はいちにち、県議リコールの直接請求の署名簿に請求代表者の印を押していました。
あすは代表者証明書が交付され署名がはじまるので、お休みはきょうまで。

ということで、親しい友人ふたりと若松孝二監督の話題の最新作、
映画「キャタピラー」を名古屋まで観に行きました。
   

名古屋駅太閤口から徒歩3分のシネマスコーレに到着したのは9時半でしたが、
すでに10人ほどの人が並んでいました。
   

映画「キャタピラー」チラシ
 

ネタバレになるので、あらすじは以下をご覧ください。

映画「キャタピラー」公式サイト 

 「軍神」と妻の生々しい日常 若松孝二「キャタピラー」
2010年8月22日 朝日新聞 

 主演の寺島しのぶがベルリン映画祭で最優秀女優賞を獲得した「キャタピラー」が全国で公開されている。四肢を失った帰還兵とその妻の日常を生々しく描き、戦争の悲劇を根本から問いかける作品だ。若松孝二監督は「人は生きている。そして、戦争は単なる人殺しであることを表現したかった」と話す。
    ◇
 黒川久蔵(大西信満)は勲章をもらって中国の戦地から帰国したが、両手足を失い、口も満足にきけない。妻シゲ子(寺島)は夫を懸命に介護し、その旺盛な食欲と性欲にできる限り応える。しかし、周囲から夫が「生きている軍神」とたたえられることに疑問を持ち始める。戦争が終わると、夫婦の関係も終わりを迎える――。
 作品の構想は2008年公開の前作「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」の撮影中に浮かんだという。
 「国立大学の学生らが、貧乏でもないのになぜ、国家に抵抗したのかを考えた時、やはり彼らの親の世代の戦争をきちんと描かないといけないと思った」と話す。
 戦争の悲惨さは、芋虫にたとえられる久蔵の肉体や、久蔵が大陸で繰り返した中国人女性への暴行の記憶をたどる映像だけで伝えるわけではない。負傷兵を「軍神」としてあがめる当時の日本の農村社会の現実と、その現実と家庭の中で向き合う妻の心の葛藤(かっとう)を通して、人間のどうにもならない本性を描き、戦争の悲劇を浮かび上がらせた。
 出演した俳優の中で、寺島の存在感は際だつ。特に、久蔵に対して反撃に転じる場面の表情やセリフは圧巻だ。
 「シゲ子役を寺島さんにしたのは大成功だった。あれほど、つくらずに人間の本質を演じられる人はいない。テストなしで本番を撮った。この芝居は繰り返すほどダメになると思った」
 「スクリーンの向こう側で行われている戦争で多くの人が死んでいることを想像してほしい」と監督。「僕は戦争反対と言ってデモもできないし、権力に銃を突きつけるわけにもいかない。映画という武器を使って訴えていくしかない」と話す。
 「次回作は1960年代を総括する作品を撮りたい」と意気込んだ。(松田史朗)


重い映画を観たあとでも、お腹は空くもので、
名古屋駅前のミッドランドスクエア4Fでお昼ご飯。

友人たちは、何とかご膳、
 
わたしは軽く蕎麦膳。

お値段の割には量がすくなかったのと、もっと話したかったので、
ピエールマルコリーニで、パフェを食べました。
   

戦争は戦場で人を殺すだけでなく、戦争にかかわる人のこころも、生活も壊していく、
戦争はしてはいけない、すべての戦争をなくしたい、という思いを深くしました。


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昨日の朝日新聞夕刊には、「自衛隊イラク派兵差止訴訟」の記事がのっていました。

名古屋地裁提訴の原告の総数は3268名。
わたしもその原告の一人です。



原告に名を連ねただけで裁判にはちょくせつかかわりませんでしたが、
08年の画期的な高裁判決の元になった運動を記録した、
『自衛隊イラク派兵差止訴訟 全記録―私は強いられたくない。加害者としての立場を 』
の本が、手紙とともに届きました。

     
 『自衛隊イラク派兵差止訴訟 全記録
―私は強いられたくない。加害者としての立場を 』
(自衛隊イラク派兵差止訴訟の会 編集/風媒社/2010.07)


 自衛隊イラク派兵差止訴訟の会

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■新刊 「自衛隊イラク派兵差止訴訟全記録」発刊のお知らせ
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みなさま いかがおすごしでしょうか。
違憲判決から2年がたちましたが、ようやく訴訟の会の運動の記録を出すことが出来ました。

03年イラクへ自衛隊が派兵される事態になって、もう黙ってはいられないと裁判を起こすことになったことから、
08年の違憲判決を勝ちとり、その後の判決を活かす運動の過程や
けっして平坦ではなかった5年間を全国の原告と
12のイラク訴訟が力を合わせ、励まし合いながら、闘った全てをスタッフが手分けをして書きまとめました。
つたない文章ですがイラク訴訟がどのように考え、動き、問題に立ち向かって闘ったのかを記録しました。

Ⅰ.なぜ私たちは裁判を起こしたか ~~時代的背景と私たちの想い
Ⅱ.呼びかけから提訴へ(二〇〇三年一二月~二〇〇四年二月)
Ⅲ.波乱万丈の第一審(二〇〇四年二月~二〇〇六年四月)
Ⅳ.控訴審へ 充実した審理行われる (二〇〇六年四月~二〇〇八年四月)
Ⅴ.そして迎えた二〇〇八年四月一七日 ~~画期的な違憲判決を勝ち取る!
Ⅵ.違憲判決の内容とその意義
Ⅶ.違憲判決後の活動
Ⅷ.違憲判決をどう活かすか、活かせるか
Ⅸ. イラク戦争は終わっていない~新たな海外派兵を許さないために 

資料編 
Ⅰ.変わる日米同盟
Ⅱ.「名古屋高裁判決文」全文(二〇〇八年四月一七日)
Ⅲ.「イラク戦争と国内外の動き」年表
Ⅳ.「イラク戦争参加の多国籍軍状況」
Ⅴ.「自衛隊イラク派兵差止訴訟」全国の状況一覧
Ⅵ.名古屋の訴訟に関する資料

A5版 236頁 定価1890円 風媒社刊
名古屋市中区上前津2-9-14
Tel: 052-331-0008 E-mail info@fubaisha.com
FAX 0120-51-2581 (フリーダイアル)  



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8月24日(火)のつぶやき

2010-08-25 02:25:34 | 花/美しいもの
14:33 from Tweet Button
奄美・徳之島にも、沖縄・辺野古にも、米軍基地をつくらせない署名への呼びかけ/花オクラ http://t.co/moTXXpO
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