熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

林住期

2010-05-16 20:21:05 | Weblog
五木寛之さんの「林住期(りんじゅうき)」を読みました。

古代インドでは、人生を4つの時期に分けて考えていたと言われています。

「学生期(がくしょうき)」、「家住期(かじゅうき)」、「林住期(りんじゅうき)」、「遊行期(ゆぎょうき)」の4つです。

ここで、「林住期(りんじゅうき)」とは、社会人としての務めを終えた後、全ての人が迎える、もっとも輝かしい「第三の人生」のことだそうです。

一期が25年ですから、「林住期(りんじゅうき)」は、50歳~75歳ということになります。

この分類によると、私は、「林住期(りんじゅうき)」のど真ん中にいます。

著者は、「林住期(りんじゅうき)」を生活のためでなく生きることをすすめています。

「林住期(りんじゅうき)」に生きる人間は、まず独りになることが必要であるとも述べています。
つまり、人脈、地脈を徐々に簡素化していくことが大事であるということらしい。
人生に必要なものは、じつは驚くほど少なく、
一人の友と、一冊の本と、一つの思い出があれば、それでいい、とも記しています。

金を稼ぐために生きるのではなく、生きるために生きる(哲学的な表現ですが)ことが重要だということです。

もちろん、このような生き方をするには、金銭的な準備も必要です。
蓄えがなければ、お金を稼がずに好きなことをして生きていくのは難しいですからね。

著者の考え方は、私の考え方と共通するものがあります。
私も、企業を定年退職した後は、好きなことをして生きていきたいと考えて、現役の頃から金銭的、専門能力獲得等(大学院での勉強、弁理士資格取得)の準備をしていました。

その準備のお陰で、お金のために働く必要はなく、毎日好きなことをして暮らしています。
企業コンサルティング、特許教育等を仕事にしていますが、定期的な収入があるわけではありません。
好きな仕事を選んでしているのですから当然です。

「林住期(りんじゅうき)」を充実して生きることを目標に、40代から準備しておくことが重要ですね。



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