熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

マイケル・サンデル

2012-10-02 22:46:16 | Weblog
ハーバード大学教授のマイケル・サンデル氏が書いた「これからの正義の話を」しよう。いまを生き延びるための哲学」を読みました。

マイケル・サンデル教授は、類まれなる講義の名手で、ハーバード大学の学部科目「JUSTICE(正義)」で有名ですね。

NHK教育テレビの「ハーバード大学白熱教室」を見て感銘を受け、この本を読んでみました。

この本は、①正しいことをする、②最大幸福原理(功利主義)、③私は私のものか(自由至上主義)、④雇われ助っ人(市場と道徳)、⑤重要なのは動機(イマヌエル・カント)、⑥平和の擁護(ジョン・ロールズ)、⑦アファーマティブ・アクションを巡る論争、⑧誰が何に値するか(アリストテレス)、⑨たがいに負うものは何か(忠誠のジレンマ)について事例を交えながら分かりやすく書かれています。

哲学は難しいと敬遠しがちですが、この本は事例が多く、異なる意見も紹介しているので、一方的に知識を埋め込まれるとうことがありません。

時間をかけて「正義とは何か」を考えてみるのもいいのではないでしょうか。







ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。

日記@BlogRanking
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする